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ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の戦場
12/115

初任務3

 撃つ。そしてどちらかに回避するはずなので賭けで右にグレネードランチャーを向ける。がしかし敵機は前進する、グレネードランチャーに自ら突っ込む。

「アホだろ」

 飛んでくるグレネードを左手で受け、突っ込んでくる。右に向けてグレネードランチャーを戻そうとするが間に合わない。

「し、しぬ」

 死の恐怖がよぎる。

「死、死にたくないんだよ」

 敵機が段々と近づき、棒を振り上げる。

「だから、無理でもやる」

 その振り上げたことでがら空きになったボディに突っ込む。

「うおーーー」

 衝撃。


『751751聞こえてますか751ナカイさん』

 目を開く。メインモニターはひび割れ消えており、ついでにあちらこちらから火花が飛び散っている。生きてるのに驚きである、さらに言えば目立った傷もないこともか。

「こちら751」

『ナカイさん生きてますか通信を早くしてください』

「こちら751、聞こえないのか」

 仕方ないとせめて起こすかと思い機体を操作するが動かない。

「動かないのかよ、くそ外の様子もわからんし」

 電子機器もほぼ死んでいるので分からない。その為にハッチも開かない。

「仕方ないか」

 腰についているハンドガンを確認する。戦車には効果はないが身を守ることには使えるはずだ。ついでに唯一生きてる電子機器と言うかなんと言うか自爆装置目をやる。こいつは戦車の動力である小型反応炉を爆発させる最後の武装だ。

「使えないよなこんなの」

 緊急脱出の手順であるコックピットハッチを爆破して開ける。目の前は地面が広がっていた。体を固定しているベルトをはずす。下に落ちる。

「さてどうなってるんだが」

 辺りを見渡す。基地が壊れていたりしている。そして倒れこんだ自機の前に足を損傷しているもう1機の戦車が。近付くが動きはない。機体によじ登る。そして胸の所にあるコックピットに近付く、今回の任務は機体の回収だだからこのまま機体を回収して安全を確保それからチバ達に回収して貰うしか生きて帰る手段はない。コックピットに近寄る。

「こっちで作られた戦車ならここら辺に」

 緊急時のコックピットハッチを開けるボタンを見つけ出す。

「あったと」

 コックピットにハンドガンを向ける。ボタンを押す。爆発。

「「動くな」」

 少女と銃を向けあった。

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