第17話:Seven Years of Fever
韓定食店の静かな個室の中、時間は息を潜めていた。ユン・シオンの熱い涙がカン・ジフの冷たい手の甲へと零れ落ちた瞬間、七年という長く過酷だった冬がついに溶け始めた。ジフは自らの手の甲を濡らすその熱い温度に、全身の神経が麻痺するような感覚を覚えた。理性的には、膝をつくシオンを立たせなければならない、大人としてこの危うい状況を正すべきだ。そう考えていた。しかし、彼の体は意志に反して動かなかった。むしろ指先が、シオンの濡れた頬を無意識に、あまりにも愛おしく撫でていた。
「……立って、シオン。こんなことしないで」
ジフの声は力なく震えていた。
しかしシオンは首を振った。彼はジフの手を離さないまま、濡れた瞳で彼を見上げた。その目の中には、もはや恨みも怒りもなかった。ただ七年間膿み、弾けた深い傷跡と、それにもかかわらず一瞬たりとも変わることのなかった純粋で巨大な恋慕だけが満ちていた。
「僕がどれほど……先生に再会したかったか分かりますか? 他のことはすべて大丈夫です。噂も、人々の視線も。僕はただ……この言葉を、どうしても伝えたかった。僕を守ってくれてありがとう、と。そして……僕のせいで先生のすべてを台無しにしてしまって、ごめんなさい、と」
「君のせいじゃない」
ジフが咄嗟に、ほとんど悲鳴のように言った。
「お願いだからそんなこと言わないで。すべて私の選択だった。私が大人で、私が君を……」
彼はあとの言葉を継げなかった。「君を想った」という明白な真実を、彼は依然として罪悪のように感じ、口に出すことを恐れていた。
シオンはそんな彼の心を読み取ったかのように、微かに微笑んだ。傷ついた少年ではなく、すべてを理解し包み込む大人の微笑みだった。
「もう大丈夫ですよ、先生」
彼が低く、しかし確かな声で囁いた。
「もう先生も、僕も、あの古い教室に閉じ込められてはいません。先生はもう僕の先生じゃないし、僕はもう十八歳の学生じゃありません。僕たちはただ……男と男でしょう?」
「男と男」。
その一言が、カン・ジフがこの七年間、必死に守り抜いてきたあらゆる防壁を虚しくも崩し去った。シオンが正しかった。七年の時間はすべてを変えていた。二人を縛り付けていた身分も、越えられなかった年齢の壁も、今や微かな過去の痕跡に過ぎない。残されたのはただ、互いに向かって煮えくり返る、もはや否定しようのない想いだけだった。
「僕たち自身から、もう逃げないでください」
シオンが彼の手を優しく引き寄せながら立ち上がった。そして、七年前のあの日のように、ジフへと一歩近づいた。だが今回はジフが後退することはなかった。彼は逃げ出さず、その場に立って自分に近づくシオンを、自らの抗えない運命を、真正面から受け止めた。
その夜、シオンのオフィステルの玄関のドアが閉まった瞬間、七年間抑え込まれてきたすべてが爆発した。ワインも、会話も、いかなる前戯も必要なかった。シオンはドアに寄りかかるジフのネクタイを荒々しく引き寄せ、彼の唇を食らうようにぶつかっていった。優しさなど微塵もない、七年の情慕と恨みと渇きが一気に溢れ出した、野獣のようなキスだった。ジフは驚き抗おうとしたが、自分を追い詰める二十五歳の男の力と熱気の前で、なす術もなく翻弄された。
「ふっ……シオン、ちょっと……」
ジフが辛うじて唇を離し、息を荒くしたが、シオンは彼に隙を与えなかった。彼はジフの唇を再び奪いながら、彼のシャツのボタンを性急に引きちぎった。プツ、プツ。いくつかのボタンが床に転がったが、誰も気に留めなかった。
シオンはジフを寝室へと荒々しく押しやった。暗闇に目が慣れるよりも先に、ジフはベッドの上へと投げ出された。その上に、影のようにシオンの体が重なった。窓の外の街の明かりが、喘ぐ二人のシルエットを遥か遠くで照らしていた。
「先生……」
シオンがジフの耳元で、熱に浮かされた声で囁いた。
「七年間、毎晩あなたを想っていました。あなたの体がどんな風か、あなたの声がどんな風か……」
彼の手がジフの素肌の胸、腹部、そしてさらに下の熱い場所へと、迷いなく進んでいった。ジフは不慣れな快感と当惑に体を震わせ、彼の手を掴もうとしたが、シオンはその手を軽く制圧し、頭上へと押さえつけた。
「僕がどれほどあなたを求めていたか、今から教えあげます」
十八歳の純粋だった少年はいなかった。自らの欲望に正直で、それを勝ち取る術を知る一人の男が、これまでの七年間の苦痛を補填するかのように彼の体を支配していた。シオンの唇がジフの首筋や鎖骨を噛むように這い、彼の体の至る所に熱い痕跡を刻み込んだ。ジフの口からは抵抗の言葉の代わりに、抑えきれない呻きが漏れた。理性が麻痺し、根源的な感覚だけが全身を支配し始めた。
