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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の戦場
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死地3

 偵察初日、天気は晴れ、戦車の中に待機。1人当たりのノルマ6時間とし監視と警戒、休憩を交互に行うことを決める。特に異常なし。


 偵察2日目、天気は曇り、戦車の中に待機。特に異常はないが異常に蒸し暑くなる。パイロットスーツのしたに尋常じゃないくらいの汗が流れるのがわかる。

『751大丈夫ですか』

「大丈夫」

 スコープを覗きながら水を飲む、がその水は生ぬるく清涼感が一切味わえない。

「そう言う752はどうなんだよ」

『私はその機械なので、必要ない情報はカット出来るので不快感はありません』

「忘れてた、辛いの俺だけかよ」

『私が24時間監視しましょうか』

「24時間待ってるのも暇なんだよ、戦闘区域だからなんでも自由に出来るって訳でもないし」

『そうですか』

「そうなの、仕事があってもめんどくさいけど仕事がなくても暇なの」

『わかりました』

「わかったなら後5時間休んでてくれ」

『了解』


 偵察3日目、天気は曇りで蒸し暑い、戦車の中に待機。敵の小隊、戦車3機を確認、同時に撃破できる手段もなく、またこちらに気づいた様子もなかった為に、攻撃を実行せず。

「ふぅ、まだバレてないな」

『751移動しますか』

「いや、変に動いてバレたくないからまだ待機」

『了解、まだ大丈夫ですね』

「多分」

 そんな話をすると実は囲まれているのではないかと言う恐怖が頭をよぎる。だがだからと言って動き回れば危険が増える。それに動けば痕跡が残ってしまい、また追われる。偵察する前だって。

「752ここまで来るまでの痕跡は」

『隠してあるはずですが』

「そう、だよな、そうだよ、そうなんだよ」

 半分は自分に言い聞かせる用に話す。

「よし落ち着いた、752に交代、俺は寝る」

『了解』


 偵察4日目、天気はどしゃ降り、いつものようにスコープを覗く。前にここで戦った際にあった敵機と同じ機体色の5機が見える、その内の1機はこちらにカメラが向いている。見られている、見られている、見られている。

『751距離の確認を』

「あ、ああ」

 確認する前に敵機が動く、こちらに近づいてくる。

「752攻撃を断念、退却しろ」

『了解敵機を撒きつつ後退します』

「それでいい逃げるぞ」

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