第18話 炎鬼との戦闘②
これはウィン目線です。
さあ、第二ラウンド開始だ。
とは言っても、どーしたらいいものか…
腕力も戦闘センスもスピードも向こうが上。
さてどーしたもんか…
そしたらもう、この戦いの中で強くなるしかないね…!
急に強くなれるものは…『身体強化』しかないね。
『身体強化』はより効率よく魔力を循環させることでより強くなる。
『桜獣化』したことで魔力も上がったから、『身体強化』も強くなりやすいはず…!
「どうした? そっちが来ないならこちらから行くぞ!」
フローガが炎を全身に纏ってこっちに突っ込んでくる!
避けれたけれで、コートが炎にかすったようで、激しく燃え始めた。
コートをフローガの視界をふさぐようにして脱ぎ捨て、その間に死角に移動して殴打!
すると全て分かっていたようにフローガが振り向き、私の殴打を避け、逆に私に反撃してきた。
「かはっ!」
フローガの鋭い爪が私の腹を貫く。
いったあ⁉
くそっ! 油断した。
幸い、急所が外れているからまだ動ける。
もの凄く痛いけど…
相手は歴戦の猛者なんだ。 もっと裏をかかなければダメだ…。
もっと魔力循環を正確にするんだ!
体の隅々まで魔力を行き渡らせるんだっ!
私の殺気がたち込め、場の空気がガラリと変わる。
「っ⁉ お前…何をした?」
フローガも場の空気が変わったことに気づき、少し困惑している。
私は手足を地につけ、足に力をためる。
別に立つことにこだわる必要はないよね。
地についている手足が多い方が速く走れるはず。
なら4足の方が戦いだと利点が多い。
今までにないほど魔力を手足に込める。
怪我の具合からしてもう長くは戦えない。
ならばすべてをこの一撃に懸けろ!
フローガも私の意志を感じ取ったようで力をためている。
勝負は一瞬。
恐らく先に攻撃した方の勝ちだ!
さあ、死ね――
同時に飛び出す。
私は手を手刀にしてフローガに切りかかる。
フローガは同じみの炎を身に纏い殴りかかる。
私は避けない。
そのまま突っ込んでいき、攻撃を食らった。 けれど私は止まらない。
その時、フローガがそれを待っていたようににやりと笑い、炎の球を投げつける
しかし私相打ち覚悟で手刀をフローガの首に切りつける。
――ドオオオォォン
その瞬間、私の体は急激に熱くなった。
フローガの炎が燃え移ったこともあるけれど、何より私の魔力が暴走している?
そのまま魔力が体の中を暴れ出し、その瞬間だけ私の手刀は鋼をも切り裂く手刀となった。
そして私はフローガの首を切り裂いた。
「…⁉ ウィンッ‼」
今、パプたんの声が聞こえて気がする…
私はフローガの攻撃をまともに受けたことで倒れ込む。
意識は闇へと沈んでいった…
これで炎鬼戦は終わりですね。
次の戦闘ではまさかのあの人との戦い!?




