第47話 生徒会総選挙②
『私、パープが生徒会長になったら、この学園をより良いものにすると、誓います。具体的にどのようにするかと言うと――』
どうしてこうなった――!?
遡ること30分前――――
「生徒会総選挙って、一体何をするのかしら?」
「当日までに、ポスター貼ったり意気込みを話したりして、当日にもう一回意気込みを話して投票するの」
「ふーん、なら意気込み、今からやりましょう」
「今から⁉」
「そうよ。シー様に勝つなら、先手必勝よ!」
「た、たしかに……」
「それじゃあ、行くわよ!」
「ええ⁉まだ意気込み考えてないんだけど⁉」
「じゃあさっさと考えなさいな!」
そのまま強引に連れていかれ、考える暇もなく、話すことになった。
私は今、魔法で声を大きくしているから皆、物珍しそうに見つめてくる。
この魔法は私が創造たから、皆からしたら不思議でしかたがないだろうね。
それに……まず生徒会総選挙というものを皆知らないんだろうな~
だって学園ができたのは初めてだもん!
だからまずは、生徒会について教えるんだ!
「生徒会とは、全生徒が会員であり、生徒による生徒のための組織です。そして今、私がなりたいと思っているものは会長、つまり皆をまとめる役割をもつ者です。
私は生徒会を通して、より良い学園にしたい。強さを育成する場だけではなく、友達と学園生活を楽しむ場に私はすると約束します!」
どーだ!?
――パチ……パチ
――パチパチパチパチ
まばらだった拍手が段々と大きな拍手へと変わっていく。
いける……!
これなら会長になれるかもしれない!
「ありがとうございます、ありがとうございます!」
いつも私をみて、『金髪の悪魔だ!』とか言って逃げていた人も、拍手をしてくれている。
本当にうれしい!
なんか、“友達を作りたいから”っていう下心持っているのが申し訳なくなってきた……
「あなた、意外とやるわね」
「へへへ」
全てが順調!
このまま押し切るぞっ!
♢♢♢
そのまま日は経ち、選挙当日――
「はぁー緊張してきたーー!」
「大丈夫よ!ほら、深呼吸!」
アナビス様とも仲良くなり、今では少しだけど軽口叩いても怒られなくなるまで仲良くなった!
ここまでしっかりセリフも覚え、業務用スマイルも練習した。
だからきっと、大丈夫!
そこへ、シーちゃんが歩いてきた。
隣にいるのはスネゴロウだ。
多分、応援演説する人だ。
「お互い、頑張りましょうね」
「うん!負けないんだから!」
ああ、こういう感じの戦い、やってみたかったんだよね!
“ここで決着をつけるんだ!”みたいなの、すごいかっこいいよね!
『それでは最初に、パープさんの演説です』
ついにきてしまった!
「パープ、頑張るわよ」
「はいっ!」
ステージのカーテンから出て、ステージの真ん中に立つ。
スポットライトが顔に当たり、眩しい。
友達をたくさん作るために!(下心満載)
頑張るぞ!




