開戦もしくは初陣3
今更ながらこの小説では普通の会話は「」無線機などをしようした会話は『』モニターなどに映った文字などを〔〕と分けております。
そう伝えるとモニターに映っている敵機に4機の内1機に照準を合わせ直し、右の操縦幹についているスイッチを押す。それがライフルのトリガーとなっている。押すことにためらいはない、シュミレーターや練習機で何度も行った操作だからだ。
機体が反応してライフルのトリガーを引き、弾を撃ち出す。外れる。また押し、撃つ。外れる。
『759上空の気流で弾がそれてます』
「そうか、なら解析早くしてくれじゃないと落とせない」
『今やってます』
「後どれだけずれてるんだ」
『ばらつきがあって正確な値は』
「759了解」
そうしている内に敵機も攻撃可能な位置まで降りてきたのか撃ってくる。それを盾で受ける。降下中と言う状況であり敵機の命中率も低い。がばらまいているのか微かに当たるが盾のお陰かほぼ影響はない。
『うわあああああああ』
『613落ち着け、そう簡単には死にはしない』
暴れだした613機に教官機が近づき止めようとしている。
『759解析完了、照準に適応させます』
「847助かる」
チバが送ってくれた情報によって命中率も多少上がる。そのために撃ちまくる。
「847敵のパラシュート展開予定高度まではどれくらいだ」
『後10秒です』
降下作戦では機体の減速の際はパラシュートを開きついでにスラスターによって姿勢を制御して着陸することで行う。そのために降下された際はパラシュートを狙うのが定石である。
『後3、2、1』
が開かない。
「おい、開かないぞどうなってるんだよ」
『計算に間違えはないですよ、式入れたらコンピュータが行ってくれるんですから』
「じゃ何でだよ、くそ弾切れかよ」
ライフルを投げ捨て、腰にマウントしたマシンガンを装備させる。
『わかんないよもう』
照準を合わせ、射撃。敵には当たる、だが致命打は与えられない。敵機が背面から武器を装備する。経口が大きい武器であることを認識した地点で盾を構えながら移動。
爆発。
『教官機ならびに613大破、どちらのパイロットの生存反応ありません』
『ねえカイ、カイ聞こえているなら返事しなさいよねえ』
『759敵機の武器は推進装置をつけたグレネードランチャーだと推測、名称を旧世代に使用されていた兵装からバズーカと命名します』
爆発に目をとられ、視界をはずす。
『759今パラシュートが』
「今かよ」
マシンガンを撃つが減速しきったのか即座に破棄、スラスターを使用し4機ともグランド着地した。そのまま、新兵器のバズーカを破棄、それは自爆装置でも組み込まれていたのが落とした途端に自壊していた。
『…………降し………ちだけ……………』
無線機が何かを行っている。周波数を合わせる。
『投降しろ、命だけは助けてやる』
『嫌だね、誰がお前らなんかに従うか』
『ならば死ね』
「マジかよ」
戦闘は続行する。
用語説明
ライフル
長距離兵器、敵のメインカメラやらパラシュートなどを撃ち抜くときに使用
マシンガン
中距離兵器、弾をばらまき敵を足止めしたり怯ませたりするのに使用
ショットガン
近距離兵器、弾を一度に何発も出し敵を確実に怯ませる際に使用
グレネードランチャー
特殊兵器、爆発により敵を仕留めるが直接当てる必要があり、また射程、弾速がないために上から降らすことが可能の降下作戦時に使用