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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の戦場
3/115

開戦もしくは初陣1

 警報が鳴り響く。

『緊急事態発生、緊急事態発生、アルコールを摂取していていない卒業生を中心に戦車に搭乗せよ繰り返すアルコールを摂取していていない卒業生を中心に戦車に搭乗せよ』

「つまり俺か」

 まだパーティー会場についていない、そのために戦車の格納庫に向かおうとする。

「ナカイさん行くんですか」

「行くけどどうせ演習だろ、だから1番の劣等生だった俺が1番について全員を大笑いしてやる」

「あのさ俺もいるんだが」

「忘れてた、じゃあとはよろしく頼む」

「忘れてたっておい、まあいいか急ぐぞ」


 格納庫に向かう、騒然としているが演習だろうという空気があり全体的に終息ぎみである。

「ナカイ遅いぞ」

「お前が早いんだよ」


 更衣室によりパイロットスーツに着替え格納庫につく、俺も含めて生徒は4人、それに教官が1人だ。教官が叫ぶ。

「これだけか、まあいい全員戦車に搭乗せよ、状況は戦車内で説明する」

 メットを被り、手近にある搭乗用リフトに飛び乗る。そしてコックピットハッチを開放して乗り込む。座席に座り4点式のベルトで体を固定しOSを立ち上げる。パイロット各個人に与えられている場所毎に割り振られてる番号とパイロット判別番号である[93-759]を入力して準備完了である。

「こちら759準備完了しました」

『よしそれではオペレーターもついたようだ作戦を通達する、我々は隣の惑星であるハディーニュから宣戦布告を受け宇宙軍が奇襲を受けた、我々はこの近隣に降下するかもしれない敵から生徒を守らなくてはならない』

『教官避難のほどは』

『まだまだかかる、卒業式と言うわけで解放していたのが災いした一般市民が多数いる、だから訓練の数倍かかると見ていいだろう』

 秘匿通信が入る。

〔ナカイさん大丈夫ですか〕

「チバ状況は聞いたか」

〔はいじゃあオペレーター勤めますのでよろしくお願いします〕

「よろしく」

『総員武器を装備しろ、オペレーター準備できたか』

『641了解』

『613了解』

『524了解』

「759了解」

『オペレーター814・821・804・847準備完了』

『847です759よろしくお願いしますね』

 847とはチバのことだ。

「847、759はメインにライフル、サブにマシンガンを装備する頼む」

『847了解』

〔ナカイさん生きて帰ってくださいね〕

 すごく心配されているが、まだここに敵が来るとは決まっていないためにそんなに心配することはないだろう。

『759へサブのマシンガンは腰にマウントしておきます』

 装備などはほぼ自動で換装でき、それはオペレーターが操作して装備させる。

〔ナカイさん盾は〕

 本当に心配されている。盾は壊れやすくパイロットは誰もあまり信用していない、だがあって困る品ではない。壊れやすくとも数発は防いでくれる品だ。一応積むことにする。

「847、ついでに盾を左手につけてくれ」

『847了解』

 すでに準備してあったのかすぐに装備される。

『全機に通達、外に出て警戒に当たる各個出撃せよ』

「759了解、847へ通達、出撃可能か」

『はいできます』

「759了解、759出撃します」

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