しかし、カン・ジフはただされるだけの男ではなかった。シオンの支配下で感じる屈辱的な快感は、彼の内面に眠っていた別の欲望を呼び覚ました。罪悪感と責任感という足枷が外れた瞬間、彼もまた七年間飢えてきた雄であった。彼は腰を捻り、瞬時に形勢を逆転させた。驚いてバランスを崩したシオンの上に、今度はジフの影が覆い被さった。
「……君が何を望んでいるか、私にも分かる」
ジフの声は先ほどよりもずっと低く、掠れていた。彼の目は暗闇の中でもギラリと光っていた。
「だが順序は私が決める。七年間、苦しかったのは君だけじゃないからな」
彼は先ほどのシオンと同じように、シオンの両手を頭上で押さえつけた。そして、先ほどシオンがしたことよりも遥かに濃密で執拗に、彼の体を貪り始めた。長い時間文学を読み耽ってきた彼の指先は、人間の体という別のテキストのどこを刺激すれば最も激しい反応が返ってくるのか、本能的に理解していた。
「はぁっ……! せん……せい……っ」
今度はシオンの口から懇願するような呻きが漏れた。支配者から一瞬にして被支配者へと転落した彼は、ジフの熟練した愛撫の前に抵抗できず崩れ落ちた。二人はあたかも縄張り争いをする猛獣のように、互いの体に自らの所有権を主張するように跡を残し、互いの最も敏感な部分を抉りながら激しく貪り合った。トップとボトムの境界は無意味だった。彼らは互いを支配しようとし、同時に互いに支配されることを渇望した。
七年の熱病は、互いの体がようやく一つに重なる瞬間に絶頂へと達した。準備も、配慮もない、荒々しく本能的な結合だった。苦痛と快楽の境界を行き来する強烈な感覚の中で、彼らは互いの名前を叫んだ。汗と唾液、そして精液が混ざり合い、ベッドのシーツはぐっしょりと濡れていった。彼らは一度では足りないと言わんばかりに、互いのポジションを変えながら、何度でも互いの体を求め、また求めた。七年の空白を一夜にしてすべて埋め尽くそうとするかのように、狂ったように互いを貪り尽くした。
数時間が過ぎただろうか。激しかった情事が一時的な小康状態に入った。汗でびっしょりと濡れた二人は、互いを抱きしめたまま荒い息を吐いた。
「……シャワー……浴びたい」
シオンが掠れた声で呟いた。
ジフは答える代わりに、彼を軽く抱き上げて浴室へと向かった。熱い湯気が立ち込めるシャワー室の中。二人はタイル張りの壁に互いの体を預けながら、再び正面から向き合った。流れるお湯が、二人の体に刻まれた激情の痕跡を洗い流していた。
「まだ……足りない」
シオンがジフの濡れた髪を掻き上げながら囁いた。
「七年分だ……これくらいじゃ駄目だ」
彼はジフの腰を抱き寄せ、タイル壁に彼を押し付けた。水飛沫の下で、二人の唇が再び熱く重なり合った。石鹸の泡で滑る肌、互いの体を伝い流れる熱いお湯。あらゆる感覚が、ベッドの上よりも遥かに鋭敏で強烈に感じられた。
ジフはシオンの首に腕を回し、彼の足の間に自らの足を割り込ませた。
「私も……同じだ」
彼はシオンの耳元に熱い吐息を吹き込み、彼の体をきつく締め付けた。
シャワー室の狭い空間は、再び二人の喘ぎ声と水音で満たされた。彼らは互いの体を支え合い、立っていることすら困難な状態で再び互いを渇望し、貪った。壁をついた手が滑り、膝の力が抜けて崩れ落ちそうになるのを互いに支え合いながら、彼らはあたかも世界の最後の恋人たちのように、危うくも激しく愛を交わした。
夜明けの微かな薄明かりが窓から差し込む頃、ようやく疲れ果てた二人はベッドに戻り、互いを抱きしめたまま眠りについた。全身が汗と水気でびっしょりと濡れ、筋肉は悲鳴を上げていたが、精神は奇妙なほど澄み渡っていた。七年間、彼らを押し潰していた熱病が、一夜の激情的な交わりを通じてすべて抜け切ったようだった。
ジフは自らの腕の中で安らかに眠るシオンの濡れた髪を撫でた。幼い少年の面影はどこにもなかったが、寝顔だけは七年前のあの時のままだった。ジフは思った。
自らのすべてを失ったと思っていた。しかし、そうではなかった。彼はこの少年を完全に手に入れるために、そのすべてを捨てなければならなかったのだ。ユン・シオンは彼の失われた夢であり、彼の唯一の救済だった。
ジフは眠るシオンの唇にそっと口づけをした。先ほどとは違う、あまりにも優しく、慈しむようなキスだった。
七年の待ち時間。そして、ついに再び始まった時間。
彼らの長く激しかった夜は、そうして終わりを迎えていた。そしてその夜の果てで、二人の本当の「今日」が、本当の愛が始まろうとしていた。




