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超時空宇宙戦艦攻防戦  作者: 宙美姫
6/8

第6話/最終決戦! リベリオンを改造せよ!

作戦室のドアが開く。

キリカ「まって。もう1機あるわ。」

驚く一同。

キリカの全身は敵獣体装甲の上にリベリオンの戦闘装甲を重ねて覆われている。

その顔は獣戦艦と融合した皮膚を防護し、見えないようにするマスクをつけている。


アトラン「キリカ! 大丈夫か?」

複雑な表情のマキナ。

キリカ「いえ、もう一匹って感じかしら。私が操る獣戦艦バリリアントが。」



ブルー回想シーン

突如として空を覆いつくすバーサーカースフィア。

降り注ぐ超獣ミサイル。

被害を受ける異種文明の惑星群。

ブルーが住む都市惑星も敵バーサーカーの攻撃を受ける。

逃げ惑うブルーと同じ異種文明の人々。

避難シャトルに乗るブルーの家族。

だが、その避難シャトルも敵バーサーカー群の攻撃を受ける。

ブルー「早く、シャトルに!」

差し出したブルーの手をつかもうとする兄。

だが敵バーサーカーの生物兵器の触手が非常にも兄の体を捕捉する!

ブルー「兄さん!」

自動で閉まる搭乗ロック。

間一髪、ブルーだけが避難シャトルに乗る事ができる。

家族との別れ。

射出される避難シャトル。

宇宙に一人取り残されるブルー。

システムが星図座標を指示する。

目的地に逃げるため、コールドスリープが開始される。



作戦室

ナンバーワン「我々の戦力をまとめます。

旗艦リベリオン。外壁群がやられた場合、プロテクトコアで敵中枢まで攻撃します。

それにキリカさんの改造獣戦艦バリリアント。

味方側の通常戦力としてPBS、齋藤率いる陸戦特攻部隊の戦闘装甲です。

ただしそれだけでは不安なので、獣戦艦バリリアントに装備されていたオワザビオンと

ゼルバイトの残機を改造してこちらの兵器にします。

改造オワザビオンは空も飛べます。

改造ゼルバイトはアトランのPBSの敵バージョンです。

いずれも我々の命令通りに動く、言わばサイボーグ兵器です。」

齋藤「ええ? 敵の兵器と協力かよ。気分悪。」

ナンバーワン「それしか勝つ方法がありません。」

キリカ「まあ、式神みたいなもんだな。」

齋藤「なんすか、それ?」

キリカ「まあ、気にするな。」

ナンバーワン「これより、敵殲滅防御体制に移行します。いいですね? マキナ司令。」

マキナ「ええ。わかったわ。」

気落ちしているマキナ。

それを気に掛けるアトラン。



艦内の一角

艦内に防御体制進行中のアナウンスが入る。

マキナに声をかけるアトラン。

アトラン「マキナ先輩、大丈夫ですか?」

マキナ「(健気に)あなたこそ、大丈夫なの?」

アトラン「あれが、あのプロテクターの塊が、キリカなのはわかります。ですが、怖くて。」

マキナ「あ、あなたがそんな弱気でどうするの? 彼女はきっと不安なはずよ。

だから、あ、あなたが彼女を元気づけてあげて。私には、できないし。」

アトラン「……はい。がんばってみます。」

立ち去るアトラン。

一人残るマキナ。

マキナ「バカな私。いったい何をしてたんだか!」

マキナ、気を取り直して司令室に戻る。



リベリオンのコアブロックであるプロテクトコアの階層艦橋。

ブルーが一人、やってくる。

セキュリティ「ここは厳重警戒区域です。IDをお願いします。」

静かに手をかかげるブルー。

セキュリティ「00:00。ブルーと確認。」

プロテクトコアの重層なドアロックが開く。

空調が行き届き、周りのメカが起動する。

ブルー、中央に行き、あたりを見回す。

ブルー「ただいま。今こそ、みんなの仇をうつからね。」



とある一室。

全身を多重装甲に身を覆われたキリカとその横にアトラン。

キリカ「おちついた?」

アトラン「そりゃ、こっちのセリフだろ。」

キリカ「まさかね。そんな事で取り乱してる場合じゃないのにね。」

アトラン「相変わらず、キリカは強いな。」

キリカ「何言ってんのよ。私の方が先輩でしょう。」

アトラン「そうだね、キリカ先輩。」

キリカ「うん。」

アトラン「うん。」

多重装甲の手を取るアトラン。

アトラン「生きてて良かった。」

キリカ「私も。もう会えないかと思った。」

抱き合う2人。

キリカ「勝ち抜きましょう。そして未来を手に入れましょう。」

アトラン「うん。相変わらず強いね、キリカ。」

キリカ「だろ? 私はお前の先輩だぞ。」



司令室に戻るマキナ。

ナンバーワンがしきりに作業を確認している。

マキナ「進行状況は、どう?」

ナンバーワン「! 進行完成度80%ぐらいです。司令、大丈夫ですか?」

マキナ「私はもう、大丈夫。勝ち抜くわよ、この戦いを!」

ナンバーワン「はい! 司令!」


その時、リベリオン全艦にアラートが響き渡る。

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