第21話 歪んだ愛の被害者
私は今、急いでウィンが連れ去られた方向へ走っています!
ウィンがウィンのお母さんにさらわれたんだけど、どういうこと?
なんかウィンを当主にするとか言って、さらっていったんだけど…どうゆうこと?
とりあえず追いかけているけど、、、
コヨウさんが凄い速さで飛んで行ったから、私のような足の速い獣人じゃないと追いかけられない…
だからシーちゃんはおいてきてしまった…
シーちゃんは自分のペースで後から追いかけてくれる…はず…。
そういえば、シーちゃんが困難が訪れるとか言っていたよね?
それってつまり、コヨウさんと戦うってこと?
…無理‼
シーちゃんが一緒に戦ってくれれば心強いのに~!
鬼と戦ったし、少しは強くなっているかな?
『――鑑定――』
【名前】パープ
【種族】獣人
【レベル】50 ◁24up ♀
【年齢】12歳
【魔力値】412/415 ◁58up (??の呪い中 ???down)
【体力値】294/294 ◁139up (??の呪い中 ???down)
【スキル】
(呪いにより??down)
真実の鑑定Lv1 地魔法Lv3 光魔法Lv3 水魔法Lv3◁1up 風魔法Lv2 火魔法Lv1 闇魔法Lv1 身体強化Lv4◁1up 隠密Lv2◁1up 体術Lv1
【称号】
転生した者 王族の隠し子 捨て子 神童 狼スレイヤー 金髪の悪魔 大三賢者 ??の友達
【総合戦闘力】1450 ◁257up
――鑑定LvがMaxになりました。 そのため鑑定が真実の鑑定になります。
おお! 結構上がってる!
これで少しは戦えるかな…?
……ん?
あれ? もしかして鑑定が真実の鑑定になったからかな?
??の呪いっていうのが見えるんだけど……? 私、いつ呪いにかかった!?
呪いのせいで??downってあるけど、もしかして本当の私はもっと強い?
なんの呪いだろ…
強い敵と戦うのなら呪いは解いておきたいけど…
今はそんな暇はない!
戦闘になると思うと体力を温存しながら走らなければ!
でも、できるだけ早く走る。
走っりながら戦法を考えなくちゃ!
♢♢♢
私はウィン! 捨て子だ!
捨てられていたところを師匠が拾ってくれ、今まで生きてこれたのだ!
そして今、私の母を名乗る者に…連れ去らわれてます!
いや、どーゆーことだ⁉
私さ、もっとこう…感動的なのを期待していたのに無理やりさらわれるって…
「ここがどこだか分かるか?」
コヨウさんが雪の大地に私をおろす。
「ここは私が捨てられていた場所…」
この極寒の地に齢0歳の娘を捨てたのだ。
それをいまさら帰ってと言われても困る!
「私は、、、孤独だった。 お前が“消えて”からは本当に孤独だった」
コヨウさん! もしかして、誰かが悪意で私と母を離れ離れにさせたのかな…?
だったら、だったら戻ってきてあげてもいいかな…?
「今まで過ごせなかった分、これからはしっかりお前を“アイ”すよ…」
――ゾワッ
コヨウさんからドロリと冷たい意志・気持ちが溢れ出てくる。
まるで『もう離さないからね?』と言っているような目…
“アイ”がなんかすっごく歪んでない⁉
さっきまでいい感じだったのに。
これは…絶対に了承してはいけない…
了承したら、、、もう一生パプたんやシーちゃんに会えない気がする…
それどころか外にも出してもらえなさそうだ。
「悪いけど、それは無理…です…」
「なんで? ナンデナンデナンデナンデ?」
ひいぃぃぃ!
怖い怖い! 壊れちゃった⁉
「そうか… なら仕方がないな…」
諦めてくれたの…?
「傷つけたくなかったが、無理やりにでも家に連れて帰る」
空気が変わった…
凄い威圧だ… 立っていられなくなるほどだ…
この人は…本気だ。
本気で私を連れて帰ろうと攻撃してくる。
多分、手加減なんかしてくれないだろうな…
こうなったら、足掻くだけ悪足掻きますか!
きっとパプたんが助けに来てくれるはずっ!
それまでの辛抱だ!
『――桜獣化――』
次回、コヨウさんとの戦闘です!
やっとたどり着いた……




