第二章 第四話 なんでも部の宴会1
御堂 凛
かわいいと姉妹で評判の妹
告白された回数は手と足の指の本数じゃ、とても足りないとの事
頭が良く、パソコンの腕はかなりすごいらしい
「相変わらず、でかいな…」
今、あいつの家の前にいるわけだが…
かなり金持ちなんだなっと思うわけで、慣れないというか…
ああちなみになんでも部、部員は全員了承した
もちろん、俺が誘った
アイツは何も手伝わず、今更気にはしないけど…
『ピンポーン』
とりあえずチャイムを押す
「おう、来たか」
インターフォンから聞こえる奴の声、いつも通りだ
「とりあえず、ここ開けてくれ」
「ん・・・了解、ちょっと待ってろ」
『ガチャッ』
「おうっ、来たか」
来たからお前の家のチャイムを鳴らし、お前と会話していたわけで…まぁいいや
「とりあえず、入れ」
入れてもらった、入ってまた、この家の大きさを実感する
「ちなみに他の人は?」
「まだ来ていない、姉も居るが…呼ぶか?今部屋の掃除でもしてると思うし、いつでも呼べるぞ?」
「いや、いい」
気になる存在ではあるが、会えないなら会わないほうがいいのかもしれない…
こいつの姉であるわけで美人なのだろう
男としては会いたいが、やはりコイツの姉であるというイメージは拭えない
「そうか…まぁすぐ会えるしな、とりあえずソファーにでも座っててくれ」
すぐ会えんのか!ならいちいち掃除を中断させてまで呼ぶ必要は無いだろうが!
修也は何しにいったのか疑問に思ったが、すぐにジュースをもって来たので疑問は解消された
無駄な説明だったな
コイツは一応客には気を使うのな、新たな一面を発見していただけたと思う
「粗茶だが、悪いな」
「家に居ても変わらん」
なんでこんなに丁寧なのかね、逆に気持ち悪い
「やはり政治家というものは・・・」
「年金のことどうする・・・」
と俺たちが政界の雑談について花咲かせている所、ある足音が聞こえてきた
そして俺たちの前に美人が現れた、無論修也の姉だ
「どうも修也の姉です。深山桜さん」
「あっと…こちらこそ」
修也のお姉さんは修也のような奇想天外な存在じゃなく、どこかお嬢様のような気品あふれる雰囲気醸し出していた
「なんで俺の名前を?」
修也の姉もとい曽野崎 美佐さんと話している
「修也がよく桜さんの事を話しているんです。まるで惚気を聞かされてるかのごとく」
「余計な事を話させる為に桜と会わせたわけじゃないぞ」
これが、今流行のツンデレなのだろうか?俺には理解できんが…それに男にそんなことされてもあまり嬉しくない
二人の仲はなかなか良好らしい
・・・シャレじゃないぞ!
「ハハハ・・・」
俺は反応に困ってしまうわけだが
『ピンポーン』
タイミングがいいと言えばいいのか、まぁ俺としてはちょうどいいわけだが
「俺が出る、桜と美佐は待っててくれ」
美佐さんと二人きりかい?それは場がもたなそうだ、まぁちょっとだし大丈夫そうだけど
そして修也は玄関に向かった
「美佐さんは何歳なんですか?」
ベタだな…
「修也の二個上です」
「ということは三年生ですね、どこの高校ですか?」
「姫野高校です」
「本当ですか!?頭がいいんですね!」
姫野高校とは女子高でこの市の名門校のお嬢様学校と言われていて、今の高校生の合コンなどの標的とされている。
「そんなこと無いですよ、桜さんも頭がいいんですよね?よく修也から聞かされました。」
「修也には勝った事ありませんが…」
テストはいつも学年二位だ、結構誇りにしている
「すまんな、少し玄関で話していた」
「おー、美人だ!」
「初めまして」
「桜〜久しぶりー」
今、挨拶したのはなんでも部の俺を抜いた部員四人だ
順に修也、バカ、委員長、俺の姉、なのだが…
「おい、姉さん…初対面の人には先に挨拶すれよ…」
それに俺とは昨日会ってるし、学校で
しかもバカもなかなか失礼な気がする。
「え〜、美佐とは初対面じゃないよ〜、親友だよ、し・ん・ゆ・う」
「そうなんですか?」
質問を美佐さんにする
「はい、そうですよ」
なんでなんだ…なぜ俺が知らなくて、姉が知ってんだ
・・・特に気にはしないが
「とりあえず、酒でも飲むか?一応祝杯なわけだし」
急だな、修也
それとこれは打ち上げじゃなかったのか?
「まあ、俺は構わんが・・・」
委員長はそうゆうのに厳しそうだ
ついでに委員長と美佐さんはすでに挨拶を交わしている
「いいですね、飲みたいです。」
これは意外だ、委員長なら「お酒は二十歳になってからですよ」なんて言うと思ったがな
「チューハイでもあんのか?」
バカにしてはいい質問だな
「ああ、一応置いてあるぞ」
「なら俺が料理でも振舞うか?」
「出前は一応頼んであるぞ」
「いいや、作るよ…多分出前だけじゃ足りないだろ?」
俺は一人暮らしもしてたし料理に関してはバッチリだ
「なら私も手伝います」
委員長にも手伝って貰えるならばうれしい限りだ
バカは両手を挙げて喜んでるし
・・・叫び声はやめてもらいたいが。
「桜がね・・・」
「そうなの?」
あの美佐さんと姉さんは仲良く話している、話し手と聞き手にしっかりと分かれていて性格の違いがしっかりと分かるのがすごいと思うな
「とりあえず、材料でも買ってくるよ」
「私も行きます。」
「悪いな委員長」
「了解した、頼むよ」
「頼まれました、じゃっ行こうか委員長」
「ハイッ!!」
なにかいいことでもあったのかいというぐらいの委員長の笑み
何がそんなに嬉しいんだ?
・・・まっいいけど
明けましておめでとうございます。
いろいろと用事があって書けなかったんです。
そして書きたい衝動に駆られました、楽しかった…
この小説自分ではかなり気に入ってるんですが、人気はイマイチ
まぁ、個人の趣味なのでそこはしょうがないですが…
せっかくなんで楽しんで欲しいんですけどね
どうでもいい話でしたね。
楽しんで頂けてると勝手に解釈しました。
これからどうしようかなと…長く続きそうなんで、適当な所で早めに終わらせて、気が向いた時にまた始めようとか考えたり…
これは独り言です。
感想随時募集中
蛇足かもしれませんが修也やバカが誰かと恋人関係になる事はありません。
最後に今年もよろしくお願いします。