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終わったんだなぁ

作者: やす

連休中は仕事に当てていた。

お休みにしたら、あなたが僕のそばにいないことを実感してしまうから。


今日、1人で仕事していたら、あなたに連絡したくなって、やっぱりやめてを繰り返してる。なんて声かけていいか分からない。


ああ、あなたがいなくなったんだって思った。

連絡できないことは無いのに、連絡することができない。


僕達、終わったんだな、そう思った。


あなたがもういないことがたまらなく寂しくて、悲しくて、そして分からなくなる。


同じところにいて、同じことを思って、同じように感じていたはずのことが嘘みたいに消えてなくなってしまった気がする。


どうしてあなたは僕といてくれたの?どうしてあなたは僕のそばにいたの?どうしてあなたは僕に触ってくれたの?


全然分からない。


答えの出ない問いを繰り返していても、しょえがないことは考えない、と言われそう。そのことだけがあなたがいたことを現実だと思わせてくれる。皮肉だ。


ねえ、今あなたは何してる?もう聞けない質問をいつまでも繰り返してる自分に嫌気が指して、どこかに逃げ出して、消えてなくなってしまえたらどんなにいいのに。


明日が来て、何も考えないで、思わないで、前に前に進めていけたらどんなにいいだろう。


明日は元気に過ごせてる?何ヶ月も何年もたった僕は、なったこともない晴れやかな気持ちで毎日を過ごせてる?

今のこの時間が切り飛ばされて、明日が来ない体になってももういい。今が終わってくれるなら、もう何も無くなってもいいや。


あなたがいないことは生きていないことと同じだから。

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