表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編色々 ~異世界○○シリーズ~ 予定

チーレム無双

 短編第2段です

宜しくお願いします

 この世界はクソだ

村の外には大量のケモノやモンスター

それなのに村を囲む防壁の1つもない

そのせいでマトモに農業も出来ない

交易しようにも特産もなければ、近くの町村まで歩いて数日はかかる

 だから、俺は裏技(チート)を使う

いつまでもこんな所に閉じ込められていたくないから

その力でハーレムを作る為に


 手始めに筋力を限界を越えて上げてみる

この村の周辺に出るケモノ等は、ズルをしない(チートを使わない)俺の力で装備を固めて(と言っても農具だが)勝率5割と言ったところだろう

勝てずに逃げるか、勝ってもボロボロにされるかだ

だが、今は違う

今の俺なら、その辺に落ちてるちょっと丈夫そうな棒でも、いや、何なら素手でも圧勝出来るはずだ

 俺は意気揚々と村の外に出る

少し遠いが、大きめの町を目指すために

まだ見ぬ俺のハーレムを目指して


 街道と言えるほど立派ではない道を、2時間ほど歩いて思い付く、体力を上げてなかったせいで疲労が溜まってきてることに

テンションが上がり過ぎてて気付くのが遅れたようだ

 立ち止まりズル(チート操作)をしようとしたとき、少し離れた木々の中かに何かが動くのが見える

 本来(チート無し)なら逃げるか隠れるかするところとだが、俺はチート操作を止め草刈り鎌を手に構え直し、そちらへと近付いて行く

 相手を確認出来る距離まで行くと、すでに相手はこちらを警戒していた

狼型の魔獣だ

足元には食いかけの生き物の死体

相手は牙を剥き低く唸り声をあげている

食事の邪魔をされ、かなり苛立っているようだ

 俺は鎌を持ち直し深呼吸をする

そして鎌を振りかぶり魔獣目指して走り出す

 戦闘開始だ!と思うと同時に派手に転ぶ

何かに躓いた感触はない

早く身体を起こさねばと思うが、身体が動かせない

 地面でもだいてる俺に襲い掛かる魔獣

筋力を上げてるおかげか、ダメージはほとんど無い

が、身体の感覚がどんどん失くなっていく

意識を保つのもキツくなる

 ヤバい死ぬ

 そう思うと同時に俺は意識を手放した



=====================================


「いったい何なんだ!」

 叫びながらHMDヘッドマウントディスプレイを外し思わず壁に投げつけそうになるも、すんでのところで押しとどまる

「まさか改造対策されてたのか!?」

 俺がやってたのは、リアルさが売りの体感型バーチャルエロゲーだ

 前情報では、アダルトなシーンのリアルさもスゴいらしい

オプション機器をつけると更にリアルさがアップするとか

「つーか、いくらリアルさが売りだからって、数時間歩いて何処にも辿り着かないってどう言うこと!?

 初期から敵は強くてレベルなかなかあがらないし、せめて同じ村に攻略ヒロイン1人でもいれば救われるのにいないし!

 あぁ、ほんと、この世界(ゲーム)はクソだぁ!」

 昔のゲームって、こんな感じだった気がします

1、2回戦闘したら宿に泊まって、ひたすらレベル上げ

次のエリアに入ったら、また敵が急に強くなって同じことの繰り返しでしたね

Wizとか特に


 ちなみに、街道沿いには敵は滅多に出ない設定になってます

ケモノ等もバカじゃないので、よほどの事が無い限り日中の人通りがあるところには出没しません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