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最終話:Our love is as it is.

その週末は、二人にとって、まるで奪われた七年の時間を取り戻すかのように夢心地のうちに過ぎ去った。ユン・シオンの冷徹でミニマルだったオフィステルは、カン・ジフという存在によって、初めて人の住む温もりに満たされた。二人は外へは出なかった。世界と完全に断絶したまま、ただ互いだけに集中した。七年間飢えていた互いの体を貪り、また貪った。激しかった初夜の後、彼らの情事はもはや七年の熱病を解消するための荒々しい行為ではなかった。それは互いの傷をいたわる慰めであり、互いの存在を確認する言語であり、共に歩む未来を約束する最も内密な儀式だった。


時にはシオンがジフをリードした。若さと長年の渇望が生み出した彼のエネルギーは、尽きることがなかった。彼はジフの体の隅々を、あたかも自分が設計した最も美しい建築物を探検するように、驚きと繊細さをもって辿った。一方、ジフは長い間文学の中で鍛えられた感性で、シオンの最も深い場所を愛撫した。彼はシオンの冷たい鎧の下に隠された柔らかな素肌を、優しい口づけと慈しむような手つきで溶かしていった。彼らは互いにとって完璧な恋人であり、互いの欠損を埋めてくれる唯一の存在だった。


週末が終わり月曜日が来た時、彼らは再び「ユン建築家」と「カン編集長」という社会的な仮面を被らねばならなかった。オフィスで顔を合わせた二人は、何事もなかったかのように事務的な会話を交わした。しかし、テーブルの下で密かに行き交う隠微な視線や、掠めるように触れる指先の微かな震えまでは隠せなかった。その際どい秘密の恋愛は、彼らの日常に刺激的な緊張感と甘いときめきを添えてくれた。


月日は流れ、数週間が過ぎた。「文学の家」プロジェクトは順調に進行し、二人の関係は日に日に深まっていった。シオンのオフィステルには、ジフの歯ブラシやパジャマ、そして彼が読んでいた本が一つ、また一つと居場所を占め始めた。シオンの空っぽだった冷蔵庫は、ジフが作ってくれた温かな手料理の材料で満たされた。シオンは生まれて初めて「帰宅」という行為の意味を悟った。自分を待っている人がいる家へ帰ることが、どれほど胸が熱くなる幸福であるかを。


そして、ある夜更け。二人はプロローグのあの場面のように、ベッドに横たわっていた。


深夜の空気はひんやりとしていたが、背中から伝わってくるジフの体温は、今やあまりにも馴染み深く温かかった。シオンは彼の腕枕を借りて、おとなしく腕の中に抱かれたまま、全面ガラスの窓の向こうで点々と散らばる街の灯を眺めていた。ソウルの夜は眠らず、その光はまるで共に過ごした時間のように遥か遠くで瞬いていた。


ジフはシオンの髪に頬を埋め、静かに息を吐いた。彼の吐き出すあらゆる息吹がシオンにとっては一つの世界であり、彼が作り出すこの静寂は、世界のいかなる騒音も侵すことのできない二人だけの聖域だった。


「起きてる?」


眠気の濃く混じったジフの声が耳元をくすぐった。シオンは答える代わりに首を振り、布団の下で彼の手を探して指を絡めた。がっしりとした長い指。ページを捲りペンを握っていたその手が、今は完全に自分へと向けられていた。十年前、初めて教卓の上に置かれた彼の手を盗み見ていたあの日から、一瞬たりとも変わらない事実だった。

ジフはシオンの頭のてっぺんに短く口づけをすると、もう一度彼を腕の中へ深く引き寄せた。まるで砕け散った破片を繋ぎ合わせるように、隙間なく互いの体を埋めた。一瞬でも離せば壊れて消えてしまうのではないか、というほどに。もしかすると僕たちは、互いにとって永遠にそのような存在なのかもしれない。


「何を考えてる?」


ジフの問いに、シオンはしばらく言葉を選んだ。実のところ、何も考えていなかった。この男の腕の中にいる時、世界のすべての時計は止まり、騒がしかった頭の中が空っぽになる奇妙な平穏に浸った。過去の後悔も、未来の不安も、この瞬間だけは力を失った。


「先生」


ふと、ずっと昔の呼称が口から飛び出した。その一言に、ジフの体が刹那の瞬間、固くなるのが感じられた。彼は答える代わりに、シオンの肩を抱いた腕に力を込めた。いつもそうだった。シオンが無意識に、あるいは意図的に彼を「先生」と呼ぶたび、彼は言葉なく彼を絡め取ることで答えに代えた。


