第5話 再開と告白
どうも
今日は出かけていたので更新が遅れました
出かけてる日はだいたいいつもこれぐらいの時間になると思います
ではまたいつか前書きか後書きでお逢いしましょう
午後の授業が終わって今は放課後。
やっと地獄のような授業が終わった…のだが…
「徹ー。一緒にかえろ~」
「神門~。かえろ~」
そうだ…まだこいつらがいた。俺の日常に天国も地獄も関係なかったんだった…というか俺の日常に平和と言うものは存在しないのだ。何故かって?そんなものは読者のみんなもわかるよな?
「はいはい…」
と言う感じで俺はミラとララに連れられて下駄箱に向かっていた。
そのときに俺はボーっとしていて誰かとぶつかってしまった。
「いてっ」
「いったーい…」
「すいません、大丈夫です…」
そのとき俺は言葉が途中でいつの間にか止まっていた。その人に見覚えがあったし、懐かしい感覚があったからだ。
「って、先輩じゃないすか」
「あれ?徹夜君?」
「なに?知り合いなの徹夜?」
千里の問いかけに俺は答えた。
「ああ、ちょっとな。悪いけど話しあるから先に帰っててくれ」
「うん、じゃあね。また明日」
「わかった、また後でね徹」
「遅くなっちゃダメだよ神門」
「わかってるよ」
と言ってミラたちを先に帰した。邪魔されたくなかったし。
「久しぶりだね徹夜君」
「お久しぶりです、先輩」
「あれ?二人のときはなんて呼んでっていったか忘れたの?」
「う…理紗…」
「そう。それでいいの」
くそ…なんか調子狂うな。でも、理紗といると落ち着くんだよな。これが理紗のいいところだ。いつも理紗のペースに持ってかれるけど一緒にいると心が落ち着く。だから俺は理紗は好きだ。色恋沙汰とかそういう意味じゃなくてだけど。ちなみに理紗はファンタジー世界にいたときの最初に出会った人だ。ちなみに理紗は元々こっちの世界出身なんだ。
「にしても本当に久しぶりだね。元気だった?」
「はい。元気です」
「です~?」
「う…元気だよ…」
「そうそう。それでいいの」
くそ…やっぱり調子狂うな~…一応先輩だし敬語のほうが話しやすいんだけどな…まあいいか。理沙がそうしてって言ってるんだし。
「敬語じゃなくてタメでいいって言ってるでしょ」
「わかった…」
そう。理紗は敬語は嫌いらしく気軽に話したいからと言うことでタメがいいらしい。
「ところで理紗はなんでここに?」
「生徒会の仕事が残っててさ…あとはこの資料を運ぶだけなんだよ」
「手伝うよ」
「ありがとう」
俺は理紗から資料を受け取る。
「あのさ…徹夜は好きな人っている?」
「え?いないけどいきなりどうしたの?」
「いや、ちょっと聞いてみただけ」
理紗は少し頬を赤らめた。なにかあったのかな…いきなり俺の好きな人いるかなんて聞いて…
~理紗の心の中~
はぁ…徹夜はいつになったら私の気持ちに気づいてくれるのかな…この資料を片付け終わるまでに気づいてくれなかったら告白してみようかな…
あの後も俺は理紗と話しながら資料の片づけをしていた。
「はぁ~。やっと終わった~…」
「お疲れさま。手伝ってくれてありがとうね」
「いや、いつものことだし」
「あのさ、ちょっと話したいことあるんだけどいい?」
「ん?別にいいけど」
なんだろう話って…今度一緒に出かけようとかかな…
「あのね…私、徹夜が好きなの!だから私と付き合って欲しいんだけど…」
「え?あ…あぁ…考えとくよ。今すぐは無理だから」
「わかった。返事待ってるから」
まさか俺が告白されるとは思いもしなかったな。しかもその相手が理紗だし…俺にも心の準備というものがあるから今すぐに返事を出すことはできなかった。至ってなんのとりえもない俺が告白なんて。少し考えないと。
「じゃ、じゃあ俺はこれで」
「うん。またね」
俺は理紗と別れて家に帰った。
家のインターホンを押したらミラがでてくれた。
「おかえり。徹さぁ…あの人に告白されたでしょ」
「えっ!?なんで?」
「顔に出てるもん」
ばれちゃったよ。ミラには一番ばれて欲しくなかったんだけどな…まぁ、ばれたんだから仕方ないか。
「一応言っとくけど浮気はダメだからね。したら殺すから。つまり、あの返事をokしたらダメだよ」
「えぇぇぇぇぇー!…わかったよ…」
なんでだろう。女性の怒ったところは恐ろしいものだな。俺は元勇者なのに敵う気がしないんだよね…魔王を倒した俺でもさ…というか俺には恋愛の自由はないんですか?ひどいはなしだよね。
そもそも俺に自由権があるのかすらも怪しいんだよね…ミラとかがきてからは俺に自由がない気がする。というかすっかり忘れてたな…ミラたちを向こうの世界に返す方法探し。探しとかないと。ミラやララはきっと帰りたいはずだし。
こうして俺の賑やかな日常はまた過ぎていくのだった。俺はいったいこの先どうなってしまうんだろうか…
第一章 変わった日常の始まり編 終了