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俺とあいつの変わった日常  作者: 龍聖
第三章 三年生編
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第22話 デート#2

皆さんお久しぶりです

今月は体育祭の期間で準備が忙しくてなかなか執筆できませんでした

今日からまた少しずつではありますが更新率を上げていこうと思います


あと、大まかに登場人物をまとめてみました

目次から見ればすぐにわかると思います


では、またお逢いしましょう


 俺は今日、街の噴水のある広場である人と待ち合わせをしていた。そのある人とは俺とミラの子の由紀である。

 なぜ出かけるかは前回の話を見てくれれば分かると思う。

 由紀は俺とデートをする気分でいるが俺からすれば自分の子どもと出かけるだけであってけしてデートではない。だが、由紀は俺と歳が同じだから他人からすればデートにしか見えないだろう。

 由紀との待ち合わせ時間は午後の12時。現在は11時55分。そろそろくるはずなんだが…


「徹!お待たせ」

「ん?あぁ、じゃあ行こうか」


 俺としては時間通りに由紀がくるとは思ってなかったけど別にいいや。

 ところで由紀は今俺のことを徹っていったか?別に気にしないからいいんだけど…って気にしないとダメじゃん!このまま気にしなかったら他人から本当にデートみたいになるじゃん!これは阻止しないと…


「なんで徹って呼ぶの?」

「そのほうがデートっぽいでしょ」


 やっぱりか…由紀は俺と本当にデートの気分でいるらしい。ミラならまだ分からなくはない。だが、自分の子どもとデートっていうのは気が進まない。

 そんなことはおいといて行き先を決めていないために俺と由紀は街の中を探索していた。

 由紀の気になる店があればそこを覗き、ほしいものがあったら買う。ということばかり繰り返していた。 そして俺と由紀は今、カフェで休憩中。歩き疲れたからな。


「ねぇ、徹」

「ん?なんだ?」

「あそこにいるのってさ…」


 俺は由紀が指を指した方向に顔を向けた。その目線の先には理紗と悠と神藤がいた。

 実は由紀が大きくなったことを誰にも話していない。なので見つかると色々とめんどくさい事になるんだよね。特にあの三人はやっかいなんだ。


「気にしなければ大丈夫だろ」

「けどさ、店に入ってきてるよ」


 由紀が心配そうに言った。確かにこの状況はマズイかもしれない。いつばれてもおかしくはないからな。だが、ばれたらそのときはその時。なんとかなるさ。

 そんな事を思っていると三人はこちらのことに気が付いてなにやらひそひそと話している。なんかマズイ気がするのは気のせいか?いや、気のせいではなかったが俺は気のせいでありたい。

 まぁ、そんなことを思っていても無駄なわけで三人はこっちに歩いて来た。


「徹夜、その子誰?」

「ん?俺の子どもだよ」


 俺は返事をしたら変な目で見られた。俺は本当のことを言っただけなのに三人からの目線が冷たいというか痛々しい。でも、事情を知らない人だったら当たり前の対応だと思う。


「神門、もしかして浮気か?」


 いや、違う。断じて違う。確かに俺にはミラがいるけど俺は嘘はついていない。なのに信じてもらえない。ひどい話だ。


「徹君ってそんな人だったんだ…」

「絶対に違うから!」


 もう面倒だから由紀のこのことについて言った。そうしたら三人はなんとか納得してくれた。由紀ならありえるかもみたいなことを言っていた。おいおい…


「にしても驚いたよ。まさか徹君と一緒にいたのが由紀ちゃんだったなんて」

「えへへ…」


 本当だよな。こんなに可愛い子が俺の子どもとかありえないし。俺の子どもじゃなかったら絶対に惚れてるし。


「神門にこんな子ができてたなんてありえねー!」

「徹夜も父親かぁ…」

「お前ら言いたい放題だな…」


 はぁ…俺がせっかく由紀とデート…じゃなくて出かけてたのに三人が来たせいで途中から台無しだ。

また今度一緒に出かけるとしよう。


こうして俺と由紀のお出かけは終わった。

明日はミラとデートだ。楽しみだな。




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