第140話 真名の苦悩
私は真名。 一応、見習い創造神です! 私は、エトワールの創造神メルローズと、エトワールの精霊神シーの魂が混ざったハイブリッド魂を持つ者です。
一応、ベースはシーらしいけれど……性格面はメルちゃん寄りになってしまっています。 少し嫌な感じ……。
だってメルちゃんは急に左手で目を抑えて右手をかかげて『この感情はナニ……?』っていったりする、いわゆる中二病の心を持った残念神様なのよ!
その残念神様に似ているって、不名誉極まりないわ! ……私もメルちゃんみたいに、中二病な心を持っているの。 なんかごめんなさい。
例えば……リバーと言う子に助言するときに、『ここまで堕ちて来なさい』って言ってしまったの! 本当はそんなこと言う気は全く、全くなかったの! なのに、勢い余って言ってしまった……。 それで誰にも迷惑がかからなければそれでいいと思うの。 でもね、あのセリフのせいで……リバーが闇落ちしてしまったの!
本当にごめんなさい。 私の一言で純粋な子が闇落ちするなんて……。
これだけは、言わせて。 悪気はなかったの!
♢♢♢
それからなんやかんやあって、私は”フィフティーン”という世界の創造神になることになりました。
今はメルちゃんの元で創造神になるための指導と、”フィフティーン”の設定(?)など色々と調整をしているわ。
あの世界は本当に厄介な世界。 遠くない未来で滅ぶ。 本当に厄介な世界を押し付けられたな……。
それで、世界を滅ぼす者は、悪魔と天使の混血児のラビィアンという子。 幼いうちに母親を亡くし、父や兄には酷い扱いを受ける哀れな子。 ついには心が壊れ、世界を滅ぼすまで暴れ回る。
……世界の滅亡を阻止するには、この子の存在を消すしかない。
私とメルちゃんはそういう判断をした。
『小を殺して大を生かす』 創造神になったらこんな決断はなんどもあるはずだ。
今回もそれだ。 哀れなラビィアンを殺し、世界を生かす。 世界を生かすにはこれしかないのだ。 これしかないの……。
本当にそうなの……? まだ道はあるんじゃないの? それに、ラビィアンを殺したとしても、同じことがまた繰り返されちゃうんじゃないかな?
それに、私は小を諦めたくない。 まだ新人の創造神だからこそ、失敗を覚悟で挑戦してみたい。
だったら……そうだ!
ラビィアンの中に入っている魂を入れ替えましょう。 メルちゃんと同じことをするようなものだけど……これしかないの。 小も大も救うためには、これしかない。
ラビィアンの中に入る魂には申し訳ないけど、力のない私にはこれしか出来ない。
ちょうどふよふよと輪廻から外れている魂はないかな?
うーん、あった! 本当はこんなことしちゃダメだけど、ごめんね。 君には”フィフティーン”に来てもらうよ。
せめてもの償いに、私の加護を与えるから。
私にはこの世界の未来は分からないけど、なんとか滅亡しないで良い世界になってほしいな。
そのために私は、全力でサポートするから! 安心してね!
これにて完結!
あ、あれ? 最終話にパープは登場しなかったね!? まぁまぁ、気にしないでくださいな。
ここまで来れたのは、応援してくれた方々のおかげです! 本当にありがとうございました!
パープ、半年間だけだったけど、本当にありがとうね!




