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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の戦場
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基地での日々もしくは任務

本日2話目です

 基地配属かつ隊長任命より5日がたった。その間は何もなかった。いや何もなかったではなく何もできなかった。実機の訓練は機体はまだ整備中で無理、シュミレーターは1月前まで予約済み、班員集めは基地に所属している人は勝手に所属を変えるわけにはいけないし、傭兵は高すぎる。ならば走り込んだりしているのだが、走ろうとする度に上官が現れて小隊詰め所に入ってろと言うので3日で諦めた。

「さすがに暇だー」

「そうですね」

「何か持ち込むか、プラモでも持ち込んで作ってるか」

「それ持ち込んだら上官来て取り上げられるんじゃないですか」

「だよな」

 だからこれまでの4日間は朝起き、詰め所ですごし。

「そろそろお昼ですね」

「だな食べにいくか」

 昼を食べ。

「美味しかったな」

「そうですね」

 まただらだらすごし。

「そろそろ時間」

「ですね」

 時間になれば帰ると言う生活であった。


 6日目も朝起き、詰め所に行き。

「おはようチバ」

「おはようナカイさん」

 だらだら過ごす。

「ってさすがに暇だ、と言うかなんだよこの予定表予定はもちろん休暇も書いてないじゃん。何干されて暇な兵隊は休暇はないのかよ」

「休暇は一応戦時中だしないんじゃ」

「わかってるよ、だからせめて訓練でも………ってチバに言っても無駄たよな」

「そうですよ、で一応確認なんですけどナカイさんはコールサイン何番に変わったんですか」

「ああ751だけど、確認しても使う機会あるのかな」

「そうですよね、私は854ですね」

 ついでに言えばこの基地は98なのでコールサインは98-751であるのだが出撃がないので本当に関係ない。

「せめてこんな話してたら来るんじゃないかな」

「ですよね」

「毎日やってるんだけどね」

 出撃はなくてもいいからせめて任務がほしかった為だ。しかし今回は本当に効果があったようだ。

『第7小隊5班第3格納庫へ繰り返す第7小隊5班第3格納庫に』

「よし来た」

「ナカイさん急ぎましょう」

 急ぎ第3格納庫へと向かった。


「遅い」

「はっ申し訳ございません、第7小隊5班到着しました」

「まあいい任務だ、とある研究施設が敵襲の可能性がわずかにある、その為にお前たちを派遣する以上」

「「了解」」

「これにともない班に1人人員を追加する、来い」

「はっ」

「サトウだ、本日付で第7小隊5班付のドライバーとする、移動先は後ろの輸送機に登録済みだ準備が出来しだい出撃せよ」

「「「了解」」」

 上官が去る。

「全員搭乗」

「「了解」」

ドライバー

戦車以外の操縦を担当、要するに裏方。また戦車以外の乗り物はある程度簡略化されており少し練習しただけで操縦可能。

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