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俺とあいつの変わった日常  作者: 龍聖
第三章 三年生編
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第21話 デート#1

どうも

最近は本当に忙しくて一週間に一回ぐらいしか更新できなくなると思います

本当にすいません

ではまたお逢いしましょう


 全国模試が終わってから一週間が過ぎた。つまりそれはテストの成績が帰ってきたと言うことだ。

 テストの成績は全国の順位では三位だった。まぁ、いつものことだから良いんだけどさ。ちなみに総合点数は493点。まぁ、こんなものだよな。

 みんなには恨まれる。けど、恨まれるというよりは羨ましがられる。「なんでたいして勉強してないのにそんなに頭がいいんだよ」とか言われるのは日常茶飯事。慣れたからいいけど。

 そして俺は今、ミラと由紀に手を引きちぎられるんじゃないかってくらい引っ張られている。

 その理由はまぁ、一緒に出掛けようとかデートしようとか言われてるからだ。

 俺がみんなで行くんじゃダメか訊いたら「徹の浮気者!」とかミラには言われた。どこが浮気者なのかは知らないけど。

 次の選択肢としてミラと出掛けようとしたら「パパは私のこと嫌いだからママと行くんでしょ」とか言われた。いや、別にそういうわけじゃないんだけどね。

 ということで最後の選択肢として逃げるをしたところ…あやうく俺の命が消えかけました、はい。というわけで俺はどうしようもなくなってます。誰か助けてください。

 とか思ってたらいいことに気が付いたからその選択肢を提案してみる。


「あのさ、二人とも出かけてあげるから日にち分けちゃダメか?」

「うーん…まぁ、いいかな」

「私はパパと出掛けられるならいいよ」


 よかったよかった。あのままだと俺の手が本気でちぎれるかと思った。てか、こんなのでよく通ったな。さっきまでなら浮気者とか平気で言われてただろうに。でも、まぁいっか。


「で、今日はどっちが行くんだ?」

「え?じゃあ私は明日でいいから由紀行ってきな」

「いいの!?」

「もちろん」


 由紀はミラに「ありがとうママ」と言ってた。流石ミラだな。母親らしいな。やっぱり自分の子どもには優しいな。でも、当たり前か。

 というわけで今日はミラと出掛ける。由紀はデートをするような気分でいるけど、父親が自分の子どもとデートとは思うわけがない。けど、俺は由紀が楽しければいい。そう思った。

 由紀が支度をしてるから俺も支度を始める。と言っても、俺は持っていくものなんて少ないからすぐに終わったけど。さて、そろそろ声をかけるとしよう。なので俺は由紀の部屋に行き、扉を開ける。


「おい、そろそろ…」


 やばい。俺は見てはいけないものを見た。それは由紀が着替えているところ。つまり、俺は由紀の着替え姿を見てしまった。


「あ、あの、これは―――」

「パパのバカ!ノックぐらいしてよ!」


 俺は由紀に遮られた。最後まで言わせてくれなかった。でも、まぁ普通だよな。いけないのは俺だ。けど、こんなことを由紀は言っているが、俺を追い出しはしなかった。普通なら俺を追い出すだろう。けど、今は追い出しはしなかった。

 何を考えてるんだか…


「ねぇ、パパ」

「ん?なんだ?」


 由紀は俺に話しかけてきた。普通のように。まぁ、いいけど。


「私どう?」

「どうって、何が?」


 全くもって意味が分からない。説明不足だからな。どうって言われても、どう?には色々な意味がある。けど、この場合は由紀のことを示す。由紀をどう思ってるとか色々意味がある。だから俺は聞き返した。


「えっとね…私のことどう思ってるのかなって」


 だったら最初からそう言ってくれ。じゃないとこっちがどう返事を返せばいいのかとか分からなくなるじゃないか。でも、まぁ由紀は答えてくれたし、とりあえず返事をしよう。


「えっと、可愛いと思うよ。大きくなってよりいっそう魅力的になったと思う」

「本当!?ありがとうパパ」

「え?あ、あぁ」


 なんで俺はこんなに恥ずかしいことを自分の娘の前で言ってるんだろう。でも、実際は俺と歳は同じだよ。ありえない話だよな。けど、この子はミラのお腹の中から生まれた正真正銘の娘だ。誰がなんと言おうと俺らの子だ。文句は言わせない。


「とりあえず、外で待ってるから早く来いよ」

「うん、わかった」


 俺は由紀の部屋を出て靴を履いて外に出ていく。まぁ、待ち合わせ場所は送ったし大丈夫だろう。

 と、いうわけで俺は由紀と出掛けることになった。今日ぐらいは楽しもうと思った




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