第63話 切実な願い
シーちゃん目線ですっ!
これはただの八つ当たりだと分かっている。
でも、八つ当たりしないと気が済まない……!
それに、この学園を襲撃したのだからこれは正当防衛よね?
パプリカが突っ込んでくる。
浅はかね。
これだけの技量の差があれば普通は逃げるはずよ。
その浅はかさが己の身を滅ぼすわ。
突っ込んでくるパプリカを大鎌で切りつけようとした瞬間。
「『――終末の吹雪――』」
懐かしい呪文が聞こえてくる。
この呪文を聞いたのはいつぶりかなぁ?
パプリカが突っ込んでくることも忘れ、目を閉じて感傷に浸ってしまう。
……ん?
あれ? この魔法って極大魔法よね?
何度もこの目で見てきたから分かる。
この魔法はとても危険。 味方さえも傷つけてしまうほど広範囲で強力だから。
この魔法を放ったのはおそらくウィン。
何か事情があったのだろうけれども、このままじゃ学園の皆が危ない……!
ナイトもいるのに。
みんなを守らなくちゃ!
「『――鉄壁――』」
そう思った瞬間パープちゃんが防御魔法をはってくれた。
これなら『終末の吹雪』にも耐えられる。
私の出番、なかったわね。
私まで巻き込まれそうなので、翼を生やして空へ避難する。
翼を生やしたのは、今は失われた古代の魔法よ。
パプリカは……敵だし、助ける義理はない。
目も開けられないほど光った後、猛吹雪と竜巻で何も見えなくなる。
その後、大爆発して収まった。
パープちゃんが守ってくれた所以外は大きなクレーターができてしまっている。
何度見てもこの魔法は規格外ね。
一応みんなが心配だから、空を飛んでパープちゃんのいる所へ移動する。
「大丈夫~?」
地上に降り立ち、パープちゃんをみると……なんとパープちゃんの目から血が流れていた。
目を瞑っているから眼球は見えないけど、、、おそらく大変なことになっている。
「それにしても……」
そういって呑気に喋っているパープちゃんを見て、胸が苦しくなる。
「『――天使の祝福――』」
これも古代に失われた魔法。
もう神だってことバレてしまったし、隠さなくてもいいわよね?
手から淡い青い光がでて、パープちゃんの目を癒す。
「あれ、目が見える。 ありがとう!」
パープちゃんは本当に無邪気だなぁ。
ウィンとパープちゃんは、私が失ってしまった光の道で生きていて欲しい。
そのためなら何でもするわ。
たとえ魔王でも創造神でもそのためなら殺せるわ。
だから、光の道で私の分までしっかり生きて欲しい。
新年あけましておめでとうございます!
今年の目標は、ブックマーク30件ですかねー!
無理かもしれないけど、パープみたいに一生懸命頑張ろうと思います!
みなさんもパープのことを見習って(見習わない方がいいかも)がんばっていきましょう!
今年もよろしくお願いします!!




