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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第四章 うさ耳少女は魔王と戦いますっ!

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第57話 不穏な日

 今日は朝から気分が悪い。

 朝寝坊したし、髪がなぜが逆立ってまとまらなくて大変だったし……天気も曇りだし……

 いつも明るいウィンまで今日はどんよりしていて無口だ。

 そういうときこそ、キャロッティを食べるべきだね!

「おばさん、『キャロッティごろごろ栄養満点定食』をお願いします」

「あいよ~」

 シーちゃん達が座っている席に戻り、定食が届くのを待つ。

「なんかさぁ、今日気分が悪いんだよね~」

「私も……リバーなんか倒れちゃったし」

 そう、リバーは1限目の途中で気絶して倒れちゃったのだ。

 今は保健室で寝ている。

 リバーは色々と悪意とかに敏感だし、もしかしたら今日は何か起こるのだろうか……?

「『キャロッティごろごろ栄養満点定食』です。」

 定員さんがご飯を運んでくる。

「わぁぁ~…………??」

 いつもの鮮やかなオレンジ色の代わりに緑色の何かが目に映る。

「大変申し訳ないのですが、キャロッティを焦がしてしまいました。 残りのキャロッティの在庫もなくてですね…… なので代わりにピーマンを入れておきました!」

 はぁ? 勝手にピーマンを入れるなんて……っ‼

 もう怒る気力すらない。

「あ、ありがとうがざいます……」

 しょうがなく食べることにした。

「――うっ‼」

 おいしくない……

 青臭くて、苦い……

「私のと交換する?」

 シーちゃんが自分のご飯と交換しようかと提案してくる。

 天使すぎる!

「だいじょぶ……」

 私のせいでシーちゃんがピーマンを食べるのは居た堪れない。

 だから断る。

 うっ!

 やっぱり断らなければよかったかも……


♢♢♢


 ご飯を食べた後の授業、日差しがポカポカしていて温かい。

 なんだか眠くなってきたなぁ。

 ふわぁ~とあくびをすると、先生が訝し気に私を見てくる。

 やっべ!

 それにしても、なんだか今日は本当に眠い。

 頭までボーっとしてっきた。

 ん? 頭までボーっと?

――ドサ

 先生が倒れる。

 周りを見てみるとほとんどの人が寝ていた。

 なぜ?

 やばい、本当に頭がまわらない。

 なんでもっと早く気づかなかったんだ!

 毒ガスかは分からないけど、一応ハンカチで口元を押さえる。

「みんな、起きて――」

――ドオォォン

 大きな音が私の頭に響き、全身に痛みが走る。

「う……」

 目を開けると机や瓦礫などが錯乱し、クラスメイト達が倒れている。

 どうやら窓が爆発したようだ。

 その爆風で体が吹き飛ばされたようで全身が傷だらけで痛む。

「『――回復(ヒール)――』」

 一旦傷を癒す。

 何が起きたんだ?

『ぼきゅの名前はピンドラ! 偉大なる魔族の王、魔王である! 起きている奴がいるかは分からないけど、一応冥土の土産に教えてやる』

 どこからか頭に響くような声が聞こえてくる。

 幼い子のように聞こえるけど、本当に魔王なのかな?

『なにやらここには色々な種族がいるようだな。 それに加えて、この魔王に歯向かうものがたくさんいるらしいね。』

 魔族に、この学園のことが伝わってしまったんだ。

 当たり前だけど、まさか襲撃してくるとは思わなかった。

『今、ぼきゅはね、精霊を使ったある“実験”をしているんだ。 精霊は希少で手に入りにくい。 だけど、、、ここにはたくさんいるらしいじゃないか』

「――は?」

パープ、キレた。

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