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05.新しい武器と防具

やっべ。


地雷踏んだ。


どう、回避しようか。


視線が痛い。


ティアには悪いがこれしかない。


「でも、別に俺はお前らに今は敵対するつもりもないし、ティアを取り返そうとも思わない。でも、もし何か俺に不都合な事したら許さないからな。」


よし、これでいけるはず。


「そうか。俺たちもお前と戦うつもりはない。」


こいつ誰だよ。


こんなやついたか。


まぁ、そんなことは今はいいか。


「そんじゃあ、さよなら。」


俺は店から出て、真っ先にホームに戻った。


「赤羽 朱雀か。いい目をしていた。」


その、女性の声は俺には聞こえなかった。


ホームに戻り、俺は


「神様。帰りましたよー。いないんですかー。おーい。」


あれ、どこに行ったんだろう。


まぁ、いいか。


お風呂に入って寝よ。


体に何かが乗っている。


そんな感じがする。


「何だ。」


俺は布団をめくると、神様がいた。


「神様!何してるんですか。」


「スザクエネルギー補充中。」


「何ですか、それ。重たいですからどいてください。」


「スザクくん乙女に対してなんてこと言うんだ。」


「すみません。」


なんで俺は謝ってるの。


その時、ドアをノックされる。


「神様。俺が出ます。」


俺は玄関の方へ歩いていき、ドアを開ける。


「どちらさまですか?ってあなたは。」


誰だっけ。


どこかで見た気がしたんだが。


黒髪ロングで背は俺より少し高い。


ちなみに俺の今の身長は163cmです。


顔立ちはとてもいい。


「ってあなたはじゃないよ。覚えてないじゃないか。私の名前はサタンファミールの神崎 ちょこ。あなたにお願いがあってきたの。」


「ちょこって。ふっ。」


「笑わないでください。」


「で、俺に何かよう。外見と名前があってない神崎さん。」


「名前に関しては私も気にしてるんだ。でだな、頼みっていうのは、私とパーティを組んでほしいの。」


「別に俺じゃなくても、同じサタンファミールでよくないですか?」


「それは、そうだけど。でも、あなたがいいんです。朱雀くん。」


めんどくさっ。


追い払いたいな。


「ごめんよ。俺、今武器ないからさ。それに装備も。」


もちろん、嘘だけど。


これで追い払えるか。


「それなら、私が作ってあげる。私こう見えても鍛治職人なんだから。」


マジか。


世界で一つの武器が出来上がるということか。


まぁ、暇だし。


いいか。


「わかりましたよ。ちょこさん。あなたとパーティ組んであげます。」


「ありがとう。てか、キミ、私のこと今なんて。」


「ちょこさんって言ったよ。それが何か?」


「何でも。それじゃあ、私専用の鍛冶場に行こう。」


可愛いなぁ。ちょっと頰と耳が紅くなってる。


「ちょっと待っててください。」


俺は神様のところに行って、


「神様。ちょっと行ってきます。」


「行ってらっしゃい。スザクくん。早く帰って来るんだよ。」


「わかってます。」


「それじゃあ行きましょう、ちょこさん。」


「スザクくん、私のことこれからその名前で呼ぶのかしら。」


「はい。何か不都合があるんですか?」


「ないけどさ、その、やっぱりさ、ちょこって呼び方辞めてくれない?」


「嫌です。では行きますよ。ちょこさん。」


俺達は今、鍛冶場に向かっている。


ここからでは、10分にぐらいかかるらしい。


だから、俺は話をすることにした。


「そういや、ちょこさん。」


「何ですか。」


「俺と一緒に居て大丈夫なんですか?」


「大丈夫じゃないかしら。キミは昨日戦うつもりはないって、言ってたじゃない。だから、大丈夫だと思う。」


「ふーん。そういや、どうしてちょこなの。」


「知らないわよ。ママがつけてくれたんだから。」


「ママって、ちょこは可愛いなぁ。」


俺は笑いながら言った。


「か、可愛い。私が。」


「うん。可愛い。しかも、美人。」


「そ、そうか。でも、褒めても何も出ないぞ。」


照れてる、照れてる。


ほんとっ、可愛いなぁ。


こんなくだらない話をしてたら、


「着いたぞ、ここが私の鍛冶場だ。」


「へぇ〜。すごいなぁ。」


「本当にすごいと思ってるのか?まぁいい、早く入れ。」


「はいはい。今入りますよ。」


「で、スザクくん。どんな装備や武器がいいの?」


「そうだなぁ、やっぱり、動きやすい、軽装の防具に、短刀がいいなぁ。」


「そうか。そんなんでいいのか。それじゃあ、防具には、軽いけど、防御力がある金属がいいなぁ。短刀には、殺傷能力が高い金属だな。よし、作るか。」


俺は、鍛冶場から外に出された。


せっかく邪魔しようと思ったのに。


終わるまで寝とくか。


俺はとても深い眠りについた。


何されても起きないぐらいに。


「ザク、スザク起きろ。装備完成したぞ。」


「そうなのか。もう、作り終えたのか。」


「何言ってる、もう夕方だぞ。」


「本当だ。で、装備は。」


「これだ。これは、キミの体に合わせて作った装備だからな、買うより、値段は高いぞ。」


「なんぼするの?」


「2000万ゴルぐらいかな。」


「高っ。こんなお金持ってないよ。」


「誰がお金を払わせると言った。私はパーティになってくれる代わりに作ったんだから。代金はいらないよ。」


「本当か。」


「本当だよ。」


「後、私からのプレゼントだ。」


「何これ。プロテクターか。」


「うん。スザクくん。私とパーティ組んでくれてありがとうね。」


「気にするな。俺も装備作ってもらったしな。」


「そうだ、ちょこさん。明日から特訓に付き合ってくれないか?」


「別に構わないが、どうしたんだ。」


「俺は強くないたいんだ。」


「そうか。」


「うん。」


「それじゃあ、また明日な。ちょこさん。」


「うん。また明日。」


「いや、ちょっと待って。スザクくんまだ、装備の名前を決めてない。」


「えー別にいいよ。そんなの。」


「言い訳ないだろ。装備には名前をつけるそれは当たり前のことだ。」


「そうなのか。じゃあ、どんな名前がいいんだ。」


「そうだな。短刀の名前はティルファング。で、防具の名前は、ダークネス。」


「おぉ、なかなかカッコいい名前だな。よし、これでいこう。」


「じゃあ今度こそ、バイバイ。」


俺とちょこの話は全て魔王サタンに聞かれていた。


「白神 祐也よ。神崎 ちょこを殺せ。赤羽と仲良くしている。この、改造ミノタウロスを連れていけ。」


「はい。サタン様。」

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