今度こそ?
「………ふぅ、騒がしくして申し訳ありません。リディアが失礼しました。私の名前はスフィア。で、先ほどこの体で喋っていた、ですわ口調の方がリディアです。どうぞよろしく」
「あ、あぁ、よろしく……ではない!だから、何でこんなとこにいるんだと聞いている!見たところお前神ではないだろう?」
私はリディアとの奪い合いにようやく勝ち、ステラヴィヒデ様にお詫びをした。
「確かに私は神ではありません」
「じゃあなんなんだ」
「さぁ?なんなんでしょうね?」
「おい!何で本人がわかんないんだよ!?」
何でって言われても私を呼んで作ったのはリディアなんだし、目覚めたのつい最近だし。
『それについては、わたくしがせ「パシン!」
「な、なななな何!?何で手の甲に口が出てきたの!?」
「俺が知るわけないだろう!?お前の体じゃないか!」
そう、いきなり手の甲から口がでてきたのである。は?何で?しかもあのアニメみたいに。驚きすぎて叩いてしまった。
『いきなり叩くなんて酷いではありませんか』
「り、リディア…?何でそんなとこから口が出てきて貴女が喋っているの…?怖いからやめてくんない?」
「?スフィアのいた世界の漫画なるものにあったのを参考にさせてもらったのですがだめでしたか?」
あっ、やっぱりそれだったんだ…
「あれは漫画だからいいけど、現実に起こるとちょっと…」
「まんが?が何か知らんが辞めてくれ。気持ち悪い」
『ガーン。ステラヴィヒデ様に気持ち悪いと言われてもしまいましたわ…』
確かに気持ち悪い。この短い時間で思い知った。リディアは時々変なことをする。それもかなりヤバめの。なんかちょっとやだ…
『ちょっとスフィア?貴女、今失礼なこと考えたのではなくて?』
「そんなことありませんよ」
「ふ〜ん」
口だけだが伝わってくる。絶対ジトメでみてきてる
おふざけはここまでにして、私はさっきから気になっていることがある。
「ねぇ、私ってなんなの?リディア」
「そう!それについてはお話ししようと思ってわざわざ口を開けたのですわ!」
「俺もそれはきになるな」
「ずばり!スフィアの体は実体はないけど人も目に映る"幽霊"ですわ!」
実体はないけど人の目に映る幽霊…
「「なんだそれは?」」
お、ステラヴィヒデ様とハモった。でも、確かになんだそれは?である。意味がわかんない。実体はないけど人の目に映る幽霊なんて聞いたこともないし見たこともないない。まぁ幽霊なんて見たことないけど。
テ : お前達のせいでなかなか話が進まないではないか
フィ : だってリディアが余計なことをするからですよ
リ : そんなことありませんわ!必要な説明ですわ
フィ: その説明の始め方が可笑しいんだよ!
リ : 面白さを追求した結果ですわ!
フィ : 面白さなんて……必要だけども!
テ : 必要なんだな…
リ : 必要なんですのね…




