03.かけだし冒険者 スザク
俺と神様は無事バベルの塔につき、中に入った。
「スザクくん、冒険者登録はこっちだよ。」
「はい、神様。」
俺と神様は受付に行ったら、そこには、働いているアドバイザーがたくさんいた。
「冒険者になりたいんですけど。」とアドバイザーに言ったら、そのアドバイザーは誰かを呼びに行った。
しばらく待っていると、俺たちの前に女性が立ち止まった。
「冒険者になりたいのはあなたですか?」
「はい。」
「私の名前は ラウラ・イリーナ と申します。貴方の神様は誰なのですか?それとお名前はなんと言うのですか?」
「神様はアルテミス。俺の名前はアカバネ スザクです。」
「アルテミス様ですね。あなたの名前はアカバネ スザクくんですね。わかりました。それでは冒険者登録してきます。」
俺と神様はラウラさんが来るまで、暇つぶしに話をしていた。
「神様。聞きたいことあるんですけど。いいですか?」
「僕たち神様の恩恵を授かり、子供になった人たちのことは何て呼ばれてるんですか?」
「そんなことか。君たちのことは、ファミールって呼ばれてるよ。」
「それと神様。俺の他に家族はいるですか?」
「いないよ。キミが初めての家族だよ。ボク、最近この下界に降りてきたんだ。」
「本当ですか?神様!」
「本当だよ。ごめんね。こんなにショボい神様のファミールに入団してしまって。」と謝ってくるので、、
「大丈夫ですよ、神様。神様の初めての家族でよかったです。」と俺は本当の事を言った。
だって先に家族が居たら絶対なんか言われるじゃん。
そう話していると、ラウラさんが戻ってきた。
「お待たせしました。スザクくん。冒険者登録完了しました。今日から私は貴方のアドバイザーとなりました。何かあれば是非相談してください。あと、貴方の装備です。支給品ですけど、是非使ってください。もちろんお金はいりませんよ。これから頑張ってください。」
「ありがとうございます!ラウラさん。帰りましょう!神様!」
それで俺たちは装備を受け取り、ファミールのホーム廃墟に帰った。
俺は貰った装備を装着してみたけどら なかなか似合っていた。
貰ったのは短刀2本、ズボンそして、ジャケットだ。ジャケットには胸を守る、プレートがついている、いかにもかけだしの冒険者が付けてそうな装備だ。
俺は早くモンスターと戦ってみたかったから、神様の目を盗み、何の準備もせずにダンジョンに潜った。