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超時空宇宙戦艦攻防戦  作者: 宙美姫
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第1話/超獣ミサイル

第1話/超獣ミサイル


地球大気圏外。

はるか暗黒の宇宙から流星のように複数の超獣ミサイルが地球軌道上に突入する。


それを察知し、アラートが響くリベリオン司令室。

ナンバーワン「超獣ミサイル複数出現しました。」

マキナ「来たわね。迎撃用意。」

その横で神妙に状況を見るブルー。

ブルーの額には、他の人たちと違い紋章が刻まれている。


オゾン層が破壊され宇宙線が降り注ぐ大地。

上空には不気味な発色を繰り返すオーロラが降り注いでいる。

荒廃した大地には朽ち果てた建物群がまるで前衛芸術のように溶けて混じり合っている。

地球軌道上を周回して弧を描き、特定のポイントへと降り注いでくる。

超獣ミサイルである。


地面に巨大クレーターを作った隕石の中から、生物兵器ゼルバイトが出現する。

ボコボコに歪んだ地平線の彼方から主人公側迎撃部隊のPBSパーソナル・バトル・システムの一団が現れる。

蜘蛛の子のようなゼルバイト群を蹴散らし、相互協力するPBS軍団。

このPBS軍団のアトランとキリカの2人が、エースとして息のあったコンビで次々と駆逐していく。

だが、敵は強力だ。何とか防戦して攻撃するも苦戦する。

次々と味方のPBS軍団がやられていく。

アトラン「だめだ! このままでは味方を失うだけだ。撤退しよう。これでは全滅してしまう。」

アトラン、自身のPBSを180度回転して後退することにする。

キリカ「何を言っているの! ここでひるんだらダメよ! 戦って、戦って、戦い抜く事が重要よ!」

アトラン「だがしかし、全滅してしまったら、意味はない!」

アトランのPBSがゼルバイトに掴まれて動けなくなる。

キリカのPBSが割ってはいる。

アトランのPBSは脱出する事ができた。

だがそこに、中規模クラスの生物兵器キャプタリオンが出現する。

アトランのPBSはキャプタリオンの一撃により吹き飛ばされ、結構な距離ができてしまう。

しかし同時にキリカのPBSは駆動系がダメージを受けて動けなくなる。

キリカ「くっ! 動けないわ!」

アトラン「キリカ! 早くその場を避難しろ!」

だが、あたりはゼルバイトに囲まれてしまう。

アトラン「今行く!」

キリカ「アトラン! 私が砲座になるわ。あなたは基地に戻って! 戻って態勢を立て直せ! 反抗作戦を!」

キリカのPBSが砲座になりそこに残りに攻撃を続行する。

キリカの首から吊るされているペンダント。中には海で撮った2人の写真が見える。

アトラン「キリカ! 何言ってるんだ! お前を置いて帰れるか!」

キリカの強攻PBS、キャプタリオンとゼルバイトに囲まれる。

キリカ「アトラン、あなたは早く逃げて!」

アトラン「キリカ!」

差し迫るゼルバイトが眼前に迫る。

弾を打ち尽くすキリカのPBS。

最後の一撃、キリカはPBSのハンマーでゼルバイトを倒す。

覚悟したキリカ、ペンダントを握りしめる。

アトラン「ごめんね。また一緒に海を見に行く約束、できなかったね。」

キリカの最後、自爆装置のカウントダウンが迫る。

キリカの断末魔とアトランの叫びとともにあたりに閃光と爆風が響く。

巨大なクレーターには何も残っていない。

呆然と立ち尽くすアトランのPBS。

複雑なアトランの表情。


荒廃した大地

アトランのPBS、ボロボロになりながら、ゲートポイントに戻る。

アトラン「(か弱い力で)こちらアトラン。基地に帰還する。ゲートオープン求む。」

8箇所にあるゲート、それは電磁バリアの8か所ある発射スポットである。

引き絵の画面。

あちこちに朽ち果てた建造物が残る荒廃した大地の広い特定エリアの一角。

綺麗に輝くバリア=電磁バリアが一瞬解除され、ゲートポイントが地下から出現する。

その前で待機していたアトランのPBSが地下に潜っていく。


リベリオン司令室のモニターを見つめるマキナ、ブルー。

マキナ「この地下基地のリベリオンは電磁バリアで守られている。

    やつらはそれを超えて入ってこれない。

    これも、ブルー。あなたが与えてくれた情報のおかげね。」

マキナの語りかけに、神妙な表情のブルー。

ブルーの額に刻まれた紋章が、ひときわ目立つ。

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