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俺とあいつの変わった日常  作者: 龍聖
第二章 ファンタジー世界の扉探し編
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第12話 扉探しの試練#1


 俺らが横浜を出発してから数時間。俺らは飛行機に乗っていた。こうして飛行機に乗っていると改めて分かるけど沖縄って遠いね。扉を探す前から疲れたよ。でも、扉を探すっていうよりもはや旅行気分なんだよね。だって今ミラたちと一緒にいるけど、かなり騒いでるよ。扉のことじゃなくて普通にトランプとかして騒いでる。もう沖縄旅行でいいんじゃないのって思ったりもする。扉探しはおまけ程度にしてさ。


「あと一時間で沖縄に着くってさ」

「「「「「「はーい」」」」」」


 とりあえずで俺も返事をしとく。返事をしないでまた絡まれても面倒だし。

 話変わるけど俺さ、ファンタジーの世界から帰って来てからモテルようになってる。何度か告白もされたし。こっちに帰って来てかなり雰囲気変わったとか言われるの日常茶飯事にもなってるくらいだからね。モテ期ってやつ?

 実は頭も良くなっていたりする。前までは学年の360人中の12位だ。これでも十分頭がいいとか言われるんだよ。けど、それがこっちの世界に帰って来て全国模試を受けてみたら全国の高校生の中でもトップ3に何故か入ってしまったり。ちなみにその中の3位。1位なんか流石に取れないよ。一学期期末では何故か学年主席になってしまった。つまり、学年トップだよ。もちろん、まだみんなにはばれてないよ。ばれると厄介だからいつものあたりの順位を言ってるし。これでばれないのが不思議だ。

 そんなこんなでファンタジーの世界に行ってから大分変わってます。生まれ変わった気分だよ。


「おーい、沖縄着いたぞ!」

「「「「「やったー!」」」」」

「あれ?返事が一人足りなくなかった?」


 ちなみに今のはララが言った。こいつは相変わらず耳がいいんだ。ファンタジーでもそう。てか、今返事をしなかったのは俺です、はい。だってみんなやっぱり当初の目的を忘れてるもん。


「今返事をしなかったのってパパでしょ?」

「え?そんなことないよー…」

「だってお返事聞こえなかったもん」


 しまった。由紀を抱いてることすっかり忘れてた…なんか言われそうだな…


「なんで返事しないんだよ?」

「だってみんな当初の目的忘れてるだろ!」

「「「「「あ…」」」」」


 ほらね。俺の思った通りだよ。


「俺らは扉を探しに沖縄まで来たんだぞ?お遊びで来たんじゃない!」

「そういえばそうだったねー…徹の言うとおりだよ」

「じゃあ行きましょ」

「理紗先輩、行くとはいえどこに行くんです?」


 悠…それは言っちゃダメだろ…みんなが困るし…とは言っても本当にどこに行くんだろうね。てか、手紙の送り主は誰?今さらだけどさ、本当に送り主分からないんだよ。


「みんないるのかな、これは?」

「まぁな。つーか、お前誰だよ」


 いきなり男が現われた。こいつ、どこから出てきたんだよ。もしかして魔法とかででてきたとかそういうパターンだったりするのか?


「そういえば名乗ってなかったね。初めまして勇者の徹夜くん。俺の名前はラース。こっちの世界と向こうの世界を行き来できる言わば番人みたいなものさ。と言うことだからもう呼んだ理由は分かるよね?」

「あぁ。つまり、この沖縄の那覇にあるんだろ。扉が」

「「「「「えぇぇぇぇー!」」」」」


 これって驚くことなのか?でも、こっちに番人がいるってことはミラとララを連れ戻しに来たってことなんだよね。


「一応言っとくとこれは君らへの試練だ」

「「「「「「試練?」」」」」」

「そうさ。俺はもちろん扉の場所を知っている。けど、俺は魔法のせいで扉の正確な場所をいえない。だから君らをここへ呼んだんだ。ちなみに言っとくと、扉はこの時期を逃すと次は来年だ。けど、扉は一度見つけてしまうと場所がまた変わる。ちなみに扉は今日を含めて五日しか開いてないからね。と言うわけだ。俺は扉の前で待ってるよ。一応、試練だから当たり前のようにモンスターとかいるからね。武器屋はそこらへんにあるから。んじゃ頑張ってね~」

「お、おい!ったく、なんなんだよ…」


 いきなり現われたと思ったらいきなり試練だとか何とか。話がいきなり過ぎるんだよ。でも、こうなった以上は探すしかないんだ。仕方ないよね。やれやれ…

 こうして俺らの扉探しの試練が火蓋を切って落とされたのだった。





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