第42話 野外実習
「今日は野外実習をする。グループに分かれて森に入り、魔物を倒してもらう。ただし、森の奥には入るなよ。」
今日は待ちに待った野外実習!
ここでかっこよく魔物を倒して、友達を作るんだ!
まぁ、グループのほとんどが皆知り合い。
これじゃあ友達いっぱい増やせなくない⁉
メンバーはシーちゃん、ウィン、リバー、ナイト、私の5人!
え?こんな最強チームでいいんですか?
「魔石を多く持ってきたグループの勝ちだ。そうだな、一番多かったグループは何か褒美をやろう。では各グループ準備ができたら森へ入れ。助けが必要な場合は笛を吹くんだぞ」
魔石とは、全ての魔物が持っている。
多くの魔物は心臓にあるが、特殊な魔物は違う所にあったりする。例えば額とかね。
魔物の強さによって魔石の大きさが異なる。
弱い魔物はそこら辺の石より小さい魔石を持っている。
だから、大きい魔石を持っている魔物の方が高いお金で売れる。
生活必需品で魔石は使われるから、魔石は重要だ。
「準備できたけど、どうするリーダー?」
リーダーはもちろん……シーちゃんだよ……
「みんな用意できたので、行きましょう」
キリッとしたシーちゃんかわいい~!
「はいっ!」
進む順番は前衛のリバー・ナイト、中衛の私、後衛のウィンとシーちゃんとなっている。
リバーは索敵能力が長けているので前。役割は斥候だね。
ナイトは普通に身体能力が高いから前。役割は剣士(?)だね。
私は格闘も魔法も得意だから中衛!役割は特にないけど、万能型だ!
前衛が2人もいるからウィンは後衛。役割は魔法使い。
シーちゃんは指揮官として、私たちに指示をだすので後衛。あと、みんなの回復する役目もあるね!
「南に約30m先、小型の魔物がいます」
「分かりました。倒しに行きましょう」
シーちゃんがそう指示をだすと、皆一斉に駆け出した。
音をたてないようにしながらね。
あれは……
「角兎……」
1本の角が生えている兎の魔物だ。
かわいい見た目とは裏腹に、鋭い角に突き刺されるとそのまま死ぬこともある。
隙を突かれたら高ランク冒険者すらも殺す魔物。
まあ、隙をつけられればの話だけどね。
『――氷の息――』
ウィンが氷魔法を放ち、角兎の身動きをとれなくする。
そこへナイトが飛び出し、刀で一刀両断!
あれ?私出番なし⁉
「ふー」
出番あったわ。
みんな解体したことないらしく、私が解体し、魔石を取り出した。
出番あってよかった~!
森での修行、役に立ってよかった!
それにしても……魔石ちっさ!
小石みたいな小ささだよぅ。
「パープちゃん解体ありがとうね。このまま進み、魔物を倒していきましょう」
「「おーー‼」」
そのまま順調に魔物を倒していき、遂に50個もの魔石が手に入った。
「やったやった!これで私たちの勝ちね!」
「まだ早いよ!これからこれから!」
なんてことを話していたら、突然
「キャーーーーーー‼」
「――っ⁉」
何々⁉
誰かの悲鳴?
この距離的に森の奥深くだな……
この切羽詰まった悲鳴的に一大事なんだろう。
もしかしたら強大な魔物が現れたのかも……
「シーちゃん、どうする?」
「……助けに行きましょう」
最近風邪が流行ってきましたね。
みなさん気を付けてくださいね!




