第三章までの登場人物紹介
※注意
今回は物語ではなく、第三章までの登場人物紹介です。
あれっ、こいつ誰だっけ? なんて時に活用してください。
ネタバレを含みますので要注意。
読み飛ばしても問題ありません。
◇ケルヴィン一行
【ケルヴィン】
本作の主人公。日本出身の転生者。身長170cm、中肉中背、黒髪で黒の瞳。種族は人間。普段は優しげな青年といった印象だが、戦闘中に強敵を見つけると口元が特徴的な笑い方をする。黒ローブ、黒革ブーツ、黒い杖と装備が黒尽くし。記憶喪失であるが、日本の知識はある模様。無類の戦闘好きであるが、最近は武器防具の鍛冶作業と自作ゴーレム弄りも趣味としてやっている。米と風呂のある生活を手に入れご満悦の様子。最近妹ができました。
【メル(メルフィーナ)】
本作のヒロインのひとり。転生を司る神。身長162cm、胸はC、腰よりも長く伸ばしたロングヘア、蒼白の髪で青の瞳。魔力で天使の輪と翼を形成することができる。種族は天使。聖女のような微笑を浮かべ神聖なオーラを漂わせる彼女であるが、最近はすっかり大食いキャラに。本職の神の仕事に長期休暇届けを出し、ケルヴィンと共に異世界をエンジョイ中。趣味はケルヴィンを賭けた勝負事全般と食べ歩き。
【クロト】
ケルヴィンが初めて使役したモンスター。全長数cm~?m、黒みがかった透明色の肌。種族はスライム・グラトニア。ある意味でケルヴィン配下で最も活躍するモンスター。分裂し、極小型の分身体として仲間全員に追従する。ある時は保管役として、またある時は材料の提供者として、更にはエフィルとリオンの意思疎通中継役としてその使命を全うする。コアを持つ体が本体だが、個体別に戦闘力を振り分けることも可能。ケルヴィン邸の噴水で浮かんでいるのが好き。
【ジェラール】
ケルヴィンが使役する漆黒の騎士。身長202cm、大柄な全身鎧。種族は冥府騎士長。威圧感のあるその外見とは裏腹に、かなり茶目っ気のある好々爺。実体化もできるのだが、騎士としてのプライド(?)が鎧を脱ぐことを許さないらしい。大食漢かつ酒豪。無類の子供好きで、リュカとリオンを孫のように可愛がっている。趣味は愛剣の手入れと鍛錬。普段はケルヴィン邸の警備に当たっている。
【エフィル】
本作のヒロインのひとり。ケルヴィンの奴隷。身長154cm、胸はD、腰までかかる髪を後ろで束ねている。金髪で緑の瞳。種族はハーフエルフ。ケルヴィン邸のメイド長を務める。トラージの国王・ツバキから熱烈な勧誘を受ける程の料理上手。誰にでも優しく、とても生真面目な性格。現在のヒロイン筆頭、ベッドの右側は彼女の特等席である。嬉しくなるとエルフ耳が動く。最近までは屋敷全般のメイド業務を手掛けていたが、エリィとリュカに任せることも多くなった。ケルヴィンの世話をするのが何よりも好き。
【セラ】
本作のヒロインのひとり。ケルヴィンが使役する美女悪魔。身長168cm、胸はE、サイドポニーで髪を束ねている。赤髪で赤の瞳。種族は上級悪魔。出会った頃は少々人見知りであったが、現在はすっかり天真爛漫な性格に。幼い頃から父である親馬鹿魔王グスタフと悪魔四天王から英才教育を受けていた。その為、世間知らずの割りに様々な知識があり、礼儀も知っている。アルコールに弱く、酒癖がかなり悪い。これまでケルヴィンにダメージを負わせたのはセラだけである。趣味は釣り。エフィルが魚料理を作る際、よく依頼される。
【リオン】
本作のヒロインのひとり。日本出身の転生者。身長146cm、胸はA、ショートカット、黒髪で黒の瞳。メルフィーナの加護を得たケルヴィンの転生召喚により、この世界に勇者として転生する。ケルヴィンの妹として屋敷に在住。体を思いっきり動かしたり、動物と触れ合うことが好き。基本的に常識人ではあるが、生前に読んだ書物(漫画やライトノベル)の偏った情報を信じている。趣味はアレックスとの散歩。
【アレックス】
ケルヴィンが使役する黒き狼。体高82cm、黒い毛並み。種族は影の狼。巨大な狼と言うこともあり、街を歩くと身構えてしまう者が多数。だがその見た目に反し大人しく、リオンが毎日ブラッシングしている為、非常に毛並みが良い。一度触れば癖になる気持ち良さ。リオンの部屋に置かれた大きめのクッションを寝床にしている。リビングの暖炉がお気に入り。
