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俺とあいつの変わった日常  作者: 龍聖
第二章 ファンタジー世界の扉探し編
16/44

第14話 扉探しの試練#3

どうも

今日はワンピースを見ていたらいつの間にかこんな時間になってました(笑)

なのでお詫び?になるかは分かりませんが今回から小説っぽくなるように頑張って書いていきたいと思います

長さはだんだん伸ばしていきたいと思います

では、またいつかお逢いしましょう


 扉探しの試練二日目。今日は那覇の東を探すことになっている。まぁ、那覇に扉があるのは分かっているからね。虱潰しに探すことになった。

 一応いくつかに分けようと相談もした。でも、何度話してもみんなは俺に着いていくって言ってて聞かないからさ。仕方なくこうしてみんなで一緒に探すことになった。

 途中モンスターも出てくるよ。当たり前のように。でも、みんながみんな俺にしか頼ってないからみんなにも戦わせてはいるってわけ。元々ファンタジーに行ったことのあるメンツは感覚を取り戻してきたらしく、前みたいに戦えるようになった。で、ファンタジーに行ったことのない悠と妹の理沙は初めてだから少し手間取ってたけど、妹は俺と双子なだけあって上達が早かった。悠は少し上達は遅かったけどちゃんとそれなりに戦えるようになった。

 まぁ、みんながちゃんと戦えるようになってくれたおかげで前よりは俺への負担が軽くなったよ。そしてなんでか知らないけどたまにゲームでいう中ボスクラスのモンスターがそこらへんをうろついてることがある。どっかから知らないうちにモンスターが流れてきてるなんてことないよね?でも、さっきからモンスターの遭遇率がファンタジーの頃と同じってくらい現われるんだよな。ラースの仕業か?でもまぁ、試練だからこれ位は当たり前かもしれないけど。

 流石にみんなも疲れてきているためかだんだん俺にまた頼るようになってきている。


「徹~。疲れたよ」

「我慢しろ、ミラ。俺なんて由紀を抱きながらやってるんだからな」


 そう、実は由紀を抱きながら俺は戦っている。だって三歳の子を野放しにできるはずないだろ?当たり前だけど。

 とりあえず、休憩しよう。流石に俺も疲れたし。


「一旦休憩にしよう」

「やっとかよ。旅芸人は疲れるね」

「一番戦ってないあんたが言うな!」


 理紗が神藤に怒った。そりゃ怒るよな。俺らは何十回も戦ってるのに対して神藤は十回も戦っていないんだからな。


「でもさ…流石にこれは疲れるよ」

「悠君もそう思う?私もだよ。ねぇ、お兄ちゃん。ちょっと多くない?」

「え?あ、あぁ。そうだな」


 でも、確かにこれは多いと思う。だって歩いて道に出た矢先にモンスターと先頭だぜ?扉探しも進まないったらありやしないよ。

 ちなみに遭遇率は大体だけど45%ってところかな。だから、ほとんどの確率でモンスターと遭遇する。こうしている間にもまたモンスターが増えている。


「神門~。今日の分はあとどれくらい残ってる?」

「そうだな…あと、四分の一ぐらいかな」

「えぇ~。まだそんなに残ってるの…」

「仕方ないよ。モンスターが多いんだからな。あと少しだよ」


 俺はいつもこうやってメンバーを支えている。こうでもしてないとみんなが諦めてやる気がなくなってしまうから。神藤は既にやる気が0になってるけどさ。旅芸人は大人しくしてろって言ってやりたいよ。けど、今の俺にもそんなにこいつにかまってやれるほどの気力はない。俺も体力落ちたね。

 そして数時間後。空は既に闇で包まれていつの間にか夜になっていた。そして今日の分の探す旅は終わった。みんな既にぐったりしていて疲れきっていた。まぁ仕方ないか。みんなまだ今日やっとのことで戦闘になれたぐらいだからな。明日は今日よりは動けると思う。

 とりあえず、俺の魔法でみんなを宿屋に連れて来る。由紀はもう寝ている。子供は寝るのが早いね。でも、寝る子は育つともいうしな。いいことだ。

 みんなをやっとのことで部屋に連れて帰ってきた。風呂に入るときは女子と男子で別れるので困ることはない。けど、いつも悠は俺らとは入らないでみんなが寝付いたような時間に入っている。俺はそのときは寝たふりをしている。

 ここまで不自然だからな。俺にはわかる。ここで言ってしまっていいのかは分からないけど、一応言っておこう。あいつは女だ。俺や神藤とは体つきとかが明らかに違う。多分だけど名前も違うと思う。けど、わかってしまうのはやっぱい勇者の体質とかのせいなのかは知らない。けど、俺は意外とこういう勘はいいいらしい。よく妹の隠し事とかが分かってしまう。いつもそのときは「変態!」とか「お兄ちゃんのバカ!」とか言われてしまうけどさ。俺も好きでこんな体質になったわけじゃないのに。

 悠が丁度風呂から出たらしいから念のために訊いておこう。なんか言われる覚悟で。


「悠。ちょっといいか?」

「え?う、うん…」


 とりあえず俺らはみんなを起こさないようにベランダに出る。この時間は夜風が涼しいし、モンスターもいないからな。


「徹君。話って何かな…?」

「えっと…訊きづらいから訊かないほうがいいかなとかおもったんだけどやっぱり気になることがあったからさ」


 悠はキョトンとしている。突然のことだったからな。無理はないだろう。とりあえず、俺は話を切り出す。


「あのさ。お前って女なのか?」

「え…えっと…なんで?」


 明らかにさっきまでと態度が違う。これはビンゴだ。やっぱりそうなのか…なんで分かっちゃうんだろうな…


「え、だってこの時間に風呂とか入ってるし、それに俺や神藤とかとは明らかに体つきとか違うし…」

「…やっぱり徹君の目は誤魔化せないなぁ…そうだよ。ぼ…私は女よ」


 やっぱりか…あの日から少し疑ってはいたけど、まさか本当に当たるとは思わなかったな…でも、なんで男として生きてたんだろう…でも、そういうことは触れないほうが賢明だろう。俺の経験からして。

 訊いてみたいという気持ちの衝動を抑えながら俺はとりあえず、口を開く。


「いつもこうだから。人の隠し事とか知りたいわけでもないのに知ってしまうのが俺だからさ。でも、この事は誰にも言わない。いうつもりなんてさらさらないから安心しろ」

「ありがとう。でも、いつかはみんなに話さないと…」

「そうだな。でも、無理して言うことでもないだろ。だから言いたくないなら言わなくてもいいと思うよ」

「そうだね…ありがとう」


 今の悠の言い方やしぐさに俺がドキッとしてしまったのは秘密だ。でも、やっぱりこう考えると悠が女というのも納得してしまう。他にも色々と事情はあるんだろうけれどそこは触れない。

 あとはいつか言ったかもしれないけどそのうち過去編があると思うから詳しいことはそちらで。

 とりあえず、俺は話は終わったから悠と一緒に部屋に戻って布団に入る。

 明日も扉を探す試練がある。そのためにも早く寝よう。今は扉のことだけを考えていればいいんだからな。

 こうして俺と悠も寝て扉探しの試練の二日目が終了した。


 はたして明日は見つかるんだろうか…





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