表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/93

6.水と火

 バトルが始まり最初に仕掛けたのはケイ。

 だが、それに対抗するべく、サヤカは身に着けた物操力(ぶっそうりょく)を繰り出す。

(いきなり何て量の物操力で攻撃してきやがる!)

 受けたら無事では済まされない攻撃に、俺は戸惑いつつも対処を考える。

 だが、あいつをもう一度よく見ると、この攻撃だけではない別の要素も加えようとしていた。

(両手が近づいてきている……!!)

 この水はたいして重要じゃない。

 恐らく前を塞いで俺を銃で仕留めるのが目的なのだろう。

 実際、前後左右の逃げ道は断たれた。

(はっ、無い知恵絞って考え出したのがこれか?)

 確かに並の魔人なら、逃げられずに撃たれているのかもしれない。

(だからこそ、なめるなと言いたいわ!)

[我が炎を解き放て”熱波ねっぱ”!]

 身体から炎を吐き出し、迫りくる水に向かって飛び込む。

 その様子を見ていたサヤカは少し驚いたが、ならばと全力でぶつけにきた。

「火は水に弱いって思ったか! その常識、粉々に砕いてやるよ!!」

 嘲笑って顔を腕で覆いながら水に入った瞬間、周囲からジュワッという音が聞こえ、そのままその水の空間を抜け出た。

(不意は付けた!)

 身体全体を覆っていた炎を消し、そのまま一直線にサヤカの方向へと走る。

(この速さと機転ではいくら何でも反応できまい!)

 今度は何も纏わず、小細工をせず、攻撃をすることにした。

 がしかし……。

「くっ! ちょこまかと鬱陶しい男ね!!」

 そんな言葉を発したと思ったら、出していた水を切り、こっちに銃口を素早く向けて撃ってくる。

「何っ!?」

 俺は慌てて後ろへ飛び、銃弾から逃げる。

(あ、あり得ねぇ……。素人がそんな素早く反応できんのかよ)

 不意を突けたと思っていただけに、この反撃は予想外だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