まだ話は終わっ
見渡す限り真っ白な空間に立っていた。
「ここは、どこだ?」
日付を越える迄残業し、
へとへとになってばたんきゅーしたと思ったらここにいた。
「ようこそっ!神々の空間へ」
唐突に聞こえてきた声は少年のようなあどけなさを感じさせた。
「あれ?おーい。まだ寝てるのー?」
「いや、起きてる。理解が追い付かなかっただけだ。」
「おっ、起きてたねー。いきなりで悪いけど、君のところの神様にお願いして、僕のいる世界に来てもらうことになったんだー。理由はね、僕のいる世界がかなりねー何て言うか混沌としてるっていうか。そう!危ないんだよ。だから助けて欲しいんだっ!」
かなり、ざっくりとした危機感だけで元の世界の神に売られていた。
「おい、なんだそのいい加減な話は!ふわっとし過ぎだろ!
そもそも世界規模で混沌としてて危ないところで何とか出来るような力なんてない!今すぐ元の世界に返せ!そして俺を売った神の名前を教えろっ!祭ってる神社をぶち壊してやるっ!」
「大丈夫だよ!何とか出来るように加護をあげるよ!
君を送ってくれた神様からも加護を貰えるから!
あと、この世界【ファムファターム】の創造神の加護もパクって来たからそれもあげるよ!存分に異世界ライフってやつを楽しんで来てよ!」
その言葉を最後に意識が朦朧としてくる。
「このっ!まだ話は、、、おわ、」
「そうそう!自己紹介がまだだったね!僕の名前はミゲーラ!じゃあね!」