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第二章 第一話 副部長困惑

曽野崎(そのざき) 修也(しゅうや)

学園きっての問題児でいつも桜に迷惑を掛けている

顔は整っていてモテる

よく桜と一緒にいるので貴公子二君などと呼ばれたりする

やっと、なんでも部のよく分からないプレッシャーから抜け出せた俺

なぜだろう副部長などと普通の人なら誇るべき地位を貰いながら、まったく嬉しくないと言うのは


まぁいい、ネガティブシンキングと言うのは良くない

あれだ、ため息をつくと幸せが逃げていく理論だ


こんなに俺を根暗な奴に仕立て上げてるのは、なんでも・・・いや曽野崎修也であろう

そして、その本人は何やら難しい顔をしながら

「面白い人材が欲しいな、まだ足りない」

とうわごとのように呟いている…


俺はその修也の発言を聞きながら


もう被害者は増やしてやんなと思いながらも絶対に修也を止めることはできないだろうな

なんて考えまたも根暗な奴に逆戻りしている



どうでもいいが考え事なら俺の席の近くでやらないで欲しい…


俺は修也と席が離れている

まぁ、コイツとこのクラスになりながら

席は離れると言う、俺にしては珍しくラッキーなこともあった

唯一の救い、そして無心論者の俺でもキリスト教に入ろうかななどと思う出来事だった

それぐらい俺は感動していたわけだが…


だが、毎時間毎時間休みにここに来るのはどうだ?意味が無いだろう!

そんなことも言えないほど俺は臆病者なんだがな






「とりあえず、もう帰らないか?」

俺は修也に言った

お気づきにはならなかったかも知れないが、時間はすでに放課後


こんなやつ放っといてさっさと帰ればいいのだが、俺の律儀さが仇となったらしい

奴の次の一言に俺は驚愕した


「よしっ、今日はなにか奢ってやろう」


俺の第六感が、『何か不味いことが起きる』と警告サインを出したが…そこは貧乏学生の悲しい性なのだろう

心は否定していても体が頷いてしまった、しかも即答で


奴はそうなるとわかっていたのか「そうか」と満足そうな顔をした後、俺らは修也と行きつけの喫茶店へと足を運んだ…



何もかもが杞憂に終わればと思ったが、どうやらそうはいかないらしい





かくして次の日に俺はその言葉をやり直したい人生行動の上位に食い込んでくるとは思いもしなかった…














時は次の日、昼休み


「よしっ!部員を増やすぞ」

どこかで聞いたようなフレーズだ


「わかったよ…」

「ものわかりがいいな、気でも狂ったか?」

なぜコイツは人のことを普通に誉められないのだろう?

別にそんなことのものわかりの良さで誉められたか無いが…


「珍しい事もあるし、さっさと行くか」

「ちょっと待て」

すぐにここから出ようとするアイツを止める

どうやら止められるのが予想外でイラついたのか、若干不機嫌顔になった

普段から喜怒哀楽の乏しいコイツとしては珍しい

多分小学生が遠足に行くような感覚なんだろう


「まだ質問をしていない」

「そんなこと歩きながらでもいいだろ」


確かに、思いつかなかった






それからして廊下を歩いているわけだが・・・


大分注目を浴びている



それはなぜか?


まず第一に、実はここ最近で俺らの知名度が格段にアップしたことが理由として上がる


第二、生徒会手伝った事も


第三、前々からのつけがきたのか、俺らの悪い噂が出回った主なものを出すと『校長かつら疑惑事件』『教室ジャック未遂事件』などだ


これらが悪い方向に傾き、生徒会の仕事は単なる邪魔だった、校長に何らかの脅しをかけて部活を設立した等と言われた。


前者には大いに不満が残るが、後者には文句が付けられない

ずばり当たっているからな


それとさっきの事件は良くて退学、悪くて逮捕並みの事件なのになぜ俺らはここにいるのか?


疑問の人も多いと思う。それはなぜか?

学校の隠蔽体質と、先生ほとんどが皆修也に弱みを握られている

ということは握られる弱みがある教師がこの学校に多く存在するらしい

俺は学校の将来が心配になった、ここではどうでもいい話だな




「質問いいか?」

「ああ…」


「まず一つ目、なぜそんなこと考えた?」

「理由なんか無い、ただ急にそう思った。」

お前はそうゆう奴だったな


「二つ目、それは多くの人に迷惑が掛かるか?」

「しらん」

投げやりだな、これから迷惑が掛かる方々に少しは謝罪しろ


「じゃあ最後、当てはあるんだろうな」

前みたいなのはゴメンなんでね

「当たり前だ、もう着いたぞ」

いつのまに、そんなに歩いたんだ?

ああ!俺が考え事してる間か…



目の前にあったのは

『パソコン部』

と書かれた、部室の前でした。








嫌な予感がする・・・

なにも起きないということは無いんだろうな

待っててくださった方々に感謝とそして懺悔を


短いです。今日も

すいませんでした

見捨てないで下さい

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