第40話 一体いくらしたんでろうね(遠い目)
この階全て私たちのもの??
意味わからん……
しかも最上階。
見晴らしが良く、桜の並木道も見えてすごく綺麗。
全ての床にふかふかのマットが敷かれており、ソファーとベットもある。
遠くからでも布の輝きが見える。
あれは……白金貨何枚したんだろうね……(遠い目)
嬉しいんだけどおかしくない?
絶対コヨウさんが何かやったわ。
いくらウィンが好きでも、これは良くないよね〜?
「やっほ〜い♪全部私の〜!」
ウィンがはしゃいでふかふかのベットにダイブする。
――ポフン
「わっ!すっごいふかふかだよっ!パプたん達もおいで!」
あのお布団にダイブしたらどんなに気持ちいのだろうか。
恥ずかしいけど……欲が勝ってしまう……!
「えーーいっ!」
「私もっ!」
「キャーーっ!」
――っ⁉
これは何だ……??
肌触りがすべすべでふかふか。
飛び込んだ私達が軽く沈み、ポンッと浮き上がる……!
最高……‼
夢にまで見た理想のベットだよっ!
一体……いくらしたんだろうね……(遠い目)
「ねね、この101階を探検しよっ!」
探検じゃなくない?
まぁ、付き合ってあげますか!(自分も乗り気)
「分かりました!ウィン隊長!」
「未開の地へゴーゴー!」
「え……?」
シーちゃんはこのノリについていけてないけど、とにかくゴー!
今私たちがいるところはソファーやらベットやら机やら色々ある。
「ここをリビングと命名する。ここでみんなで集まったり喋ったりするように!」
「ラジャー!」
リビングを抜けると廊下があり、たくさんの部屋がドアで仕切られている。
勿論、廊下までふかふかのカーペットが敷かれているよ……!
「まずは~この部屋っ!」
――バン
ウィンが勢いよくドアを開けて中へ入る。
「わぁ!」
貝殻が埋め込まれている水色の壁に、大きな窓、カーテンも水色で、青色に統一されている部屋だ。
そして広い。
「ステキ……」
シーちゃんがポツリと呟く。
「……よし!ここはシーちゃんの部屋とする。」
「いいの……?」
「いいよ!なんかシーちゃんのために作られた部屋っぽいからね!」
本当にそうだね、シーちゃんにピッタリだ!
この部屋にも最高級のベットがある……
「次っ!」
次の部屋は私の部屋っぽい淡い紫で統一された部屋だ。
シーちゃんの部屋と同じ作りになっている。
シーちゃんは貝殻が壁に埋め込まれていたけど、私はキャロッティが埋め込まれていた。
幸せ~!
「次っ!」
次はウィンらしい部屋。
シーちゃんの部屋よりも薄い水色で統一されている。
ウィンの壁には雪の結晶が埋め込まれていた。
そして……この部屋だけベランダがあった。
陽の光がポカポカとよく当たる部屋で、心地がいい。
別に嫉妬じゃないけど、、、少し、すこーし羨ましい……
「最高……‼」
ウィンが喜んでいるし、まぁ良しとする!
「次行くぞぉ!」
「「オー!」」
♢♢♢
他にもいろいろと部屋をまわった結果、お金をすごい使っていることが分かった!
この寮には食堂があるのに、キッチンがあったり、お茶会のできそうな部屋や、珍しい花が植えてある温室、各自部屋にベットがあるのに寝室があったり、露天風呂まであった。
びっくりだよ……はは……
なんか疲れちゃった。
「今日はさ、寝室で寝よーよ!」
私はこんなに疲れているのに、ウィンは元気だなぁ。
「それでさ、恋バナしよっ!」
「こ、恋バナ……っ⁉」
恋バナとは、名前の通り恋愛について話すことである。恋愛に関係する話を広く“恋バナ”と言う。
友達と仲良くなるきっかけにもなり、とても重要なイベントである。
これは……
「やるしかないでしょ⁉」
「だよね!パプたんならそう言ってくれると信じてた!」




