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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第三章 うさ耳少女は学園に通いますっ!

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第31話 護衛依頼②

盗賊達目線です!

 俺は伝説の盗賊……ではなく、伝説の盗賊を目指すカルボナーラ。

 今は偽名でマリネと名乗っている。

 俺は小人族、だから人を騙すのにはうってつけさ!

 俺が「おねーたん、おねーたん」と言えば誰でもイチコロさ!

 そして、相棒のナポリタン。

 今は偽名でカルパッチョと名乗っている。

 こいつは人族だが顔立ちが優男だ。

 渋い感じがまたいい感じになっている。

 いつも俺たちは一緒に人を騙して生きてきた。

 高額な依頼報酬で新人冒険者を誘い出し、金品を奪う。

 俺様特性の神経毒を飯に入れれば簡単。

 動けない隙に金品を奪うのさ!

 売れそうな奴だったら奴隷商に売る。

 俺達は戦闘力が高くないから男はダメだと依頼書にも書く。

 成人男性に本気で抵抗されたら返り討ちに合うかもしれないからな。

 それに、女だと高い金で売れるからな。


♢♢♢


 今回引っかかったのは駆け出し冒険者らしい、見た目のいい獣人の女だった。

 なにやら初の依頼だとか。

 可哀想に……初の依頼で騙され、奴隷にされるなんて。

 俺達も"楽"に生きるためには仕方がないんだ。

 それにしても……

 ものすごい美少女だな。

 整った顔立ちに、珍しい金色の髪にアメジスト色の瞳。

 思わず目で追ってしまうような、そんな"雰囲気"をしている少女だった。

 獣人なのは惜しいが、うさぎ獣人なら特定の貴族に高値で売れるからまぁ、いいだろう。

 この顔なら白金貨10枚で売れるかもな……!


――1日目

 特に何も疑われずに済んだ。

 まぁ、当たり前か。

 世間知らずっぽい顔してるし。

 魔法の適正をさりげなく聞いてみた。

 地と水の二属性らしい。

 光属性ではなくてよかった。

 光属性だと解毒される可能性があるからな。


――2日目

 ゴブリン5匹が出た。

 けど少女が迅速に倒してくれた。

 意外と強いな。

 昨日の魔法の適正は嘘ではないらしく、地と水魔法で倒していた。

 この感じだとLv1くらいしか持ってなさそうだ。

 明日の夜に毒を盛るが、多めにした方がいいだろう。


――3日目

 遂に時が来た。

 夜、スープに毒を混ぜる。

「おねーたん、僕が作ったんだ!美味しく食べてねっ!」

 満面の笑みで毒入りスープを手渡しする。

「わぁ、ありがとう!」

 女は俺の演技に気づかずに嬉しそうに受け取る。

 さぁ、飲め――!!

――ゴクッ

 よし、しっかり飲んだぜ。

 この神経毒は即効性だ。

 飲んだ瞬間に効果が現れる。

――ドサッ

 よしよし、倒れたな。

 ナポリタンと顔を合わせ、卑下たる顔を(あら)わにする。

「ひゃひゃひゃひゃひゃ、騙されたな小娘。世の中には高額な報酬には裏があるんだよぉー!」

「お前はこれから、奴隷商に売られるんだ!」

 俺はいつもこの瞬間の高揚感大好きなんだ!

 ゾクゾクしてたまんねぇんだ!

 倒れた女の顔を覗き込むと……冷たい目をして笑っていた。

 なぜだ。

 いつもの女なら恐怖に顔を歪ませているのに……っ!?

――ゾワッ

 !?なんだ?

 いつもとは悪い意味でゾクゾクする。

 倒れた女が立ち上がる。

 なぜ立っていられるんだ!?

 お前は、神経毒入のスープを飲んだはずだろ!?

「ふふふ、良かった。あんたらみたいなクズなら遠慮なくぶん殴れるわ」

 女はそういうと(あや)しく笑う。

 あぁ、美しい……

 そう思っていると顔面に鈍い痛みが走る。

 なぜ新人冒険者がこんなに強いんだ⁉

 長く考える間もなく少女にもう一度殴られ、意識は刈り取られた。

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