第18話 5000石の領主
天文19年(1550年)
龍之介は、新年の挨拶の為に、那古野城に向かっている
今日は、献上品として干し椎茸15貫蜂蜜 壺に2つと清酒10樽を持参して来ている。
兵士達に運んで貰っている
「平手様、明けましておめでとうございます」
「おぉ、龍之介か、明けましておめでとう」
「こちら、献上品です」
「ほう、品を改める」
「干し椎茸15貫 蜂蜜 壺に2つと清酒10樽です」
「お前椎茸15貫って城でも貰うつもりか!?
「いえいえ、献上品ですよ」
「豪気な奴だな」
それから、信長の元へ向かうと、政秀から
「信長様、龍之介から献上品が」
「うむ、お龍、ありがとう」
「干し椎茸15貫 蜂蜜 壺に2つと清酒10樽です」
「お龍、城でも欲しのか!?」
「いえいえ、献上品です」
「そうか、焦ったぞ、大義である」
「酒は、ここで、飲む」
それから、宴会が始まった。
「お龍さん、明けましておめでとうございます」
「犬千代、内蔵助、恒興、明けましておめでとうございます」
「また、お龍さんの酒が飲めるな」
「そうだな、楽しみです」
そうこうして居る内に、清酒が運んで来た。
「美味な〜お龍さんの酒」
「そうだな〜」
「ありがとう」
「お龍、飲んでるか?」
「はい、飲んでいます」
「実話な、お龍の事と、市の事を、親父に話したら
しこたま怒られた」
「そりゃあそうですね」
龍之介、焦った、まさか信長が、信秀に話すとは、思いもしなかった。
「俺が家督を継ぐまで、待てな、それとも、出世するか? 椎茸は軍資金にする、5000石に、引き上げとする」
「ははー!」
「爺そう言う事で、後は、任せる」
「畏まりました」
信長は、龍之介の前から、去って行った。
「平手様、良いですか?」
「良いも悪いも、椎茸15貫が効いたな」
「村は近場が良いですが・・・」
「分かっておる、暫く待て」
「ははー!」
「お龍さん、良かったですね」
「ありがとう」
こうして、龍之介は、5000石の領主に、成った。
〜〜〜〜〜
あれから1ヶ月が経ち、正式に5000石(米は4000石)の領主に就任した
龍之介達は、やったのはまず年貢を4公6民にして開墾を指示た。鉄製の円匙や備中ぐわや唐鋤を、各村に、10個ずつ貸して与えた。それと
水車が作れる所は作らせる様に、大工を貸し出した。
吉平さん所のと五郎平さんの所の、農民を、指導者として、貸し出した。
米は、オンラインショップで、手に入れた種籾を持たせて、塩水選のやり方や苗栽培、鯉農法、正条植えらを、教える
鍛冶師達には、鍛冶師を、貸して、弩と回転式除草機、鉄製の円匙や備中ぐわや唐鋤
の製作を、お願いした。
それから、兵士を20人(兵士召喚で)増員して、120人にした、才蔵に訓練を頼んだ。
見込みでは、1万石も夢じゃ無い所まで、来ている
〜〜〜〜
あれから3ヶ月が過ぎた10の村々に、農法も、農具、種籾も、薩摩芋苗も、行き渡っていた、
吉平さんと五郎平さんの村では、ジャガイモと
大豆を、植える事にした。
等々、田植えの日がやって来た。
「田植え頑張りましょう」
「「はい!」」
そうそう、以前、世話に成った下男の茂さんと下女のトメさんに、来て貰った後は、ヨネさんと
兵助さんと言う下男下女に、来て貰った(平手様経由で、紹介された)。
それから、2日後に成って田植えは終わった。
「やっと、終わったな」
「えぇ、やっと、終わりました」
「腰が痛て〜」
「お疲れ様でした」
「吉平さん、お疲れ様」
それから、翌日に、薩摩芋とジャガイモを、植えた。
それから、10日過ぎて龍之介は、ちゃんと出来てるか、確認しに村々を回ったて行った。
「作兵衛さん、どうですか、作物の程は?」
「北川様、ようこそ、順調ですよ」
「開墾の続きもお願いしますね」
「分かりました」
龍之介は次々と村々を、回って行った。
この日、龍之介は、椎茸栽培の現場に来ていた。
今年から推定5石程の出荷量に、拡張した。
「立派な椎茸に成ってね」
それから、養蜂場に向かう
巣箱に、20個に、増やした。現在20中15個に
ミツバチが巣を、作っている。
「蜂蜜を、貰うね」
蜂蜜を壺10個分取っていた。
こうして、龍之介の領主生活は、続く。




