表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/28

異変


なんとなく気まずくて早めに寝た翌日。

目が覚めると驚くことに、時刻はもう昼前だった。


こっちの世界に来てからは生活リズムも体調もバッチリだったのに、なんだか身体が重い。


(ちょっと寝過ぎたかな……)


前世でも寝過ぎでダルいことはよくあったので特に気にしていなかったが、ナギが心配そうに私の様子を伺ってくる。

自分を気にかけてくれた。

そんな些細なことが嬉しかった。



重い身体でよっこいしょ、と立ち上がり食卓につくと、彼が「猫だった時より朝寝坊だな」と笑いながらスープとおかみさんの特製豊作パンを用意してくれる。


「変身で疲れたんですー!」という謎の返しをしながら、遅めの朝食をいただいた。


一口食べるごとに、スープとパンの温かさでお腹も心も満たされていく感じがする。

それに、今日のナギがいつもと変わらない様子だったから、なんだかホッとした。





食後は元気が出てきたので、一緒に買い物に出掛けた。


慣れないサングラスやスカーフが周りから浮いていないか気になってしかたなかったのだが、よくよく観察してみると意外にスカーフ人口は多く、女性のおしゃれとして浸透しているようだ。


この格好は変じゃないんだ、と少し安心する。


それでもはじめは少し緊張していたのだが、道中すれ違った人がメガネを誉めてくれたり、「新世代のファッションリーダー」などと言われて、気分が一気に舞い上がった。


ナギも「なかなか様になっているじゃないか。」と褒めてくれるから、それも嬉しかった。


そうして人になって初めての外出は成功に終わり、ルンルンで帰路に着いたのだった。







こんな成功体験のおかげでそれからもちょくちょく彼と外出しているが、最近は暑くなってきたこともあってか体力が持たなくなってきた。


今日は帰路で立ちくらみを起こしてしまい、動揺したナギに担ぎ込まれて急遽おかみさんの宿で座らせてもらっている。


「顔が真っ青よ、大丈夫???」


もとより白い肌なので、血の気が引くと文字通り青白くなっているようだ。


おかみさんは冷たい水や甘いものなど、心配していろいろと持ってきてくれた。

ナギも私の首に濡れタオルを当てては、緩くなったら振り回して冷ます、という動作をひたすら繰り返している。

二人がオロオロと世話を焼いてくれる様子が、実家の母を見ているようでじんわりと胸が暖かくなった。




二人の看病の甲斐あってか少し休憩したら歩けるようになってきたので、挨拶して帰ることにする。


「おかみさん、ありがとうございました。なんとか家まで帰れそうです。」


感謝と共に、おかみさんにいいことがありますように。と無意識に祈る。


(今度お礼の品を何か持ってこないとな。ナギにも相談してみよう。)



そんなことを考えて帰宅したものの、私は夜からまた体調を崩してしまい、そこから数日寝込むことになった。




毎日投稿頑張りたいのですが、ムラがあってすみません……


今日は時間が取れたので2本上げられました!引き続き頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