第32話 護衛依頼③
ふぅー、相手がボケーとしてくれたおかげで毒を解毒できたわ。
この3日間、注意していたけど演技下手すぎないかな?
最後のスープ手渡しは完全にアウト。
「あー、これに毒入っているんだなぁ。」って思いながら飲んだもん。
それにしても……私が倒れたあとの豹変。
あの卑下たる顔……本当に無理。
こうやって色々な女の人を陥れたんだろう。
その罪をしっかり償ってもらわなくては!
縄でぐるぐるに縛り付け、盗賊が使っていた馬車を使って来た道を引き返した。
♢♢♢
何とかギルドまで辿り着いた〜!
馬って扱いが大変なんだね……
途中盗賊2人が起きたりしたけど、ご飯を無理やり食べさして、殴って意識を刈り取って……を繰り返した。
なんか殴りすぎたせいで、顔の原型がなくなっちゃったけど……罪人だし、大丈夫でしょう‼
……大丈夫だよね……???
とにかく、ギルドに引き渡そう!
――ギィィ
二人を引きずりながら受付まで歩いていく。
ギルドの人たちも顔を青くして私を見る。
絵面ヤバそうだけど、まぁ大丈夫だろう。
私、金髪の悪魔って言われてるしね!(根に持つタイプ)
「この人たち盗賊なんですけど、襲ってきたので捕まえました」
「……あ、あのぅ?」
「何か?」
「い、いえ……ギルド長と話してもらいますので奥へどうぞ」
なんかこの前より恐れられてない⁉
うわーん!こんな依頼受けなきゃよかった!
「ステラ殿下、この度は指名手配されていた盗賊を倒していただき、ありがとうございました!」
客室に入ると、ギルド長が凄い勢いで土下座をしてきた。
この前の脅し、効いたみたいだね。
「この盗賊によって何人もの新人冒険者が行方不明になっていたんです!報酬は……白金貨10枚でどうでしょうか?」
白金貨10枚⁉凄い大金‼
この依頼受けてよかったかも……‼
今私が口を開いたら余計な事言いそうなので、軽く頷くことで返事をした。
考えただけでにやけてしまいそうだけど、ぐっとこらえる。
「ギルド長、よくやってくれた。話は終わりだ。さようなら」
早々に切り上げ、客室を出る。
ふー、今回も何とか誤魔化せた!
それにしても……白金貨10枚!
何に使おうかなー!まずは、魔性野菜だよねっ!
この体はいくら食べても太らないからたくさん食べちゃう!
はっ!ここにもチートがあったね!
少し短くなってしまいました……




