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第一章 第二話 なんでも部初活動

深山(ふかやま) (さくら)


いつもは冷静、自分のことのときは慌てることもある

修也と競っていたため、かなり運動や勉強はできる

修也に関してはいつも振り回されて文句は多いが一緒に居て楽しいと感じるので縁を切れないでいる。

時は流れて昼休み


その前の時間はどうしたのかと言う疑問も浮かぶが特に面白いことが無かったので省かせて頂く


学食にいるところ

うちの学食はカレーやラーメン、餃子など30種類揃っていて、特に食べたいものがないな〜なんて考えている人は、よく学食に来てコレが食べたいと決めるものだ


でも、俺はどちらかと言えば学食じゃなく購買のパン派なので出入りが少ない

その俺がなぜここに来ているのか?

それは依頼人とコンタクト、要は接触を取るために来ている、もちろん修次も


「オイッ、なんで放課後にしないんだ」

「何事も早いほうがいいだろう?」

とまあ、俺は文句たらたらなわけだが…

学校に来てこいつの束縛から離れられるのは、この時間しかないのに…

この時間はゆっくりと人気の無い屋上で、一人で休みたいのだ

一応言っておくが俺は孤独の好きな人間ではない


「時と場合によるだろ…」

そこまで急ぐ内容ならまだしも…というか、まったく内容は聞かされていない

聞きはしたのだが、なんでも「依頼は聞いていないが引き受けはした」

しかもコイツは昨日会っていたそうだ…というかその時内容聞けよ…

「馬鹿だろお前!!」と切れてしまいそうになった俺を必死に抑えた俺を誰かに称えて欲しい、寧ろ崇拝に近く


「そんなことは知ったこっちゃ無い」

「なんでお前はいつもそう考えなしに動く?」

「性格だ」

「お前は・・・ハァ、もういいよ」

なんか…もうどうしようもない


「すいません」

俺たちが談議を繰り返していた所に、声を掛けられる

そこに居たのは生徒会副会長・・・

「ああ、この人が依頼人だ」

副会長、体系ヒョロヒョロ痩せ型のメガネを掛けた男

顔は普通であるとは言え、選挙のときの演説はユーモアセンスがあり

なかなかの投票者を集め、見事この地位に就いたのである


「どうも、田宮(たみや) 健司(けんじ) です。」

「こちらこそ深山 桜です。」

お互いに自己紹介をし、軽く握手を交わす

やっぱり精神年齢がとても高い人なのか、俺の名前を聞いた瞬間吹き出すことも無く、敬語を使い、大人の対応だ

自分の前の席に座ってもらう


「申し訳ないですが、本題に入る前に一つお聞きしてもいいですか?」

どうぞといわれたので言わせてもらう

「なぜ、この部に頼もうと?」

「ハイ、えぇーっと深山さん…じゃなくて莉子(りこ)さんに聞きまして」

莉子とは俺の姉

「いつも呼んでいるように呼んでくれて構いません」

呼びにくいと思うので、それに俺に気を使わせるのもなんか悪い

「すいません、深山さんが自分やいるしかっこいい弟さんもいるし、それにそこなら引き受けてくれるだろう」

ざけんな、なにがかっこいい弟だ!あの(アホ)

