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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第四章 うさ耳少女は魔王と戦いますっ!

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84/140

第84話 戦闘開始

 大量の敵や魔族の神であるパプリカをナイトとシーちゃんに押し付けて逃げた私たちはやっと魔王がいそうな部屋を見つけた。

 ……言い訳ではないけど、私たちが逃げたのは戦略であり作戦! 断じて見捨てたわけではないっ! そこのところハッキリさせとくぞっ!

 まだ魔力や身体能力が戻った感じがしない。 クソ、魔王めっ! 卑怯だぞっ!

 まぁ、生き残るのに卑怯もクソもないけどね。 卑怯なのも作戦の一つなのだから。 私だって友達の為ならどんなに汚い罠でも使うもん。

 うーん、魔力を封印されているのは結構でかい。 本当はシーちゃんが封印している装置を壊すはずだったんだけど、パプリカが現れたことで作戦が狂っちゃった。

 でも、大丈夫!

 シーちゃんと別れてから、かれこれ2時間も経っているから、今頃シーちゃんは装置を壊しているはず!

 思わぬ誤算(?)!


――ブオン


「――! 魔力が戻った!」

 ね、言ったでしょ?

 でも、2時間も迷ってたなんて胸張って言えないな……。 だってさぁ、階段とか部屋とかたくさんあったんだもん!

「魔力も戻ったし、入るよ……!」

「「うん!」」

 重くて大きな扉を三人で一緒に押して開ける。


――ギギギィィィ


 扉を開けて中に入ると、玉座にふんぞり返って座る魔王ピンドラがいた。

 何度も思い描いた構図。 ありふれた魔王と勇者の立場の私たち。

 少し残念なのは、魔王の威厳がないこと。 威厳があったら完璧だったのにな……。

 場違いなことを考えながら赤いカーペットを踏みしめ、魔王の近くへと向かう。勇者っぽく見えるように、顔をキリッとさせることも忘れない。

「よく来たな――⁉ あのメンダコをかぶっている神はどうした⁉」

 そういえば、魔王はシーちゃんに復讐するために一週間待ってくれたんだったな。

 目的であるシーちゃんが居なかったら驚くよね。 配慮してあげなくてなんかごめん。

「シーちゃんは魔族の神と戦ってるよっ!」

 さすが(?)ウィン! 魔王にため口とはなかなかに高度な煽りだね! あと、今シーちゃんは魔族の神とは戦ってないよ!

「な、なんだと⁉ ならば貴様らを殺し、今すぐに追いに行くのっ!」

 魔王……途中まで魔王っぽかったのに、最後がもったいないくらい威厳ない! 頑張ってよぉ。

「そーはいかないよっ! 私たちはスーパー強いんだからね、お前なんか瞬殺するもん!」

 ウィン、お願いだからこれ以上ややこしくしないでっ!

「な、んだと……?」


――ゾワッ


 魔王の雰囲気が一瞬にして変わり、冷たく鋭い殺気が私たちを襲った。

 体中の産毛が逆立ち、手足が震える。 うさぎとしての本能が魔王は危険だと知らせてくる。

 前までの魔王はこんなに強い殺気を放たなかった。 ()()()()()()()

 ウィンやリバーも驚きや恐怖を隠せず汗を流す。

 ウィンが煽ったから、魔王がキレちゃったじゃんか!(場違いな考え)

 『――鑑定――』


【名前】ピンドラ

【種族】魔王

【魔力値】10/10

【体力値】10/10

【スキル】

死を知らない亡者(デスストロンガー)Lv未完成

【総合戦闘力】測定不可


 何この変な鑑定結果は……?

 魔力値と体力値が低すぎる。 なのに総合戦闘力が測定できない。

 考えられることなら、、、この死を知らない亡者(デスストロンガー)のスキルしかない。

 なぜレベルが未完成と表記されているのかよく分からないけど、、、とにかくこれがヤバいんだろうな。

 気を引き締めなきゃ。 リバーやウィン、私はこの魔王に殺されると創造神様は言っていた。

 その未来を変えるために私はここに来た。

 もうふざけたりなどしない。 一瞬でも油断したら友達が死ぬ。

 どんな手を使ってでも友達を守る。 そのためならこの命、投げ捨てても構わない。

 友達が死ぬ未来、絶対に防いでみせる――‼

「さあ――殺し合いの始まりだ」

こっからは結構真面目なパープの戦いです!

つまらなくならないよう頑張るので見てくださいっ!

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