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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第五章 うさ耳少女は真実を突き止めますっ!

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第98話 シーちゃんだって悲しくなることあるもん!

「この祭壇にウィンリー様が眠っているわ。 このご遺体にウィンリー様の精神を移そうと思うの」

 ん? ソンナコトデキルノ?

「その過程でウィンの精神が強くないと、ウィンリー様に飲み込まれてしまう。 失敗は許されないわ」

 なるほど……。 全然分からないけど、とにかく失敗は許されないってことは理解できた。

「何か、やり残したことはある?」

 やり残したこと? ないけど……なんでそんなこと聞くんだろう?

「なぜかって? なぜなら、ウィンの精神が死ねば、そこに入っているパープちゃんも死んじゃうからよ!」

「はっ!?」

 聞いてないですがっ! 友達がいなければ生きている意味がないから別に死ぬのはいいけど、、、事前に教えてよねっ!

 もしウィンの精神が死んだら、私の精神も死ぬってことね? そしたら一生私の体は抜け殻になるのか……。 多分、ウィンの体も抜け殻になるね……うん、絶対失敗できない! プレッシャーやばい!


「棺桶、開けるわよ」

 シーちゃんが慎重に棺桶の蓋を開ける。

 そこには、ウィンそっくりの美しい少女が安らかに眠っていた。 ウィンそっくりといっても、あんまり似てないかも? ウィンからアホっぽい感じが抜けて、キリッとした感じ?

 ウィンは可愛らしい感じだけど、このウィンリー様はとにかく美しい感じ!

 なんか、生きているみたいに、ただ安らかに眠っているような顔。 本当に死んでいるの?

「……ウィンリー様はね、炎に焼かれて死んだの」

 え?炎で焼かれて死んだのに、なんでこんなに遺体が綺麗なの?

 ……炎で焼かれて死ぬなんて、どんなに苦しかったんだろう?

「ウィンリー様のご遺体は、、、磔にされ、晒されていた。 私は一生懸命回復魔法を研究して、遺体を修復される魔法を作った。 だから今、ウィンリー様のご遺体はこんなにきれいな状態なの。 あ、もちろんウィンリー様を磔にした奴らは殺したわ」

 ……なんかさらっと怖いこと言ったかな? き、気のせいだよね? あはははは……。

 ていうか、遺体を修復する魔法なんか聞いたことないわっ‼ ほんとに規格外だな! もうシーちゃんが主人公でいいじゃんか!


「ごめんね、急にこんな話しちゃって」

 軽く笑いながら誤魔化すシーちゃんの目には深い悲しみの色が浮かんでいた。

 ……シーちゃんだからきっと大丈夫とか思っていたけど、シーちゃんはまだ少女だ。 その小さな背中には何を背負ってきたのだろう? シーちゃんの過去はよく分からないけど、きっと孤独だったんだろうな。

 いつも優しいけど、ウィンリー様のことになると狂気的になるシーちゃん。 きっと過去に何かあって、歪められてしまったんだろうね。

 生きてきた年はシーちゃんが上かもしれないけど、精神年齢は私が上。 その証拠にシーちゃんの外見は少女のままだ。 精霊の外見は精神年齢と等しい。 だから、外見が13歳くらいであるシーちゃんの心はまだ子供。 そんな子に“神”とか“復讐”いろいろなものが圧し掛かっている。

 いつか、そんなこと考えずに笑って過ごして欲しいな。

「謝らないでっ! 私、頑張るから、いつかその重みを分かち合わせて!」

 こんな聞こえの良い言葉しかないセリフに、誰かが偽善だと言うかもしれない。 でも、シーちゃんの周りには綺麗な言葉がたくさんあってほしい。 だから、まずは私が綺麗な言葉をシーちゃんに投げかけるの。

 私はシーちゃんを抱きしめようとした。

 ……が、ナイトに先を越されてしまった。 …………くそっ‼

「シー、一人で抱え込まないで……」

「ナイト……」

 ……あれ、私忘れられてる? めっちゃいいこと言ったのに、ノーコメント!? うそんっ!


 シーちゃんが幸せの中で笑って生きる。 そのためにも、この魔法は成功させなくてはいけない。 失敗したらウィンだけではなく、きっとシーちゃんの心まで失ってしまう。 そんなのやだ!

 大丈夫! 今まで私はいろんな困難を乗り越えてきた! だから……きっと大丈夫だよね?


「みんな、ありがとう。 これで心置きなく挑めるわ。 準備は良い!?」

「「うん!」」


「――『精神移植(マインドトランス)』――‼」


 ナイトがシーちゃんに魔力を譲渡し、私はウィンの肉体に魔力を流し込み、集中する。

 段々と意識が遠くなっていく。 絶対に友達を救う。 これだけはどんな時でも忘れないよう、心に刻み込んでおく。


♢♢♢


 ここは――……?

 真っ暗な世界。 辺りを見回すと、隣にウィンがいた。

「ウィン!?」

「パプたん!?」

 暗いけど、なぜかウィンの周りだけ光っていてよく見える。

 久しぶりにウィンの声を聴いて、なんだか涙が出てくる。

『お前たちか……我の肉体を巣食う者は』

 目の前にもう1人のウィン……じゃなくて、ウィンリー様が現れた。 ……もしかして、この体から出たくないって言って、妨害する気?

『……』

「「……」」

 なになに!? 急に黙っちゃってどうしたの!?

 シーちゃん!私は一体何をすればいいのよっ!!

いいねをいっぱいくれた方、本当にありがとうございます!

なんか、すっごいやる気でました!

語彙力ないけど、これからも頑張るのでよろしくっす!

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