第112話 ブティックでお買い物
皇帝の言っていたパレードまであと少ししかない。
ので! 今日は服を買いに来ました! もちろん、ウィンもシーちゃんもついでにウィンリー様も来ている。
何やらこのブティックは、どんなに手間のかかる服でも一週間以内で作ってくれるらしい。 ただし、お金は結構かかる。 でも、費用は全部帝国が負担してくれるからおっけー!
世界で5本の指に入る有名で高級ブティック。 シーちゃんの伝手で貸し切りにしてもらった!
女子専門だし、リバー達は……別の店ね! パレードまであの顔面偏差値高い男たちの正装見れないのか……。 残念!
「いらっしゃいませ」
店に入ると、上品そうな中年女性の店員さんが猫なで声で話しかけてきた。
「今日はどのような服に致しますか? シー様御一行様」
今日は!? ってことは、、、シーちゃんはこの店の常連なの?
「奥へご案内しますわ」
そう言って案内された部屋はめっちゃ豪華! そりゃそうか。 上級貴族も出入りする店だもんね。
「こちら、パンフレットとなっております」
人数分のパンフレットとフルティーな香りのするお茶を差し出す。
「ありがとう、マダム」
シーちゃんは慣れた手つきでお茶を口に運びながらパンフレットを開く。
ウィンは……ずぞぞぞーって飲んでる。 ウィンリー様はシーちゃんに負けないくらい綺麗な所作で飲んでいる。 多分、前世でこういう場を何度も経験していたのだろうな。
元は同じなのになんでこんなに違うの?
まぁ、シーちゃんには及ばないけど、私は所作をマスターしているわよ! お茶の所作だけだけど……。
「マダム、これを試着してもいいかしら?」
「えぇ」
そう言ってシーちゃんは試着室に行った。
うーん、いろんなドレスとかあるけど、何にすればいいやら……。 シーちゃんのを見て参考にすればいいか!
「みんな、これどう?」
シーちゃんが着た服は……
「「「騎士服!?!?」」」
髪をまとめて結って剣を腰に帯びている姿はいつもと違う雰囲気ですっごくかわいいけど……ドレスを期待していた私、否、皆は猛反対だよっ!
「なんで騎士服!?」
「シーちゃんのドレス姿が見たいな~」
「シー、お前にはドレスが一番じゃ」
この店のマダムまで頭をコクコクと上下に振って賛同する。
「そんなに似合わなかったかな……?」
シーちゃんはしゅんとして、席に戻り、パンフレットを開いた。
ふー、騎士服は諦めてくれたみたいだね!
シーちゃんは聖女っぽいイメージが周りからついているし、騎士服なんか着てパレードに参加したら大ブーイングだよ!
そう思いながらパンフレットのページをめくると、一つ目に留まるものがあった。 シーちゃんにすごく合いそう!
「シーちゃん、これどーお?」
「――!」
♢♢♢
全員の服が決まり、試着室でみんな着替える。
いやー、シーちゃんの服これにしといて本当に良かった! そう思いながらシーちゃんに目を向ける。
純白の丈の長いドレス。 なんと、髪飾りとベール付き! 聖女っぽさで統一されていて、シーちゃんの青い髪と相まってやっばいことになっている。 これは、、、光り輝いていて目が痛いわ!
ウィンは普通のドレス。 うん、可愛いけど、シーちゃんと比べると……ねぇ?
ウィンリー様はThe、雪の女王みたいなマーメイドドレス。 う、美しいっ!
そしてそして! 私は何と! 騎士服にした!
だって、ドレスって動きづらいし……いつ黒幕が来ても大丈夫なように騎士服の方がいいよね!
……私って意外と騎士服似合うわ……。
シーちゃんには敵わないけど、自分で見て惚れ惚れしちゃうっ!
金額を見てみた。
……目を剥いたよ。 まさか、、、あんなに高いなんて……!
まぁ、帝国が払ってくれるからいいけど……。
皇帝、これは必要経費だったんだ! 許してくれっ!
日本円にして約数兆円!




