第12話 豊作
あれから3ヶ月経ち、戦も無く、畑や田圃に椎茸栽培に勤しむ。
「そろそろ、収穫の時期たな」
「そうですね、後5日と、言った所ですね」
吉平さんが、言った
「米の出来は、どうですか?」
「豊作ですよ、見た事無い位ですよ!」
「そうですか、それは良かったです」
龍之介は、胸を撫で下ろす、実は不安だったのである、正条植えと塩水選と鯉農法と下肥(人糞尿)がどれだけ効果が有るか分からなかったのだ。
「五郎平さんの村は、どうですか?」
「うちも、大豊作ですね」
「回転式除草機、あれは良いですね。草刈りが、楽ですね」
「良かったです作って貰った甲斐が有ります」
龍之介は、成果に大満足で有った。
〜〜〜〜
あれから5日だった、今日は米の収穫の日で有る
早朝に稽古を、してから朝食を作って食べると、
屋敷を後にした、すると、村人総出での、収穫が始まる。
「おはようございます」
「「おはようございます!」」
「北川様、豊作ですよ、ワシも、久しく、見た事が、無いでよ!」
「それは、良かったです、皆さんが協力してくれたお陰です」
そこには、村人の笑顔が有った。
「さぁ、収穫しよ!!」
「「オー」」
村人達に混じり、収穫に参加していた。
老若男女が、協力して収穫して行く。
「腰来るの」
「北川様無理なさらないようにね」
「今までの、3倍は有るな」
もう一つの村には、才蔵が、参加していた。
「豊作大豊作だ」
「そつは、良かった」
〜〜〜
一方龍之介は、順調に収穫していた。
ペースアップして行く。
「北川様上手何ですね」
「そつかい、見様見真似ですけどね」
龍之介みるみる収穫を、して行くと、
あれから1時間、収穫が終わった。
「やっと、終わった」
「千歯扱きが有るから、作業が楽ですね」
そう言ってる、脱穀して行くとみるみるのうちに脱穀が終わって行く、
「北川様、税は4公6民で、良いのですか?」
「あぁ、約束したからな、4公6民で良いよ」
「次は薩摩芋の収穫だな」
「そうですね」
「今日収穫だな」
「分かりました」
いよいよ、薩摩芋の収穫だ、龍之介達は畑に、来ていた、薩摩芋を収穫して行く。
「こちらも、豊作ですね」
「そうですね、実って、良かったです」
村人達は笑顔で収穫して行く。
「すげー、こんなに実っているよ」
子供達は、沢山の薩摩芋に大興奮で収穫して行く。
「北川様、この芋は、どうやって、食べるですか?」
「焼いても良し、蒸かして良し、煮ても良しだよ」
「今日は焼いて、食べよう。枯れ木や落ち葉を沢山用意してくれますか?」
「分かりました」
それから、大人達が、木や落ち葉を、集めると、
芋を焼いて行き、
「もっと木や落ち葉を持って来て」
「分かりました」
そう言って、木や落ち葉を、取りに行かせる
暫く経つと、焼き頃に成って来た。
「そろそろだろ」
そう言って、薩摩芋を、取り出す、
そして、子供等に配てから大人達に配る
「皆で食べよ」
そう言うと、皆が食べ初める、
「甘い、美味しよ」
「本当に、美味しです」
皆、笑顔で芋を頬張るのを見て、嬉しく成る龍之介で有った。




