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転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります! ~友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました⁉~  作者: 氷河の一輪
第六章 うさ耳少女は黒幕を倒しますっ!

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第111話 戦慄の姉妹喧嘩

「きゃー! パープ様ー! こっち見て~!」

 ……もう清々しいくらいの手のひら返しだね!

「あの人……ウィンなの? 雰囲気変わった?」

「隣の桜色の髪した人は誰? 双子みたいに似ているわ」

 そう……ウィンリー様を学園に連れてきたのだ!(もう知っていると思うけど)

 二人は双子みたいに似ているし、みんなが混乱するのも頷ける。 まぁそれを利用して、本当は双子ではないけど、双子っていう設定で通しておく。

 まぁ、説明を何度もするのも面倒くさいし、クラスについてからコヨウさんに説明してもらおう。 もちろん、裏工作はしているさ。 これでコヨウさんも共犯者! コヨウさんはウィンの為なら何でもするし、信じてたさ!


♢♢♢


「新しくこのクラスで授業を受けることになったウィンリーだ」

「「「⁇⁇」」」

 みんなはえ?って顔をしている。 まぁ当たり前か。

「コヨウ先生、その人はウィン様ではないのですか?」

「魔王との戦いで、ウィンは髪の色が桃色になってしまったのだ。 そしてこっちの水色の髪の方はウィンの双子だ。」

「なんで今になって学園に通うことになったのですか?」

「えー、今まで病気がちで通えなかったが、なんかいろいろあって通えるようになったんだ、うむ!」

 チラチラとカンペを見ながら言うコヨウさん……説得力が皆無!

「では、ウィンリー、自己紹介を」

「我はウィンリー・ブロッサムだ。 得意な魔法は雪じゃ!よろしく頼もう」

 えー、みんなは空気を読んで拍手をしてくれました。

「ねえねえ、ウィンリー様って何の精霊なのかな?」

「たしかに!気になる〜」

 と、ヒソヒソと話していると、、、

「我は雪の精霊じゃ!」

 さすが地獄耳! まぁ、私も聞こえたけどね! うさぎの耳舐めんなよっ!

「双子揃って雪の精霊なんだね〜」

 と、またまた聞こえてくる。

 もう説明めんどいから言わないけど、ウィンは雪の精霊だったけど、なんやかんやあって今は桜の精霊だよ!



 休み時間、ウィンリー様とウィンの周りにワイワイと人が集まってくる。

「わー! 本当にお人形さんみたいに綺麗!」

「体は大丈夫なの……?」

「あぁ、大丈夫じゃ」

 みんなに質問攻めやらべた褒めやらでウィンリー様は上機嫌だ。

「ねぇ、どっちがお姉さんなの……?」

 誰かがポツリと呟く。 その言葉に教室は静まり返り、緊張が走る。

 皆が気になっていたこと……ポワポワしている方が姉か、キリッとしている方が姉か……!?

 さあ、どっちが姉なのだ――

「「もちろん……」」


――ゴクリ


「私が姉よ!」

「我が姉じゃ!」


 教室が凍りつく。 どちらが本当なのかと皆が顔を見合せた。

 え……? 別に本当の姉妹じゃないし、偽造の姉妹だよ? そんなのテキトーに話し合わせとけばいいじゃんか。


「我の方が強いから我が姉じゃ!」

「私の方が姉としての威厳持ってるもん!」


 ん-、いや? いやいや? ウィンは姉としての威厳何も持ってないよ!?


「ここで白黒つけてやる」

「望むところよ!」


――ブワ――


 二人の威圧がバチバチと火花を散らし、教室が凍る。 凍ったのは物理的に凍ったのだ。 ウィンリー様の魔法によって。

 ウィンも負けていない。 けど、やっぱり力の差がありすぎる。 このまま戦ったらウィンが確実に負ける。

「きゃー!」

「うわー!」

 周りからは悲鳴が上がり、皆が逃げ惑うけれど、二人は威圧をやめない。 ついには窓ガラスまで割れそうになり、ガタガタと嫌な音を立てた。

 どうしよう! 止めないとまた教室がぶっ壊れる! それに、ウィンが怪我しちゃうかもしれない!

 二人の威圧が強すぎて、割り込みたいけど割り込めない!

 どーすればいいんだい!?


「二人とも、やめなさい?」


 シーちゃんの声で二人の威圧が霧散する。 二人ともギギギギと音が聞こえてきそうなほど、ぎこちない動きでシーちゃんの方を見る。

 二人は何を見たのか顔を青くする。 いやー、何をみたんだろうね、うん。 世の中には知らない方が幸せなこともあるんだよ?

「「ご、ごめんなさいっ!」」


「さすが海の宝石(マリンジュエル)!」

「聖女様……」


 周りからはシーちゃんへの賞賛の嵐! え……さっきのはマジで何だったの?

ゆるゆる回でしたね(笑)

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