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プロローグ1
数分間抱きしめあってから。独露は体を乾かして服を着た。
そして二人は並んで、通路を歩き始めた。
「モーちょっと君の体を見たかったのにナー」
「なんにも面白みねぇーだろ」
「久しぶりだったからね、ちょっと眺めたかっただけサ」
少し膨れ顔をしながら。言った
「お前は、いつ起きたんだ?」
「クロ君の少し前だヨー。一時間くらいかな」
「その間ずっと眺めていたのか?」そうだったらちょっと、いやかなり恥ずかしい。
「それはないよ」きっぱり言いやがった。
「一時間前に起きるようにセットしたのは、この基地を稼働させるためー。」
通路を歩いて到着した先は、この基地の中心。
大きな大きな精密機械。【THE・コンピューター】