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美少女(元男)が時間を制御出来たので、最強になりました  作者: たまこねこ
一章 美少女(元男)の異世界&女性としての生活スタート
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2話 異世界に転生してみた

前話のあらすじ:女神さまとじゃれ合いました、とても幸せな時間でした。

 女神様のおっぱいと戯れていたら、突然圧倒的なプレッシャーを感じた。


「…貴女、今すぐ異世界転生サクセスライフを終わりにしたいのですか…??」


 …スキルの時間制限を忘れる程に素晴らしい感触に、吸い込まれるかのように夢中になっていた。


 と、それよりも俺はじゃれ合う相手を間違っていた事に今さら気づき、平謝りする。


「申し訳ございません、女神様!! 貴女様の素敵なスタイルについ、自我を失ってしまいまして…、誠に申し訳ございませんでした」


「ま、まぁ私にも落ち度…ごにょごにょがありますし、先ほどの不埒な行為は、今回に限って水に流してあげましょう」


「ははぁー!! ありがたき幸せ!!」


 駄女神様が何か言っていたのは、しっかり聞いていたが、華麗にスルーしてジャンピング土下座しながら女神様に感謝する。


 時間を止められた事に舞い上がりすぎていた。


 時間を止めたはいいものの、男としてのイタズラを行った相手が女神様であった事を俺はすっかり失念していた。


 大変な過ちである。


「というか、後がつかえてますから、早く転生して頂けませんでしょうか?もう送っちゃいますね」


「あ、ちょっとごうい…」


 直後、私の目の前は真っ暗になり、次の瞬間には草原にいた。


「おぉぉ! これが異世界転生! ネット小説とかで見た事はあるけど、実際に自分が転生する事になるとはねー」


 ウィンドウを開いて、状況を確認してみる。


 マスター名:ミリア・マンシュタイン

 年齢:18歳

 性別:女性

 職業:魔導士

 HP:100

 MP:500

 スキル:【時間制御】(時間停止レベル1)・【異世界言語聞き取り発音】・【異世界言語読解記述】

 装備:布の服

    女神【サリア】の指輪


「えぇ……ミリアって私のこと? どこからこの名前出てきたの、女神様……」


 いつの間にか勝手に名前も付けられていたらしい。


 異世界で元の名前だと紛らわしいだろうから、助かると言えば助かるのだけど。


「歳も少し若返ってるかな。スキルはもちろん時間制御だ。それと、装備している女神の指輪って何だろう?」


 自分の手を見てみると、右手の人差し指に、特に装飾は無いが美しい金色の指輪がはめられていた。


「これが女神の指輪かな? 効果とかあるんだろうか?」


 装備メニューから女神の指輪を選択してみた。


「えーと、[転生を司る女神【サリア】の加護が得られる。少しずつMPが自然回復する]かぁ。あの駄女神さま、結構良いものプレゼントしてくれたみたいだね」


 まぁ、布の服は何の効果もない普通の物だろう。


「とりあえずは、近くに街が無いか探してみようかな?」


 転生した場所はある程度整備された街道沿いのように見えるので、とりあえずその街道に沿って歩いていく。


「しっかし、本当に女になっちゃったんだな……」


 歩きがてら自分の体を触ってみると、細い手足に小さい顔、肩まで伸びたさらさらとしたストレートヘアに、柔らかいおっぱい。


「この世界はノーブラなのか?」


 そびえ立つ二つの山を守るのは、布の服だけのようだった。


「歩くたびに揺れて、落ち着かないんだよね…。女の人って結構苦労してるんだな」


 ところで、トイレってどうすれば良いのだろう? とか色々悩んでいると、突然街道の横にある茂みから、何かが飛び出してきた。


「うわっ!? 驚いたなもう。これは…ゴブリンか!?」


 人のような姿をしているが、とても醜い姿形をしており、手にした武器は質素なものだ。


「どうしよう!? 時間は止められるけど、何も武器が無いんだよね!?」


 考えている間にゴブリンが突進してくる。


「うわぁー!! と、とりあえず時間停止レベル1発動!」


 強く念じると、スキルが発動した。


 私以外の全ての時間が止まる。


「ゴブリンも止まってるな。というか、駄女神様が止まってたくらいだし、当然か」


 念じるだけで使う方法を試すのは初めてだったが、上手くいって良かった。


 私はゴブリンに近付いてゆき、ゴブリンが手にしているショートソードを奪い、ゴブリンの首にめがけて振りかぶり、その首を刎ねる。


「うわー、スッパリさよならしちゃったね。ちょっと視覚的にエグい」


 現代社会で生きてきた私にゴブリンの斬首&血しぶきシーンはエグかった。まぁでも生死をかけて争った結果なのだから仕方ないだろう。

 

(実際には時間を止めて、一方的に攻撃してるけど)


「とりあえず出来は悪そうだけど、この剣は貰っておこう。」


 ゴブリンからの戦利品である、ショートソードを手に入れた私は、先ほどみたショッキングな光景を忘れる為にも、街道を歩いてゆくのだった。

【(転生を司る)女神さまがぼやくコーナー】


あの人いきなり胸を触るだなんて、非常識すぎると思うんです。


胸を触られるなんて初めて・・・だったのかも。


何万年も生きているので、もう忘れてしまいました。



ごめんなさい、ネタです。

ちなみに本編の女神様のキャラクター設定とは関係ありません。


※2021/3/8追記 女神さまの名前を変更しました。


※2021/3/13追記 HPとMPの表記を追記しました。


引き続きこの小説をお楽しみいただければ幸いです。


ぺこり。

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