ランキングに乗るために! 魔女の暗躍編番外
登場人物
ルイス 主人公。王子様を目指して修業中。無類のドラゴン好き。
ペルタ 勇者。ルイスの護衛。ルイスに協力してもらい、結婚相手の王子様を探している。どこか魔女っぽい。
ルイス「快挙だよ! 僕の友達にプリムローズって令嬢がいるんだけど、彼女が主人公の異世界恋愛短編がジャンル別ランキング1位になったんだよ!」
ペルタ「婚約破棄もざまぁもなしでですって!? バカな! 私の今までの暗躍は一体……全て間違っていたというの?」
ルイス「悪役令嬢物の派生作だから、流行に乗った作品ではあるよ」
ペルタ「流行に乗るべきという読みは間違ってなかったのね。よかった。それにしても、悪役令嬢ってまだまだ人気なのね」
ルイス「そうだね……やっぱり、ペルたんが主人公の外伝を作った方がランキングにイケるんじゃないかな?」
ペルタ「ルイス君?」
ルイス「知ってる? プリムローズの物語を読んだ人の何人かは、作者名からマイページに来て他の作品も読んでくれるんだよ」
ペルタ「へぇ、ありがたいわね」
ルイス「ランキングに乗ると、来てくれる人の数も多いはずなんだ。だけど、僕の物語の人気には一切動きがないから」
ペルタ汗ダラダラ「それはっ……」
ルイス「自信失くしちゃったよ」
ペルタ「ほ、ほら! プリムローズは令嬢だけどルイス君は王子様だし! 全然逆だし! 読者さんの求めてるものと違っただけよ!」
ルイス「そう言われると、全然違うけど」
ペルタ「異世界恋愛、いいえ、小説家になろうでも異色中の異色作よルイス君の物語は! なかなか、わかってくれる読者さんはいないはずよ!」
ルイス「いなさすぎるよ〜そんなに変かな? 王子様を目指すって」
ペルタ「変っていうか、信じられないというか」
ルイス「200話近く頑張ってるから、そろそろ信じて応援してほしいな」
ペルタ「信じて応援したいけど、ちょっと更新停滞してるのも問題かもね」
ルイス「夏バテしてる場合じゃないよね」
ペルタ「完結よ! それか、安定更新! これで読んでくれる人は増えるはずよ!」
ルイス「僕達は、ランキングに入るために足りないものだらけだね」
ペルタ「なんて不遇なんでしょ、ルイス君! ぐすぐすっ……タグに不遇と追加しましょうか?」
ルイス「タグ詐欺はいけないよ。他にもタイトル詐欺とかジャンル詐欺とか気をつけないとね」
ペルタ「ルイス君の物語って、タグが難しいのよね。冒険とか魔法とかありきたりになってしまってるわ」
ルイス「異世界恋愛で流行りのタグをつけたいよね」
ペルタ「私が王子様達に溺愛されていれば! 溺愛されていれば!!」
ルイス「溺愛タグ以外思い浮かばないのかなぁ」
ペルタテーブルドン!「まずは溺愛を目指しましょう! 王子様のところへ行ってくるわ!」扉バタン!
ルイス「また、新たな暗躍開始かな。頑張ってね……僕も頑張ろう!」
本編も読んでいただけると凄く嬉しいです!