◇ケルヴィン邸
【リュカ】
黒風のアジトからケルヴィンによって救出された少女。栗毛色の髪で茶色の瞳。ケルヴィンが購入した屋敷の使用人募集に母のエリィと共に応募し、見習いメイドとなる。エフィルの部下として慌しくも楽しい毎日を送っている。パワーレベリングによりレベルは40を超える。
【エリィ】
黒風のアジトからケルヴィンによって救出された女性。栗毛色の髪で茶色の瞳。ケルヴィンが購入した屋敷の使用人募集に娘のリュカと共に応募し、メイドとなる。メイドになってからはセミロングの髪を後ろで纏めている。満遍なく仕事はできる模様。リュカと同じく、パワーレベリングによりレベルは40を超える。
【ゴーレム】
ケルヴィンの緑魔法によって生み出されたゴーレム。ジェラールの鎧をモチーフにした漆黒の全身鎧のような外見。12体おり、ケルヴィン邸の警備を任せられている。スキルは持たないが実力はA級モンスターと同等。
【新型ゴーレム】
ケルヴィンとセラが共同開発したゴーレム。通常のゴーレムよりも鎧の装飾が細かい。4体おり、平時は屋敷の重要区画に設置されている。魂を挿入することでスキルの所持に成功した。風牢石などのギミックを持つ。
◇静謐街パーズ
【アンジェ】
パーズ冒険者ギルドの受付嬢。本作のサブヒロイン? 茶髪で青の瞳。おさげ。スリムな体型。いつも明るいことから冒険者に慕われている。隠れファンも実は多い。エフィルと仲が良く、買い物にもよく行く。ケルヴィンを想っている節があるが、詳細は不明。最近空気になっているのが悩み。
【リオ】
パーズ冒険者ギルドのギルド長。紳士的な風貌とは裏腹に、なかなかに狸な性格。ケルヴィンを転生者と知る数少ない人物のひとり。トラージ冒険者ギルドのミストとは昔冒険者仲間であった。その頃の二つ名は『解析者』。
【クレア】
精霊歌亭の女将でウルドの妻。エフィルの料理の師。サバサバした姉御肌な性格。
【ウルド】
パーズのC級冒険者。クレアの夫。エフィルのC級昇格試験の試験官を務め、一撃で沈められた。何気に不運。パーズではトップクラスの冒険者で、現在B級昇格試験に向け励んでいる。
【カシェル】
パーズのD級冒険者。実力はあるが、新人潰しを目的に昇格しようとしなかった。人間を殺すことで手に入る経験値に目が眩み、殺人鬼となる。元はトライセンの名門、ファーゼ家の出。
【ギムル】
カシェルのパーティメンバー。当時の黒風の団員。クリストフにより壊滅させられた際に逃亡し、カシェルと出会う。信頼関係はなかった。
【ラジ】
カシェルのパーティメンバー。西大陸出身。元々は戦場を渡り歩く傭兵。その残虐性から指名手配され、この地に流れてきた。
◇水国トラージ
【ツバキ・フジワラ】
トラージの国王。年端もいかぬ少女であるが、既に王としての風格を形成しつつある。黒風討伐の功績からケルヴィン達を勧誘するが失敗。それでも隙あらば、と今でも考えていたり。
【ミスト】
トラージ冒険者ギルドのギルド長。物腰柔らかな妙齢の女性。リオとは昔冒険者仲間であった。
【ルド】
馬車の御者。パーズからトラージに向かう途中、黒風の襲撃に出くわす。御者としてその道の名手。
◇神皇国デラミス
【コレット】
デラミスの巫女。教皇に次ぐ権力者。メルフィーナの加護を受け、異世界人の召喚を行った。メルフィーナに対して重度の病気である。
【クリフ】
神聖騎士団団長。刀哉達の師。
【神埼刀哉】
日本から召喚された勇者。二刀流の使い手。主人公体質で、何かと幸運に恵まれる。聖剣ウィル、ケルヴィンから貰ったペンダントを所有。ケルヴィンから指導された後、西大陸へと向かった。
【志賀刹那】
日本から召喚された勇者。抜刀術の使い手。生真面目。黒髪ポニーテールで刀哉の幼馴染。日々刀哉が引き起こすトラブルの後処理に追われている。そのせいか眉間にしわを寄せる癖ができてしまった。ケルヴィンから貰ったペンダントを所有。刀哉と共に西大陸へと向かった。
【水丘奈々】
