人との出会いが糧となって生きる話
人との出会いが糧となって生きる話
年末ですね。昨年まではサービス業だったり、通信業の事務とかしてて年末とか世間一般の連休って何それ状態だったんですが、今は世間通りの年末休みと土日祝日休みを有効に使っています。
思う存分、小説が書ける! いつの間にか毎日欠かさず書かないと落ち着かない……そんな体と脳になっていました。それは恐らく、まだ小説の方では明確な締切やスケジュール等が定められていないからだと思いますが。今でも時々はライターの依頼が来ることもあるんですが、完全に小説だけに集中したいのでそっちは辞退している感じです。
これから先、生きていくのにアレもコレもと手を出していてはいいモノが書けないと思ったからです。小説の方はまだプロでもなく、自分としてもまだまだ及ばないレベルです。作品はたくさん書いていますが、まだまだといったところですね。
色々手を出さない方がいいよ。そう言ってくれた人がいました。美術館では無く、事務の仕事でした。何気なく潜んでいるといったら語弊がありますが、本当にわたしはそういう人に出会う率が高いみたいです。その人は見た目、普通のおじさんで、優しい方でした。
新人で入ったわたしたちに対して、真摯に指導して下さったのが今でも忘れられないのですが、入ってまだ覚えきれていない一カ月が経った頃に、その方はあっさりと辞めて行かれたのです。
本人は包み隠さず、実はこういうことを書いてるんだよ。なんて教えてもらった時は驚きました。彼は、まさしくプロで、本を出しててしかもあのマツコの知らない世界にも出演を果たしていたライターさんだったのです。
辞める理由は、これから一年かけて取材をしながら執筆をすると言ってました。名前は出しませんが、とある食べ物だけを食べ続けて極めて、それを本に出している方です。マツコ以外にもラジオや、他の局にも出ていた方なのは後から調べて分かりました。
事務の派遣。色んな事情を抱えて仕事をしている方がたくさんいます。アーティストもいるし、漫画家、声優の卵さん、モデルさんと、ダンサーさん。
ただその時にシナリオを書いていた私にとってはその方のアドバイスは心に染みました。そして、それは今でも忘れてなく、根付いています。いつか、対談出来たらいいなと……ジャンル違うから無理かな。
その方に言われた言葉を守りながら、わたしは動きました。小説一本で生きていく決意と覚悟を。と言っても、兼業をしつつ、です。今は……
わたしはとある出版社ともコンタクトを取りました。そこで募集していたのは原作のシナリオでした。何度もメールでやり取りをして、何度も企画のタイトルと詳細を送っていたのですが、惜しいけど届きませんでした。
ただ、とある編集者さんの言葉がわたしをシナリオから小説へ突き動かしました。詳細はさすがにエッセイでは語りませんが、心を動かさせてくれたのは紛れも無くわたし自身が動いて、それが結果となって道を決めたからに他なりません。
では、また次回もお話します。お読みいただき、ありがとうございます。