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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第四章 うさ耳少女は魔王と戦いますっ!

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第60話 覚醒?

「それでは、瞬殺して差し上げますわ!」

 トロピカルが両手を振り上げ、勢いよく地面へ振り下ろす。

――ドオォォン

 地面が割れ、瓦礫が飛んでくる。

 手を十字にして頭への直撃を避ける。

 こんな攻撃は私にはきかないよ!

 なんとなくピーマンの方を見ると、なんか呪文の詠唱をぶつぶつと唱えてる⁉

 やばい! さっきの攻撃は目くらましと時間稼ぎだった!

「【――水球(ウォーターボール)――】!」

 馬鹿でかい水球が私に向かって飛んでくる。

 なんとか避けて直撃は避けたけど、『水球(ウォーターボール)』は広範囲攻撃魔法。

 水に足を取られて体勢が崩れてしまう。

 メキメキという音が聞こえたのでトロピカルの方を見ると、大きな木を根ごと地面から抜いて軽々と持っていた。

 なんという馬鹿力……!

 トロピカルが持っている物を投げるかのように手を大きく振りかぶる。

 待って、まてまてまて!

 それ、私に投げるんじゃないよね?

「よいしょーー!」

 投げたーー⁉

 私は避けれずそのまま木に押しつぶされた。

 死んでないよ! 身動きがとれないのと、ものすごく痛いだけ!

「けほっ」

 咳をすると血がでてくる。

 私、転生してから強敵と戦ったりたくさんしてきたけど、これほどまで命の危機に陥ったことはなかった。

 ここから打開できる?

 この木からはもう自力では抜け出せない。

 なぜなら足が押しつぶされたようで、感覚がない。

 『回復(ヒール)』すればいい話だけど、敵がそんな時間を与えてくれるはずがない。

 そしたら魔法だけど、魔法で倒せるか?

 ピーマンの方なら倒せると思う。 けど、トロピカルは倒せない。

 魔法を撃った隙に、攻撃され、殺される。

 これは……()()だ。

 でも……諦めるもんか。

 私は、友達をたくさん作って死ぬと決めたんだ!

 まだ全然友達ができていない!

 まだ死ねない!

 最後の最後まで足掻いてやる!


――キイィィン

 ()を強く意識したからだろうか?

 なんの前振りもなく私の瞳は変異し、輝き始めた。

 コヨウさんとの戦い以来、一度も出来なかった瞳の変異が今やっとできたのだ。

 懐かしい。 この力がみなぎってくる感じ。

 今ならなんでも、できちゃいそう。

 魔力が体全体に行き届き、力が溢れてくる。

 木も軽々と足で吹き飛ばした。

 足は『回復(ヒール)』を使わずになぜか回復していた。

 驚愕しているトロピカル達、何か叫んでいる気がするけどなんだか聞こえない。

 自分だけ別世界にいるみたいに世界が白と灰色に見える。

 トロピカルがこちらに向かって走ってくるけど、なんだか遅く感じる。

 そのまま私は一瞬でトロピカルとの距離をつめる。

 思ったよりも自分の速度が速すぎたせいで、勢い余ってトロピカルの顔面を鉤爪で貫通させてしまう。

 トロピカルはそのまま崩れ落ちて倒れる。

 脳まで貫通したから多分即死。

 あとはピーマンだけだ。

「――姉さま⁉ 貴様、よくも姉さまを! 八つ裂きでは気が済まない! 残虐な方法で貴様を殺し、カラスの餌にしてやる!」

 え、意外とこの子怖い。

 でも、今の私ならたとえどんなに強くても負ける気はしな――

――ドサッ

 何? 今私が倒れたの?

 分からない。 全身が痛い。 目が痛い。

 視界は真っ赤で何が起きたかが全く分からない。

 これは……瞳が変異した副作用……?

作者のちょっとした黒歴史

黄色いパプリカの名前が"トロピカル"だと思っていたこと

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