日本から召喚された勇者。調教師。ほんわかとしたムードメーカー。外見は幼いが胸は大きい。密かに刀哉に対して想いを寄せている。ムンちゃんという火竜を使役する。ケルヴィンから貰ったペンダントを所有。刀哉と共に西大陸へと向かった。
【黒宮雅】
日本から召喚された勇者。黒魔導士。日本とロシアのクォーターの不思議系帰国子女。銀髪。正座がトラウマ。ケルヴィンから貰ったペンダントを所有。刀哉と共に西大陸へと向かった。何気にプリスラから魔力宝石をパクったままである。
【ムン】
幼い火竜。奈々の配下。リュックの中がお気に入り。
◇獣国ガウン
【レオンハルト・ガウン】
ガウンの獣王。S級冒険者でもある。ケルヴィンのS級昇格試験の試験官を務め、その力を見極めようとした。国宝を使いエルフの姿で現れる。長老困惑。結果的にケルヴィン一行を気に入った様子。
【ネルラス】
エルフの里の長老。見た目は若いが相当の月日を生きている。エフィルの母、ルーミルの最後を伝え、その形見をエフィルに渡す。テンションがハイになると人が変わる。
【ルーミル】
エフィルの母。非常にエフィルとよく似ている。20年前の火竜王の襲撃の際に連れ去られ、死体として発見される。
◇軍国トライセン
【ゼル・トライセン】
トライセンの王。昔は堅実な性格であったらしいが、現在は人が変わったように好戦的。正体不明の威圧感を放つ。
【アズグラッド・トライセン】
トライセン第1王子にして竜騎兵団将軍。群を抜いた竜の騎乗能力を持つ。竜騎兵団本部にある渓谷の巣の最下層に闇竜王の息子を置く。
【シュトラ・トライセン】
トライセン唯一の姫にして暗部将軍。トライセン第3王子のタブラと同じ母親であり、シュトラが妹。国民や兵から本当に兄妹なのかと疑われている。
【タブラ】
トライセン第3王子。小太りの男。己の立場を強める為にパーズへとやってきた。ケルヴィンに潰されかける。
【ダン・ダルバ】
鉄鋼騎士団将軍。古くからトライセンに仕える老騎士でありながら、現在もその実力は衰えていない。トリスタンとクライヴを嫌っている。
【ジン・ダルバ】
鉄鋼騎士団副官。ダンの息子。現在のトライセンの方針に不満を覚える。
【トリスタン・ファーゼ】
混成魔獣団将軍。名門ファーゼ家の現当主。召喚士。仕草が一々芝居がかっている。クライヴを騙し、魔法騎士団を掌握。裏では何者かと繋がりがある模様。S級モンスターを所持。
【ウルフレッド】
混成魔獣団副官。リオンとアレックスに対し、巨人の王を解き放つがあえなく玉砕。捕縛され、ガウンに引き渡される。
【クライヴ・テラーゼ】
魔法騎士団将軍。転生者。自らの固有スキル『魅了眼』を使い、欲望の限りを尽くした。ケルヴィンとの戦いで両足を切落されるも、トリスタンの救助により帰還する。だが、彼を待っていたものは―――
【ルノア・ヴィクトリア】
魔法騎士団前将軍。2年前にその時の副官と共に軍を去る。現在は行方不明。
◇盗賊団黒風
【クリストフ】
A級冒険者。トライセンの英雄。当時の黒風を討伐し、トライセンに祭り上げられる。その後、新生黒風の頭として暗躍していた。
【プリスラ】
A級冒険者。トライセンの英雄。新生黒風の幹部。魔力宝石を扱った魔法を得意とする。黒風の紅一点?
【ホープ】
A級冒険者。トライセンの英雄。新生黒風の幹部。活動中、拷問を趣味としていたが、最後はジェラールに斬捨てられる。
【アド】
A級冒険者。トライセンの英雄。新生黒風の幹部。筋肉質な男。自らを高める為に強者を欲していた。
【カルナ】
洗脳された旧黒風の幹部。ケルヴィン一行が乗る馬車を襲い、部隊を壊滅させられる。
◇旧魔王軍
【グスタフ】
悪魔の魔王。部下からも恐れられる魔王であったが、娘のセラに対しての親馬鹿っぷりは凄まじいものだった。勇者に知られるのを恐れ、セラを封印する。
【ビクトール】
悪魔四天王の一人。上級悪魔。セラの世話役として仕えた。戦闘術も彼が教えたものである。勇者との戦いを逃れ、セラを探す旅に出る。ケルヴィンに敗れ、想いを託す。
◇リゼア帝国
【ジルドラ】
帝国の将? ジェラール曰く種族はエルフ。100年程前にジェラールの故郷であるアルカールに死の病を振り撒く。
こんなにキャラがいたのかと作者も驚き。
ちょいちょいと間話も書いていこうかと思います。