気に入ったもの
ステラ様に魔法教えてもらう約束したあと、ステラ様はどこかに行ってしまった。それから、数日後に戻ってきた。大量の本を抱えて。
「ステラ様?これは何ですか?」
「これは、魔導者だ。知り合いのとこから貰ってきた。あちらの世界の全ての魔法の本だ。まだまだあるらしいから、また行ってくる。気に入ったのがあれば適当に読んでいても構わない」
そう言ってまたどこかに行ってしまった。忙しい方である。でも、やっぱりこっちの方が気になる。
ざっと見た感じ、水や土とか色々ある。
「ん?これは…」
「空間魔法ですわね。それが気になるのですか?」
「わ!驚かさないでよリディア。びっくりしたじゃん」
「ごめんなさい。それで、これがきになるのですか?」
久々に出てきたと思ったら、驚かすんじゃないよ、まったく。喋れて嬉しいけどさ。
「うん。これが一番気になるかな。面白そうじゃん」
「確かに面白そうですわね。ですが、わたくしはあちらにある精霊魔法が気になりますわ」
本の山に目を向けてみると、他のに比べて古い本があった。ちょっと読んでみると、精霊魔法とはどんな物なのか、どうやって精霊にも力を貸してもらうのかなどが書いてあった。
「確かにこっちのも面白そうだね」
「でしょう?ですからスフィア、こちらの本も読んでおいてくださいな。そして、ステラ様に教わるときは体を貸しなさい」
「何で上から目線なの?まぁ、いいけどさ」
「それでは、よろしくね。わたくしは仕事に戻りますわ」
「うん。頑張ってね」
最近は植物や海を作ったから、調整が難しいみたいであまり話しかけてこない。やっぱりちょっと寂しいと思ってしまうけど、役目だから仕方がない。だから、私は頼まれたことをしっかりやろうと決めたのだ。
「じゃあ、まずは空間魔法の方でも読んでみますか」




