第14話 会議
投稿遅れてすみません〜
「あっ!? お泊まりしてて忘れてたけど、今日用事あるんだった!」
え?
用事を忘れるなんて、ウィンはなんておバカ……
あれ?
私も今日、用事あったわ……
人のこと言えない……
しかも、大事な大三賢者の会議……
「私も用事あった!! ごめん、シーちゃん! もう行くね!」
本当にごめんね〜
急げっ! ダッシュ!
うさぎ獣人は本気で走ったら現代の新幹線よりも速いんだぞっ!!
「「……?」」
ウィンと一緒にシーちゃんの家から出たけど、なんか方向まで同じだけど……?
そして何故か並んで走る。
なんで私の速度についてこれるの?
「パプたん、着いてこないでよ」
「こっちのセリフ」
「「……??」」
♢
「これから、大三賢者の会議を始める」
コヨウさんの言葉で場の空気が引き締まる。
「今回の問題は他でもない、魔族との戦争についてだ」
魔族についておさらいしておこう。
魔族は高い魔力を持ち、魔族の種族によるけど、身体能力も基本的には高い。
寿命は平均で300年くらい。
繁殖しずらいから、エトワールの人口のうち5%未満と言われている。
戦闘力が高いから、沢山いたら世界の均衡が壊れちゃうもんね……
これくらいがちょうどいいと思う。
魔族は、吸血鬼、ダンピール、夢魔、夢魔、鬼などなど……
まぁ、色々な種類がある。
だから魔族と獣人、どちらも特徴を持った者もいるから、それが理由で争いになったりする。
ザクロさんはダンピールで魔族だから、この戦争は内心複雑だと思う……
ちなみに、この世界の吸血鬼は不死身ではないよ!
ちゃんと急所を攻撃すれば死ぬからね!
「魔族には『過激派』と『穏便派』に分かれているのは知っているよな? そのうちの『過激派』である“鬼族”が人間の集落を襲っているという情報が届いた。」
「なるほど…。 その鬼を私たちが討伐するってことですか?」
「そうだ」
なんて仕事だ…
魔族の中でも強い部類の鬼族と戦わなくてはいけないなんて…
しかも大勢の鬼と…
「あのぅ、私は何のために呼ばれたのでしょうか⁉」
あ…
そういえばウィンも呼ばれていたんだった。
私、大三賢者なのに知らされていないなんてどうゆうこと…?
「お前には、“炎鬼”を討伐してもらう。 Fランクの雪の精霊が『魔境の森』にいるという噂を聞いて、少し気になってな…。 強かったら“炎鬼”を討伐してもらおうと思ったが…予想以上だったよ」
ウィンの噂がここまで来てるなんて⁉
ウィンは一体何をしたんだ⁉
「雪の精霊は一応水属性で火に強いから、コヨウさんは“炎鬼”と戦わせようとしているのよ。 火属性って強いのよね~ 私たちとは相性が悪いし。 だからあなたが適任ってわけ!」
ザクロさんがウィンの思考の補助をする。
大三賢者になって気づいたけど、ザクロさんって心は女性みたいなんだよね。
なんか母性を感じる…。
「わかりました‼ 任せてください!」
ウィンはやる気満々だ…。
「ここに詳しい位置と弱点が書いてある」
「っ! ありがとーございます‼」
そういうと資料を持って飛び出して走り去っていった。
ウィン…。 おバカだ…。
「ねえコヨウ…。 あの子に炎鬼、倒せると思う……?」
「わからない…」
え⁉ 倒せるかわからないのに任せたの⁉
「コヨウさん⁉ じゃあなんでウィンに任せたの⁉」
「試すんだ…」
「何を…?」
「……。」
はあーー?
だんまりか。
ウィン、大丈夫かな?
「じゃ、私たちも討伐しに行きましょう?」
「うん……」
納得できないけどしょうがない。
私は大三賢者の中でも最弱…
争っても瞬殺されるのが目に見えている。
こうなったらいち早く討伐して、ウィンを助けに行くぞっ!
さぁ、ウィンは炎鬼に勝てるのか!?