もしもアホがここにいるならば所構わず5時間説教確実だな


そんなことよりも、これで合点が言った。

姉さんからの紹介なら意味不明な部活に来る依頼も理解できる

「そうだったんですか…では本題に」

「はい、真に申し訳ないんですが…」

おーい、焦らさないで下さい

内心ドキドキ物なんですから

「なんですか?」

耐え切れなかった

部長はだんまりを決め込んでいる

これじゃあ、どっちが部長かわからんな


「生徒会の仕事を手伝って下さい」

「えっ!?」

意外とあっさりとした内容だったな

「ダメならいいんですが・・・」

「全然いいですよ、これを断ってしまうと部活の存在自体が疑問ですから」

「良かったです、今日までなのに全然間に合わなかったんです」

色々と大変らしい、心配事だったがとりあえず何ともなさそうだ










その後は三人で食事を取りながら話をした

田宮さんは固い人なのかと思ってたが、意外とそうでもなくジョークなどを言って親しみやすかった。


「いい人だったな」

「俺は前に会ったから人柄は知ってる」

まっそっか・・・

「お前としては不満か?この依頼は」

今回は大人しい感じの依頼なのでコイツ好みではない

「そうでもない」

俺としては皮肉を交えて言ったつもりだったが、その返答はあっけからんとしていた。

「というと?」

「こういう普通なのもたまにはいい」

「へー、お前でもそう考えるときがあんだな」

いつもそれぐらいだと俺は嬉しいがなと言うとフッと鼻で笑われるだけだった


今日は地面から雨が降るな・・・


「所でバカに関してはどうする?」

「余計なところで出てきても邪魔だし伝えないほうがいいな」

「まっそれが妥当か…」

バカには悪いがそうさせてもらおう











放課後、現在俺たちは生徒会室に集まっている


もちろん3人で


教室に戻った時はバカに気づかれないように委員長に伝えるのは苦労した



「じゃっ、入るか」

二人とも頷いたので入らせていただこう

『トントン』

「どうぞー」

『ガチャ』


「失礼します」

ドアを開けてはいる


「今日はありがとうございます」

広い生徒会室の真ん中に座り挨拶するは生徒会長


「どうも私は生徒会長の工藤(くどう) 真理(まり)です。」

丁寧にも俺らの前に来て、軽く会釈してくれる


生徒会会長

知能・運動・カリスマ性をもった完璧人間で、選挙のときも断トツの一位だった


「深山桜です。」

「桐原遥です。」

「曽野崎修也です…」


俺らも軽く自己紹介


「早速ですいませんがこれをお願いします」

机にドサッと置かれた資料

これは生徒会だけじゃ今日中には終わらんな・・・












『カリカリカリ・・・タン』

「よし終わったな」

コレでノルマ終了


気がつけばいつのまにかすっかり夜も更け8時13分

生徒会の方々はもう少しあるらしい

まぁ、こっちは3人がかりだったし、委員長もがんばったので早めに終わった


「それじゃあ俺たちは帰りますね・・・やっぱり手伝いましょうか?」

「いえいえ大丈夫です、後はこっちだけで間に合いますので」

やっぱり他人にやらせるのは気が引けるのかもしれない、無理に言うのもな


「じゃあ、お先に失礼します」

「はい、今日は本当に有難うございました」

会長は深々と頭を下げた

「気にしないで下さい」

そういってその場を後にする




「委員長、修也行くぞ!!」


「はい」

「わかった」





「今日は疲れたな・・・」

「そうですね!」

「委員長元気だな…」

「お前が疲れすぎなんだ」

「ハハハ、そうですよっ!桜君!!」

どうやらここまで疲れてんのは俺だけらしい。

今考えると何もやらず帰ったバカが少し憎い


「じゃあな」

「さようなら」

校門前

修也とは方向が違うのでここでお別れ

「ああ、またな」



「行きますかっ」

「はいっ」

あいつを少し見送って

「それにしても楽しそうだな、委員長」

「そうですか…?」

俺がそう言ったら、委員長の顔が赤くなる

理由は不明


「時間も時間だし、委員長の事送るからね!」

「ええっ!!」

またも委員長の顔が赤くなる

理由は不明


「わわ悪いですよ」

さすがいい子だね

「そんなこと気にすんなよ、俺に送られんのヤダとか?」

「いえいえいえいえ、それじゃあお願いします。」

「引き受けました。」




委員長と話しながら歩く

委員長は話しやすいしノッてくれたりするのでとても有意義な時間を過ごせた

もっとも楽しい時間は早々に過ぎるものでこの時間は終わりを向かえたが…


それにしても結構な豪邸だな〜


「じゃあこの辺で」

「はいっ、とても楽しかったです。」

万遍の笑みを見せてくれる

「そう言ってもらえると嬉しいよ」

俺も笑みで返す

「委員長じゃあね、また明日」

「今日はありがとうございました、また明日!」

さーて帰るとするか



俺は帰るなり、すぐ食事を食べ、ベットで死んだように眠った

本当につかれた

まあ、第一章はプロローグということで軽めに


一応恋愛要素も入れつつなんですが

うまくできたかな・・・?


感想をお待ちしています。

悲しいんですよね、無いと


でも、見ていただけるだけでも結構です。

応援してください!!!(ずうずうしいような・・・)


最後にまた会える日を

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