それは僕たちの始まりに刻まれた、永遠に消えることのない緋文字ひもんじだった。


背徳的で、誤っており、決して祝福されることのなかった関係の名前。


しかし同時に、僕たちだけが共有する、最も隠微で甘美な証でもあった。


シオンは身を翻して彼と向き合った。暗闇の中でも、彼の瞳がひたむきに自分を映しているのが見えた。深く、静かで、時には執拗なその眼差し。十八歳の自分をなす術なく惹きつけた、まさにあの視線だった。


「もし……僕たちが、あの教室で出会っていなかったら、どうなっていたでしょうか」


これは彼が七年前、いや十年前から抱き続けてきた古くからの問いだった。


「……そんな仮定に意味はないよ、シオン」


ジフがシオンの頬を優しく撫でながら言った。その手つきには、いつものように慈しみと、わずかな不安が混じっていた。シオンがもし、僕たちの始まりを後悔しているのではないかと、彼は常に気を揉んでいた。


「でも、時々気になるんです。先生がただの平凡な先生のままで、僕が平凡な学生として卒業していたら。僕たちは今頃、互いを覚えてさえいるでしょうか」


「……」


ジフは長い間、沈黙した。シオンはその沈黙が何を意味しているのか分かった。後悔と安堵、罪悪感と歓喜が入り混じった複雑な感情の渦。彼の潔白だった教師人生を根こそぎ揺るがした汚点。しかし、ついに一生を賭けて選び取った唯一の救済。


シオンもまた、同じだった。


僕の空っぽだった無彩色の世界に、初めて降り注いだ名前。


感情というものを教え、愛というものを説き、僕のあらゆる「初めて」を残さず奪っていった人。

長い沈黙の末、ジフがシオンの目を真っ直ぐに見つめて囁いた。


「君に出会っていなかったら……私はおそらく一生、本当の愛が何なのか知らずにいただろう。教師カン・ジフとしては生きただろうが、人間カン・ジフとしては死んだまま生きていただろうな」


彼の告白に、胸の奥がツンと痛んだ。


ジフは続けた。その声は、かつてないほど真実味を帯びていた。


「私は常に……決められた道を歩む人間だった。良き息子、誠実な学生、模範的な教師。それが私の人生のすべてだと思っていた。自分の中に別の欲望が、別の色彩があることを知らなかったんだ。君が私の教室に現れるまでは」


彼はシオンの手を握り、自らの鼓動の上に置いた。


「君が私の名を呼んだ時、君が私の授業に目を輝かせた時。そして……君が私のせいで傷ついた時。私は初めて、自分が生きていると感じたんだ。心臓が打っているのを感じたんだ。たとえその代償が私の夢をすべて捨てることだったとしても、私は後悔していない。君という人間を心に刻んだあの一ヶ月が、私の三十五年の人生を通して、最も輝かしい瞬間だったから」


彼の告白に、シオンはもはや言葉を失った。彼はジフの唇の上に、自分の唇をそっと重ねた。短いキスの後、シオンもまた自らの本心を伝えた。


「僕もです、先生」


彼はもう一度、彼を「先生」と呼んだ。しかし今、その呼称にはいかなる不安も罪悪感もなかった。ただ、完全なる愛と信頼だけが込められていた。


「先生に出会っていなければ、僕は今頃……とても有能だが、空っぽの建築家になっていたでしょうね。僕のオフィステルのように。世界のすべてを計算して設計することはできても、肝心の自分の心をどこに置くべきか分からないまま。先生は僕に『家』を建ててくれました。僕の心が帰って休める、世界でたった一つの家を」


僕にとってはあなたが、僕の初恋だった。


そして、僕の最後の恋になるだろう。


これは、世界が許さなかった名前から始まり、互いの唯一の世界となった、僕たちの最初で最後の愛に関する物語だ。


二人は言葉なく抱きしめ合った。窓の外の街の灯が、暗闇の中で互いの温もりを確認し合う二人を祝福するように、柔らかく照らしていた。二人の前途が、ただ平坦であるとは限らないだろう。「文学の家」プロジェクトが終われば、二人の関係はまた別の現実という試練に立たされるかもしれない。家族、友人、そして世間の視線。まだ越えなければならない山は多い。


しかし、今の二人は恐れていなかった。七年という時間の川を渡り、ひどい噂という波を掻き分け、ついに互いの手を握りしめたのだから。互いが互いにとって唯一の救いとなり、揺るぎない世界となったのだから。


ジフがシオンの耳元で、ごく小さな声で囁いた。


「愛してるよ、シオン」


七年の時を経て、ようやく伝える彼の初めての告白だった。


シオンは答える代わりに、彼をより深く抱きしめた。そして彼の耳元に、同じ重さの真心を込めて応えた。


「僕もです、先生」


彼らの本当の愛は、今始まったばかりだった。



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