第96話 ウィンの行方
……ここは……どこ? 目が覚めたらやたらと装飾の豪華なベットで横になっていた。
「パープ! 目が覚めましたの!?」
「アナビス……?」
なぜ、疑問形なのかと言うと、、、彼女は背が小さいので顔が見えないのである。 頭は少し見えているけど、でも確証がないじゃん? だから疑問形!
「もう! 生きて帰ると約束はしたけど、ボロボロで帰ってこないで!」
口調がいつもと違う。 多分、口調を忘れるくらい感情的になっているんだろうね。 なんかうれしいな。
それにしても、五体満足で帰れてよかった! ちゃ~んとアナビスとの約束も守れたし! リバーも救えたから世界も救えました!
いや~、まさか友達作ろうと頑張ってたら、世界救うことになるとは思わなかったよ!
「パープ! 聞いていますか!?」
「あ……ごめん!」
「んもう、もう一度だけですわよ?」
アナビスは、パプリカが投獄されたこと、魔王を討伐した私たちは英雄として称えられていることを詳しく話してくれた。 私が気絶した後、実験に使われていた精霊達は救出されたらしい。 もちろんウィンの母であるコヨウさんも!
ただ、詳しすぎて長かったので省略!
ちなみに、ここはアナビスの実家であるお城らしい。 一応英雄なので部屋はめちゃくちゃ豪華!
「それとですが……」
「何?」
アナビスは言いずらそうにもじもじとする。 なんか、嫌な予感しかしないのだが、それは私だけ?
「ウィンがね、、、目覚めていないの」
「えっ」
どういうこと? 私、ウィンが死ぬという運命を覆すために頑張ったし、たしかに傷つけずに守り切ったはず……。
「外傷はないのに、未だに目覚めないの。 私は詳しく聞いておりませんが、シー様が『パープちゃんが目覚めたら事情を説明するからすぐに連れてきて』と伝言を私に託していきましたわ。 なのでこの後説明してもらうことになると思いますので、ウィンの部屋へ案内いたしますわ」
状況が飲み込めないけど、とりあえず行こう。
♢♢♢
ウィンの部屋へ行くと、ウィンには何の外傷もなくただ安らかに眠っていた。
部屋にはシーちゃんとナイトが待ち構えていた。 2人共表情が険しくてなんか不安になってくる。 リバーは何でいないのかな? お腹でも壊したのかなぁ?
「アナビス様、席を外していただけますか」
「……わかりました」
アナビスは私に軽く会釈してから部屋から出て行った。
「シーちゃんっ‼ どういうことなの?」
「前、言ったわよね? ウィンが二重人格だって」
「うん……」
ウィンが平気なように振る舞うから、すっかり忘れてた☆
「つまり、今眠り続けているのはウィンという人格が消えかけているからってこと?」
「そうなの。 解決策はあるから安心してね!」
なーんだ、よかったぁ~!
「ただ、ウィンの心が弱ければ消えてしまうかもしれないの……」
えっ!? ……でも、リバーがそばにいればきっと大丈夫! ……だよね?
「……リバーは修行にでていていないわ」
……まじかよ。 そして、さらっと心読むなって! なんでリバーはこんな大事なときにいないのよっ!
「リバーは、今回の戦いで力不足を感じたらしく、ウィンを今度こそ守るために修行をするって言っていたわ」
……また心読んだね?
「それでね、術を発動する人・術のサポートをする人・ウィンの心に入ってサポートをする人の3人が必要なの。 術をサポートする人はナイトが適しているから、パープちゃんはウィンの心の中に入ってね!」
「えっ!?」
そんな重大なのを私に任せて大丈夫なの……?
でも、、、友達を救うにはこうするしかない! 一難去ってまた一難だけど、頑張るぞっ!
悲報、またもや作者迷走!
誰か助けてくれぇ!
うん、とにかく新章頑張るよ……!
絶対完結させるぞ☆




